2013-06-21 第183回国会 衆議院 決算行政監視委員会第三分科会 第1号
農林水産省は、昭和三十年代後半から広がり始めた松枯れ被害に対応するために、昭和五十三年度から、松枯れの激害地の中での生存木から種子や穂木を採取いたしまして、これに対して線虫を接種して、抵抗性が強いと認められたものを抵抗性の品種として供給をしているところでございます。
農林水産省は、昭和三十年代後半から広がり始めた松枯れ被害に対応するために、昭和五十三年度から、松枯れの激害地の中での生存木から種子や穂木を採取いたしまして、これに対して線虫を接種して、抵抗性が強いと認められたものを抵抗性の品種として供給をしているところでございます。
しかしながら、依然として百万立方メートル近い異常な被害が発生しているということでもございますし、地域によりましては一部激害地が存在している。
しかしながら、被害量が依然として百万立方メートル近い水準にあるほか、地域によっては一部に激害地が存在し、また保全すべき松林及びその周囲に感染源が残存するなど、遺憾ながら異常な被害が終息する状況には至っておりません。
しかしながら、被害量が依然として百万立方メートルに近い水準にあるほか、地域によっては一部に激害地が存在し、また保全すべき松林及びその周囲に感染源が残存するなど、遺憾ながら異常な被害が終息する状況には至っておりません。
特に、全国に先駆けて激害地になりました茨城県の松の全滅と酸性雨というのは全く無関係なのかどうか。 それから二つ目に、林野庁は松と酸性雨との関係について実験的な研究を行ったことがあるかどうか、あるとすれば松の酸性に対する耐性はどの程度なのか、pH何ぼくらいまで大丈夫なのか、こういうことをちょっとお聞きをしたいと思います。
マツノザイセンチュウ抵抗性育種事業といたしまして、松林の九〇%以上枯れておるような大変な激害地に生き残っておる松がありますので、そういう抵抗性があると思われる松を選んでまいりまして、これまで二万五千本ばかり選びました。それから挿し穂をとりまして、十本以上とりますので二、三十万本の挿し穂をつくるわけでございますが、それにマツノザイセンチュウを接種してテストするという方法でございます。
こういう中で県の方から特段の要望がありますのは、こういう激害地に対しては、国が予算の配分も含めて特段の配慮をしていただきたい。さらに来年度の予算では予算カットの話も出ているけれども、まだまだ広がるような状況がありますので、予算の確保も含めて、松くい虫対策法にのっとって終息型に向かうような努力をぜひしていただきたいと思うわけですが、その点いかがでしょうか。
○田中説明員 生育の不十分な造林地問題につきましては、五十二年以来いろいろと国会でも御論議をいただいたわけでございますけれども、私ども五十八年度までに、当時のそういう造林につきましては、保育、改植その他の手だてを尽くしまして、現在では、一部カモシカの激害地等におきましては、さいの河原と申しますか、根絶のできない獣害の継続するところがございますが、そういうところが約千六百ヘクタールぐらい残っておりますけれども
それから第六点としまして必要な予算の確保、林業従事者対策についてでありますが、このマツクイムシ防除につきましては特別防除等の計画的な実施に必要な予算を確保すると同時に激害地の樹種転換等の促進にかかる予算措置をこれまでも行ってまいっておるところでございます。 それから五十三年につきましては、先ほど触れましたとおり被害が急増いたしましたので、それに対処するために予備費も使用したところであります。
その結果によりますと、私ども激害地と称しておりますけれども、これは五%以上の被害が出ておる地域でございます。これは、大体三年まけば終息型になり得る。それから中害地、これは五%以下でございますが、一%以上のものについては二年程度まけば終息型になり得る。さらに微害地等におきましては、一カ年でおおむね終息型になり得るという実験データを持っております。」と、これは政府が言っているんですよ。
私どもこれにつきましては、若干時間がかかってまいっておりますが、昭和四十七年ごろからこの問題については取り組んでまいりまして、特に九州、四国、中国地方の激害地で枯れないで立っている松がございますが、そういうものを約二万五千本ぐらい選びまして、それからいろいろとクローンを養成しまして、現在、材線虫に強いクローンを五百個体ぐらいつくりまして、これを基礎にいたしましてこの拡充強化をしていこうということで、
そのうち特に激害地と申しまして、被害の五%以上あるところが七万六千ヘクタールとなっております。
したがいまして、私どもその被害の発生している地域の被害の程度、どういうふうな枯れ方をしているかというようなことを見きわめまして激害地域、中害地域、微害地域というふうに区分いたしまして、その中のまた松林につきましてはいわゆる保安林等の非常にこれからの公益的機能が高い森林あるいは先端地域の森林、それ以外の森林というふうに分けまして、特別防除とかあるいは特別伐倒駆除、それから普通の伐倒駆除、さらには激害地
○水田委員 いま、今後の五年間についての話もありましたけれども、五年前にこの法律をつくるときに林野庁は、その前の五年間予算措置だけで実験をやりまして、そしてこれでやれば激害地は三年、微害地は一年で一%以下の終息型に持っていけると胸を張って言われたわけですね。ところが実際には大変な被害が起こっておるわけです。
さて、現在非常に多くの被害が出ておりまして、激甚地域というところにおきましては、この復旧のためには樹種転換その他の考え方が取り入れられているわけでありますが、それらの激害地復旧のための樹種転換の考え方とそれに対する——やはりこれも非常にお金がかかる話でありますから、助成措置の問題についてはどういうふうにお考えでありますか。
