1991-09-18 第121回国会 衆議院 法務委員会 第5号
つまり私が問いたいのは、まあこういう席上でありますから、灰色無罪だというようなことを恐らく警察庁なんかも言いたいのだろうと思うけれども、そういうことは言ってないけれどもね、やや腹の底に、遺憾という言葉の中に、いやもう少し上手にやっておけばというようなことが私は含まれておるのじゃないかと思いますけれども、それならば裁判官は単なる抽象的な自由心証でやったのかということになるので、これは事前に通告しておる
つまり私が問いたいのは、まあこういう席上でありますから、灰色無罪だというようなことを恐らく警察庁なんかも言いたいのだろうと思うけれども、そういうことは言ってないけれどもね、やや腹の底に、遺憾という言葉の中に、いやもう少し上手にやっておけばというようなことが私は含まれておるのじゃないかと思いますけれども、それならば裁判官は単なる抽象的な自由心証でやったのかということになるので、これは事前に通告しておる
ただ、灰色無罪という言葉を実は私余り使いたくないのでございますけれども、われわれが理想的にそう考えても、さっき申し上げましたあれは責任無能力の例でございましたけれども、社会一般の感情というものがその線にまで到達するように啓蒙した上で法案としてお考えになるのでありますと無理がないと思うのでございますが、どうも私個人の感じとしましては、まだその段階まで行ってないような気がいたしました。
しかし、いまのお話を聞いておりますと、これは非拘禁にかかわりなく、むしろ拘禁に対する刑事補償、つまり現行法についても問題点があるのだ、疑問があるのだという御議論の延長線上にこの非拘禁が出てきているような感じがするので、私も実はこの法案の審議の過程で前回質疑もしたわけですけれども、俗っぽい言葉で灰色無罪、要するに検察官が立証に失敗をしたために、スポーツで言えばへたくそだったために犯人を逃しちゃったのだ
○沖本委員 私は、ただいまの御質問の灰色無罪、心神喪失による無罪と刑事補償について、同じような御質問になっていくのじゃないかと思いますが、最近犯罪被害者の補償が社会の問題になってきまして、私たちも犯罪被害者補償法要綱というのをつくって、御検討いただくようなことで当委員会へ提出しておるわけですけれども、そういう観点の中から、犯罪者である当事者に国が刑事補償をする、ところが被害を受けた人は全然補償がない
ところがこういう言葉を聞いて私も実はまた考え込まざるを得なかったのですけれども、いわゆる灰色無罪という、完全なシロではない、要するに捜査の方の不十分さのために有罪の立証に失敗をした。 〔委員長退席、保岡委員長代理着席〕 だから、スポーツで言うならば腕がなかったために負けたのであって、本来はこれは捜査のミス、公訴維持のミスの結果無罪になっただけにすぎない。
○青柳委員 灰色無罪というようなことのために最下限が決められたなどということは絶対ないという御説明でございますので、これは恐らく裁判所もそういう点で補償金額は決めるようにしていると思いますから、私はこれ以上時間をとってこの問題をやろうと思いません。 きょうは、あと他の委員の方からの質問の予定がありますので、これで終わります。