1997-04-24 第140回国会 衆議院 科学技術委員会 第6号
○井上(義)委員 「もんじゅ」の事故の後、動燃は、全マニュアルを総点検する、こういうふうにおっしゃっていたかに思うのですけれども、こういう火災想定のマニュアルというのは、全マニュアルを総点検する中に入っていなかったんでしょうか。それとも総点検されたんでしょうか。
○井上(義)委員 「もんじゅ」の事故の後、動燃は、全マニュアルを総点検する、こういうふうにおっしゃっていたかに思うのですけれども、こういう火災想定のマニュアルというのは、全マニュアルを総点検する中に入っていなかったんでしょうか。それとも総点検されたんでしょうか。
三月二十五日読売夕刊「着工前に火災想定 原子力委、対策盛らず」、こんな新聞が次から次へ出てくるわけでございます。 きょうも朝のニュースで、何かプルトニウムが検出されたみたいなことが出ていたのですけれども、国の安全審査をきちんとしてくださるから我々は安心して施設近くに住んでいてもいいなと地元の住民は頼りにしていた。
○松尾(正)委員 こういう石油貯蔵所の火災想定等の場合にいつも問題になりますのは、たとえばいま日石等では、三万トンクラスのタンクが一つの構内に十基くらいありますね。こういう場合にも、一つのタンクに火が入れば、あとは全部これを防止する設備ができております、こういうことをよく聞くのです。けれども、一たび製油工場の火災となった場合には、そんな、ふだん理想にしておるような状況ではこれは免れない。
このうち、検討の進んでいる東京の場合をもう少し詳しく申し上げますれば、以上の火災想定は、東京の場合は、年間平均風速三・五メートルの場合についての想定でございますが、もしその風が十二メートルというような強いものになりますというと、消火不能の火災数は、二百三十点も東京二十三区内で残ることになりまして、現状のままでは、避難不能の住民数は、東京都内で五十六万人という大きな数に達する。