1957-09-11 第26回国会 衆議院 農林水産委員会 第55号
きょうは大臣は米価問題だけで退席されると思いますが、当面の問題としてカンショ、バレイショの澱粉買上価格の決定という問題があるわけです。聞くところによると、政府としては九月中に買い上げ基準価格を決定発表するとかいうような御意思でありますが、これは多年の要望が赤城農林大臣の時代に実現するので非常にけっこうでありますが、これをきめる場合にやはり問題がある。
きょうは大臣は米価問題だけで退席されると思いますが、当面の問題としてカンショ、バレイショの澱粉買上価格の決定という問題があるわけです。聞くところによると、政府としては九月中に買い上げ基準価格を決定発表するとかいうような御意思でありますが、これは多年の要望が赤城農林大臣の時代に実現するので非常にけっこうでありますが、これをきめる場合にやはり問題がある。
ただ清澤さんのお話のように、政府では澱粉買上の場合におきます生産者団体の自主調整につきましては資金の斡旋等をいたしたいと思つておりますが、個々の澱粉工場に対する融資ということは現在においては考えてない。これは農業協同組合の場合におきましては、それぞれの団体の金融によりまするし、又個々の場合におきましては、多くの場合に商工中央金庫等の融資の対象となつておるわけでございます。
併しそいつは将来の事態に備えての問題でございますので、私どもとしては今緊急の事態、特に今年の「なたね」の暴落を予想されておりますので こういつた問題も含めて、なお又昨年度やりました澱粉買上の行政措置によりましては、農家の庭先を出る生「いも」の価格を保障することができないという実績に鑑みまして、生切干を買上げる、より直接的な生切干の買上げによつて今年はその効果を発揮して行こうという趣旨でこの法案を立案
併し澱粉買上の例でおわかりの通り、澱粉のように余りに間接的なものでは、生「いも」の価格を安定するとうことが不可能であることが実証されておりますので、この長期貯蔵に堪え得る澱粉と合せて、今御指摘のように澱粉工場に恵まれない地帯における「いも」の価格安定のためには、やはり生切干を買上げる対策をやらなければ、甘藷の価格の安定は期し得ないという考え方から、生切干を特に入れることにいたしたのでございます。
これは澱粉買上ということは私例に申上げただけで、あのやり方がいいか悪いかということは問題でありますが、価格支持政策をとられておるわけであります。一面において食糧の統制を外すというわけでもないでしようが、超過供出後の自由販売というものを認められて、まあどつちかというならば自由党本来の政策として食糧の統制の撤廃気がまえで施策をされておることは御存じの通りであります。
最後に関連して、ちようど長官がお見えになつておりますので、全国のいも作農民が非常に関心を払つております政府の澱粉買上制に対する現状をお伺いいたしたいと思います。
昭和二十三年産麦類生産供出割当に関する請願(第一〇〇一号) 第四〇〇 物價改訂に伴い米價引上に関する請願(第一〇〇三号) 第四〇一 供出用報奬物資配給に関する請願(第一〇〇七号) 第四〇二 昭和二十三年産主要食糧の供出割当に関する請願(第一〇二五号) 第四〇三 昭和二十三年産米の價格決定に伴う措置に関する請願(第一〇四四号) 第四〇四 現行供出制の根本改革の請願(第一一三二号) 第四〇五 甘藷澱粉買上價格
〇〇三号) 一一一 供出用報獎物資配給に関する請願(田中 松月君紹介)(第一〇〇七号) 一一二 昭和二十三年産主要食糧の供出割当に関 する請願(神田博君外二名紹介)(第一〇 二五号) 一二三 昭和二十三年産米の價格決定に伴う措置 に関する請願(今澄勇君紹介)(第一〇四 四号) 一一四 現行供出制の根本改革の請願(中野四郎 君紹介)(第一一三二号) 一一五 甘藷澱粉買上價格
農林事務官 平田左武郎君 委員外の出席者 議員 菊池 重作君 議員 石野 久男君 議員 鈴木 明良君 專門調査員 片山 徳次君 專門調査員 岩隈 博君 ――――――――――――― 同月二日 農村工業助成に関する請願(寺島隆太郎君紹介 )(第一一三一号) 現行供出制の根本改革の請願(中野四郎君紹介 )(第一一三二号) 甘藷澱粉買上價格