1961-05-29 第38回国会 参議院 農林水産委員会 第50号
それからまた、穀類の消費というようなことを世界的に見ましても、たとえばこの表の中に入ったかと思いますけれども、ある程度の所得ということになりますと、かえって穀類の消費、澱粉質、食糧の消費が減ってくるということが明らかに見られると思うのです。それに反しまして、逆に畜産物というようなものは、わが国の所得の増加の割合から見ましても、明らかに肉類あるいは牛乳というようなものはふえるわけです。
それからまた、穀類の消費というようなことを世界的に見ましても、たとえばこの表の中に入ったかと思いますけれども、ある程度の所得ということになりますと、かえって穀類の消費、澱粉質、食糧の消費が減ってくるということが明らかに見られると思うのです。それに反しまして、逆に畜産物というようなものは、わが国の所得の増加の割合から見ましても、明らかに肉類あるいは牛乳というようなものはふえるわけです。
例えば、需要の動向として所得水準の上昇に伴って蛋白質食糧や果実等の消費が増大しておりますが、他方澱粉質食糧の需要は停滞ないし減少するという傾向が現われ始めるのではないかと思われるのであります。従いまして生産の方もこれに適合させることが必要であります。
一体世界のどこの国にありますか、自分の国の澱粉質食糧をないがしろにして、輸入に仰ぐというような国が。例があったら教えていただきたいと思います。
他方、国民生活の向上とともに農産物に対する需要にも変化が生じ、澱粉質食糧よりも蛋白質食糧等の消費増大の傾向が現われてきたこと、また農業から他産業への労働力移動の現象が見られ、農業就業人口は減少し始めてきたこと等農業と農業を取り巻く条件の変化はまことに著しいものがあります。
他方、国民生活の向上とともに、農産物に対する需要にも変化が生じ、澱粉質食糧の消費よりも、蛋白脂肪質食糧等の消費が増大する傾向が現われてきたことや、農業から他産業への労働力移動の現象が見られ、農業就業人口が減少し始めてきたことなど、農業と農業を取り巻く条件の変化はまことに著しいものがあります。
たとえば需要の動向として、所得水準の上昇に伴って蛋白質食糧や果実等の消費が増大しておりますが、他方澱粉質食糧の需要は停滞ないし減少するという傾向が現われ始めるのではないかと思われるのであります。従いまして、生産の方もこれに適合させることが必要であります。
他方、国民生活の向上とともに農産物に対する需要にも変化が生じ、澱粉質食糧の消費が減って蛋白脂肪質食糧等の消費が増大する傾向が現われてきたことや、農業から他産業への労働力移動の現象が見られ、農業就業人口が減少し始めてきたこと等、農業と農業を取り巻く条件の変化はまことに著しいものがあります。
他方、国民生活の向上とともに農産物に対する需要にも変化が生じ、澱粉質食糧の消費が減って、蛋白質、脂肪質食糧等の消費が増大する傾向が現われてきたことや、農業から他産業への労働力移動の現象が見られ、農業就業人口が減少し始めてきたことなど、農業と農業を取り巻く条件の変化はまことに著しいものがあります。
そのことからいたしまして、蛋白、脂肪給源がふえますことは、澱粉質食糧というものの減を来たす要因になると思う。しかし、人口の増による増加という点から、他の生活の改善に伴っての蛋白、脂肪給源の増による澱粉食糧の減というものを差し引きましても、米の需要量はまだふえていくと思います。そこで、私は、米の生産というものを今急にとめる必要はないと思う。
食糧消費構成におきましては、澱粉質食糧の比重が低下し、畜産物、果実、油脂等の消費が飛躍的に増加するというような見方になっております。 このような条件の変化に対応いたしまして、農業構造の近代化をはかり、他産業の所得水準と均衡のとれた農業所得を確保できる自立家族経営の育成、零細家族経営の協業化というようなことを進めていくことが必要となる。
一つ学校給食六カ年計画というものをお立てになりまして、それは文部省の立場からいえば学童のしつけだとか、学童の貧富にかかわりない平等な食糧の給与だとか、いろいろな教育的効果がありましょう、それとともに国の面から見れば、これによる食糧自給度の増高という面がありますから、食糧増産六カ年計画の中で、わが国の国民が澱粉質食糧を食い過ぎておるのを、脂肪、蛋白を入れることにより、食い過ぎを減らすことによって、準増産量