結局、伐倒、焼却あるいは利用というようなそういう手段を大いに使うべきだと思うのですけれども、たとえば激害地ではなかなかそういう手段をとることができない。
激害地ではむしろ早目に皆伐してしまった方がいいのではないかというふうに考えております。
私は、せんだって茨城県に参りまして、空散の様子を調査いたしましたけれども、要するに、激害地は三年まくとか、中害は二年、微害は一年というような実施のやり方を基本方針で決めておりますけれども、現地ではそうはいかない。やめると枯れる、だから次もまくということで、同じ地点を空散を続けているということを言いました。
○説明員(野村靖君) これは従来この空中散布を始める段階での考え方としましては、特に激害地ではおおむね三年ぐらい繰り返す、あるいは被害が中程度のところでは二年程度繰り返すといったような判断でこの事業をスタートしておりますけれども、おおむねということでございまして、これは被害の現況等を、特に五十三年度は異常な発生を見ておりますので、被害の現況等を見ながら今後の特別防除の実施につきまして考えてまいりたい
○政府委員(藍原義邦君) 「徹底的」という言葉の理解の度合いだと思いますけれども、徹底的にやることは必ずしもせん滅することでは私もないと思いますし、先ほど申し上げましたように、非常に激害地あるいはこれから蔓延するであろうと思われるところをやるわけでございますから、そういうところはやはり徹底的にやりまして、微害に持っていくというのをわれわれとしては考えておりますし、ことに五年間でやるということでございますので
○政府委員(藍原義邦君) 私ども過去四年間の実験結果によりまして、非常に被害の発生しております激害地あるいは中害地、微害地と分けますと、激害地につきましてはおおむね三年まきますと終息型に移行できる。それから中害地につきましても、おおむね二年まきますと大体終息型に誘導できるというような実験結果が出ております。
○政府委員(藍原義邦君) 私どもがいままでやりました実験結果から、被害を受けております松林を激害地、あるいは中害地、微害地等に分けてみますと、激害地につきましては大体三年、それから中害地は二年、微害地は一年で終息型の微害、すなわち、大体その松林で一%未満の被害程度に抑えることができるという治験を得ております。
しかしそれは、いまの激害地の集団松枯れには応用できません、注射をせなければならぬわけですから。これは貴重な木についてはそれができます。現にそのデータを私はたくさん持っております。ただ薬に反対というんじゃないんですよ、私が言ってることは。
熊本県の八代を中心に線引いて、幾らか塗ってあるところが松の激害地です。八代というところは、熊本県下で最も汚染のひどいところでございまして、その少し西、十キロ足らず西に大矢野町がありますが、その大矢野町で実は線虫の接種試験というのが初めて成功したと報告されているところなんです。大矢野町の状態は、その次の三ページを見てください。
新聞等にも一部反対意見も出ましたけれども、直接話し合いをいたしまして、それでは一回やってみるということでやったわけでございますが、鹿児島県は先ほど申し上げましたように、非常に松の激害地でございます。
広島、岡山、兵庫、瀬戸内海の松枯れ激害地の多くは大気汚染地域とオーバーラップしているということは、これはどういうことでしょうか。しかも、これらの地域では大気汚染の状況とぴったり一致するのです。特に風向きに直面する斜面、それと谷筋の松枯れが多いという現地調査結果が出ているのであります。
また間違いないと言っているのでありますが、それでは激害地のマツノマダラカミキリの生息数について正確な調査と分析をしているのかどうか、どのような生息数の変化があったのか、お答え願いたいと思います。
ことにこれは激害地のマダラカミキリの生息数についての推測ですか、正確な調査分析ですか、ちょっとお聞かせ願いたいのであります。これは大事でありますから……。
その私どもの試験調査結果によりますと、現在激害地あるいは微害地、中害地というふうに大体分けますと、激害地におきましても三年まけば一応いわゆる微害地以下に抑え得る。と申しますのは、大体立っております立木本数の中で算定いたしますと一%以下の被害にとどめ得るという実績が出ておりますので、現在やっております方法で三年間まきますと激害地でも一応抑え得る。
「この被害の態様は、」これは松くい虫の被害の態様ですけれども、「臨海重化学工業に近い林野に激害地が多く見受けられることから、被害の第一要因は大気の汚染により立木が衰弱すること。第二要因はマツノマダラカミキリによる材線虫の運搬、衰弱した松内での材線虫の異常な増殖、加害による養分、水分の不足——松の枯死という因果関係があるといわれています。」
したがいまして、来年度まけないところも一部出ますけれども、大体、松くい虫の被害が発生いたしましてから中害地程度のものが激暑地になるのに二、三年かかるというような従来の調査も出ておりますので、激害地で重要な松林からまず重点的にやりまして、五カ年間ですべてが、われわれが言っております平常程度の被害、立木にいたしまして一%ぐらいの被害が出るのは平常的であるというふうに見ておりますので、大体それ以下になるような
そこで、従来とられておりますのは、公庫資金を激害地につきましては優先的に貸し付けるということで対応しておるわけでございますが、改善資金につきましては発足したばかりでございますので、今後いろいろ検討を加えていきたいと思っております。