1962-08-27 第41回国会 参議院 災害対策特別委員会 第4号
それから澱粉になるイモでも、澱粉製造の工場の能力というものに限度がありまして、これも凍結するまでに、それを平均に運び出さなければならない。ところが、今それが運び出せない。もう少ししますと、ビートの運搬をしなければならない。そういうようなわけで、非常に農家は、この点について心配をいたしておるのでありますが、これらについては、何か対策をお考えでございましょうか、いかがでございましょうか。
それから澱粉になるイモでも、澱粉製造の工場の能力というものに限度がありまして、これも凍結するまでに、それを平均に運び出さなければならない。ところが、今それが運び出せない。もう少ししますと、ビートの運搬をしなければならない。そういうようなわけで、非常に農家は、この点について心配をいたしておるのでありますが、これらについては、何か対策をお考えでございましょうか、いかがでございましょうか。
でございますが、なお、今後起こるであろういわゆる自由貿易の関係につきまして申し上げますと、カンショ澱粉の場合は、貿易自由化についてまず概念を申し上げますと、貿易の自由化は経済力の回復とともに実施せられることは望ましいことであって、あえてこれに反対する理由はないと思うのでありますが、カンショはわが国畑作営農の根本であって、農家経済には不可欠の収入の源であり、このカンショの消費、すなわち処理加工としては、現在澱粉製造以外
それが入ってきますと、これは非常に高能率なものでございますので、とうてい既存の澱粉製造業界はこれと太刀打ちできないというような状態にあるのであります。ですから、一番好ましい形は日本の澱粉業界も合理化いたしまして、そしてそんなものが入ってきましても堂々と太刀打ちできるというのが一番好ましいのでございます。
○須賀政府委員 この農林大臣談話の中にも触れておりますように、支持価格見合いの価格で原料を購入しない澱粉製造業者からは政府は澱粉を買わないということは、これは安定法の中にもその趣旨のことが明記いたしてありますので、その趣旨によってやって参りたいと考えておるわけであります。
この村は、かっては十勝管内でも最下位に属する貧村でありましたが、組合員農家が一致団結して、緑肥と畜産の改良に努める一方、土地改良に専心し、耐寒作物である馬鈴薯の生産を中心に、農作物の増収をはかり、澱粉製造工場等加工事業に着手した結果、現今では道内屈指の有力農協となっているようであります。
○芳賀貢君 災害問題は十五日の協議会に譲りまして、今一番緊急な問題となっているカンショ、バレイショの政府の澱粉等の買上価格の決定の問題について、午前中食糧庁当局の御出席がなかったのですが、伊東委員が二十二号、二十三号台風にからんで、澱粉製造の施設が非常にこわれている、そういう点からカンショの原料イモ等の価格が非常に不安定である。
ところが私ども農林省に追及して、この間委員会で聞いて見ますると、馬鈴薯澱粉は四百三十六円、甘藷澱粉製造費は四百六円、僅か三十円の差である。これは恐らく火力乾燥費の三百円と三十円と算盤違いではないかとこの間聞いたのでありますが、ところがこれに答えられない。当局は答えられないというような状況でありまして、今なおその回答が来ておらんのであります。
すでに澱粉製造の時期が終つてから発表されておるという場合には、農家は原料いもを処理する場合において、幾らの買付になるかわからぬわけでありますけれども、ことしはいろいろな不安が多くて政府はまた引下げをやるだろう、それから水害等によつて歩どまりが悪いからして、原料いもの値段は当然引下げになるだろうというようなことで、この価格の発表になります前に原料いもの処理というものはすでに行われ済みになつておる。
○北勝太郎君 この農民や澱粉製造業者の多くはこう言つておるのでありますが、政府は食糧政策のためにいわゆる人造米のためにこれを奨励する、或いは増産をするというような考え方からこれの犠牲に農民をするのではないか。
澱粉製造者は違うのでありまして、普通の一貫した価格安定という考え方とはこれは全然違つて考えなければならない。「いも」の生産者に対しては、早く手放してしまいますから、そこでこれは普通の農作物の価格の安定と少し違つた行き方をしなければならない。二重の考慮からやや一年中の価格と釣合のとれた見通しの下に価格をきめてもらわんと、「いも」の生産者は非常に迷惑する。
