1952-06-26 第13回国会 参議院 外務委員会 第43号
○曾祢益君 それは当然十条の趣旨がそうなのであるから、この条約上の一つのいわば擬制として台湾人、澎湖島人、その子孫が中国人である、こうみなして行こうじやないかという合意がこの十条ですから、従つて中国人であるのみならず、中華民国人であり、それを管理する当局は中華民国国民政府である、ここまでは私は明らかだと思う。
○曾祢益君 それは当然十条の趣旨がそうなのであるから、この条約上の一つのいわば擬制として台湾人、澎湖島人、その子孫が中国人である、こうみなして行こうじやないかという合意がこの十条ですから、従つて中国人であるのみならず、中華民国人であり、それを管理する当局は中華民国国民政府である、ここまでは私は明らかだと思う。
こういう賠償の放棄問題は中国本土の人民に非常に関係のあることでありまして、台湾及び澎湖島人にはこの意味における日本に対する賠償請求権というものはない、私はこのように考えておりますので、中国本土関係の事項を、中国本土には適用しない条約の中で規定するというのは、矛旧ではないかと私には考えられます。