○川俣委員 私は今雑穀とかあるいはその他の農作物、こう申し上げたのでありますか、澱粉資源として米麦その他ばれいしよも入れまして、内容的に種類別に言うとこれだけの収量がある、あるいは蛋白質資源としては大臣のほかにこれらのものがこれだけ食糧資源としてある、こういうふうに本来の農業統計から言えばなるでしようが、日本の食糧需給の上から言いますと、澱粉質食糧資源としてはどれだけ、蛋白質資源としてはどれだけ、あるいは
申し上げるまでもなく、米麦を偏食する日本人の食生活は、澱粉質食糧の過食に陥り、脂肪並びに蛋白質等の摂取不足のために栄養的に不完全な状態にあるのでありまして、この事情は、水田単作地帯の住民の健康状態が一般に不良であり、かつ死亡率が高いことによつても証明ができると思うのであります。以上のごとき米食偏重の習慣を打破すべしとする叫びは、すでに世の識者年来の要望であつたのであります。
この点に関してお尋ねの食糧の問題について例をとつて言いましても、何としても御承知の通り今日の状態としては澱粉質、食糧の主たるものである米麦等をとりましても、国内における農民のかたがたの非常な努力があるにかかわらず、絶対量としてはややまだ足らんような恰好で外国から輸入を仰いでおりますが、これをどうしても国内において増産を高めて国内における自給度を上げるということが必要でありましようから、これを狙いとして
従つて今後におきましても、これらの施策を伸ばして行くために、国内におきましては、自給度の向上の意味において、農業増産対策を極力進めて参るつもりでありまして、たびたび申上げましたように、二十七年度は四百億円程度を出して、土地改良、開墾、これを進めますと同時に、食生活の改善として、澱粉質食糧にのみよらずに、畜産砂増強、水産の増強について特に意を用いて行くつもりであります。
畜産物により蛋白質や脂肪の供給を豊富にいたしますときには、澱粉質食糧の消費を極度に節約することができるのであります。殊に農村におきましては、蛋白不足の傾向にあり、魚類によつて蛋白、脂肪を補給しておりますけれども、これら魚類即ち冷血動物の蛋白のみでは栄養上十分なるものではなく、哺乳動物の蛋白質中に含まれております高級アミノ酸を攝取することは文化の上にも極めて必要なのであります。
どうも澱粉質、食糧を少し食い過ぎておるように思う。もしもこの蛋白質、脂肪等を含んでおることがはなはだ少い米のようなものによつて、この蛋白質、脂肪を得ようとするならば、澱粉質としてはいらないものまでもよけい食べるようになるのであります。これを畜産物、水産物等によつて十分供給することができましたならば、この澱粉性の食糧、米や麦を食べることは、はるかに今より減つてもよろしい。
次に、観点を変えまして国内的事情から見て参りますと、昨今の動物の餌なりその他澱粉質食糧農産物に対する需要は非常に増大をしておりまして、値段も非常に上つておるのであります。
戰時中におきましては、特に国内における食糧、それも主として澱粉質食糧によつてまかなわなければならぬほどに、蛋白脂肪の給源が少くなつておるということで、いろいろと無理な増産計画を農民の方々にお願いをしたという場合に、あの当時の事情として、ある程度価格が引上げられたということは、黒田さんもよく御存じのはずであります。戰争終結後における問題は、やはり惰性的にはそういうかつこうになつておつた。
その理由は、日本の今後の食生活は、單なる米麦というような澱粉質食糧だけでもつてまかなつて行くという行き方をやめて、蛋白質食糧を十分に取入れて、そして国内で自給自足して行くのだ。
かねがねわが党としても、政府としても考えておることは、食糧の自給態勢を高める上において、單に米麦かんしよ、ばれいしよ等の澱粉質食糧に依存した形のみをとることが、農家に対する非常な負担になるということを考えなくちやならぬ。そこに今お話のように、大きく畜産を取入れつつ、そうして総合的立場に立つて食糧自給態勢をとるということは、最も私どもの希望するところであります。
尚特に酪農業の振興が我々がここにとり上げんとする理由は、右の農業経営の見地のみならず現下の食糧事情よりいたしまして、牛乳及び乳製品の所要量を確保することが、從來の澱粉質食糧の量の確保を主として食糧政策を、動物性蛋白質を加味することによりまして質的向上を図るという所謂総合食糧政策に轉換することにより國民の食生活の改善と特に今後我が國を背負つて立つ乳幼兒の主食を確保してその体位の向上に資し、健全なる民主的文化國家