1953-07-22 第16回国会 衆議院 農林委員会 第22号
それでもつくらなければ減らされるだろうというのでやつきになつて議員立法をされるわけですが、私はそういうものが出なくても、わくを大きく広げて行くことが農政の基本であるという態度を大臣がとられなければ、これは大蔵省の認識を大臣みずからが改められなければ、幾つもこういう立法が出て参る、今も灌漑畑地の特別立法をつくろうという。
それでもつくらなければ減らされるだろうというのでやつきになつて議員立法をされるわけですが、私はそういうものが出なくても、わくを大きく広げて行くことが農政の基本であるという態度を大臣がとられなければ、これは大蔵省の認識を大臣みずからが改められなければ、幾つもこういう立法が出て参る、今も灌漑畑地の特別立法をつくろうという。
従いまして積寒法が出て参つたり、あるいは傾斜地の問題が出たり、海岩砂丘地の問題が出て来たり、灌漑畑地の問題を取上げなければならない。これはこの法律でやれるのです。この法律でやれないと思いますか、やれると思いますか。その点どうお考えになりますか。
○川俣委員 今の局長の答弁によりますと、積寒法にいたしましても、あるいは砂丘地にいたしましても、砂地にいたしましても、灌漑畑地にいたしましても、この法律でやれるという御説明です。私もそういう見解を持つております。しからばなぜそういう法律案が出て来るのか、この法律案が一つあればいいのに、なぜ出て来るかという問題です。これはこの法律に予算の裏づけがないためにいろいろな法律が出て来るのです。
而して我が農業政策の地方の事実から見まするときは、今後畑作の改善、特に畑地の灌漑、畑地の地方の培養及び土壌浸蝕防止というような、こういうようなこと、並びに畑作の機械化というようなことが極めて重要であり、それにつきましては思い切つた施策を講ずる必要があると思われるのでありますが、これは食糧庁長官だけではお答えできにくいと思われるのでありますが、こういうことに対して政府のお考えは如何でございますか。
そうしますと、これは非常に陸地灌漑、畑地灌漑といたしまして非常に能率が上る。そういうようなことは相当な経費が掛かりますので、暗渠排水等によりまして土地の地下水を受けまして、そうして二毛作のできるような措置を現在やりつつあります。絶対に気候の関係なり、又土質の関係から二毛作にできない土地もあります。