たとえば澱粉をこれに利用いたします場合に、現在のかんしよ澱粉の形におきましては、澱粉製造の立地条件及び製造設備の関係で、どうしても砂の混入ということが避け得られないわけであります。
のみならず、これらの業種は、たとえば農産物加工工業、すなわち澱粉製造業、搾油業のごときは、国の重要政策である農産物価格安定措置と至大な関連を持つものでありますし、製粉、精麦等の産業は、食糧政策、ひいては国民の食生活に影響するところ多大のものがあります。製材業は森林政策と密着する等、いずれも国民生活並びに国民経済再建上重要な地位を占むるものであることは異論のないところであろうと存じます。
それから今の段階で参りますと、いも類の増産はこれで天をつくのではないか、協同組合の加工場等における澱粉製造もほとんど行詰りになつておる。生産者も従つてこれ以上増産できない、しかるに反当澱粉の収量から見ますと、まだまだ余地がある。りつぱな陸稲やその他の作物のできない所でも、かんしよ、ばれいしよならできる土地が内地にはたくさんあるのであります。また北海道でもあるのであります。
それでこのためにお買上げになると、澱粉製造業者を保護していただいた方が、われわれも食べるのだからいい。むろんなさつたことが悪いとは言いません。たいへんけつこうだけれども、しかしこれはお買上げの時期等について、相当考慮を払つていただかないと、われわれ農家の生産者には、あまり利益が行かないで、中間の業者のみが利益を受ける。
これは法的に規定されてなくとも、道義的な上からもまた政治的な考慮の上からも、当該澱粉製造の各メーカーに対して、そういう処置を講じよということを勧奨することは一向さしつかえない。またやるべきであると私は考えますから、これは政府の方でも一応御協議を願いたい。
若しこの商工中央金庫から業者に融資されておる金の返済が順調に行かんということになりますれば、明年の澱粉製造に非常な支障を来たすということになりまするので、商工中央金庫としては是が非でも農林中央金庫に返済しなければならん。返済しなければならんものは、商工中金の現在の実力をもつて回收をしなければならんというはめに追い込まれておるというために、結局業者から回収するということを非常に強く追られておる。
ところが関東地方は三百五十円乃至四百円の高率を以て澱粉製造をしておるといようなことで、従つて飴の製品そのものについては、原料の価格の差というものは非常に大きいというようなことからいうと、この種の問題について課税の標準が平均化すべきではないかと、こういうような点が考えられるのですが、その点如何ですか。
それから中身の加工施設でもありますが、これは澱粉製造、それから畜産加工、製材、木工等いろんな種類がありまして、参らないのでありますけれども、かようなもののうち代表的なものといたしまして三十八万九千円というものを考えたわけであります。この中には電動機を入れるための動力導入にも若干含むことになつております。
○山添政府委員 農家に対して澱粉で供出して下さいということはないのでありまして、今までは芋を買いまして、そのうちの一部を澱粉製造業者に賣り渡す。できた澱粉をまた政府で買いとる。そういうやり方をいたしておつた。この間食糧管理局長官の話で、資金上の関係から今後はおそらく政府が芋を買つて、そうして加工業者に澱粉の委託加工をさせる。こういうことになつております。
○栗山良夫君 今、大山委員から澱粉製造に対する電力の量、電力自体に対しまして、外の産業と見合つての軽量の度合の問題を出されましたが、私はこう考えるのであります。今度の電力の消費規制によりまして一應電力の割当はなされるのでありますが、只今行われておりまする十一月の緊急要綱がその目途とするところをはつきり政府としては現わされたと私は思うのであります。晝間は動力、夜間は電燈を少くとも確保しよう。
大体その方法といたしましては、用途は米穀の脱穀調整用、麦類の脱穀調整用、灌漑排水用、製材用、澱粉製造用、それから「うんか」驅除用、尚その外に細かく製茶用、或いは除虫菊のヱキスだとか、ラミーの剥皮用というような、細かく用途を分けまして、それを各府縣別の需要状況の説明をいたしまして、関係方面に放出を依頼するわけでございます。