1986-03-07 第104回国会 衆議院 予算委員会第五分科会 第2号
やはり太陽の光が地表にまで届くようなふうにしておかないといかぬわけですから、その木自身もひ弱に、もやしのようにしか育たないということだし、その下に健全な次の世代を育てる土壌をまたはぐくむような潤葉樹ができるというような、そしてそこに草も生えるというような状況で山が育っていかなければならぬ。最近針潤混交ということがもう一遍見直されてきた。
やはり太陽の光が地表にまで届くようなふうにしておかないといかぬわけですから、その木自身もひ弱に、もやしのようにしか育たないということだし、その下に健全な次の世代を育てる土壌をまたはぐくむような潤葉樹ができるというような、そしてそこに草も生えるというような状況で山が育っていかなければならぬ。最近針潤混交ということがもう一遍見直されてきた。
何を植えるんだと言ったら椎の木みたいな潤葉樹を植えるということになりました。そうすると、これが二十メートルになるまで六十年かかるのです。杉なんか一番生育しやすいものを植えても、やはり三十年なり三十五年なり、十五メートルから二十メートル生長するにはかかるのです。この飛行場は十年くらいしかいまのところ使えないということになっている。
で、そういうふうな点から申しましても、日本としては、そういうような潤葉樹を有利に利用いたしまして、輸出材に向け、要るものは要るとしてもまたその反面にそういうもので外貨を獲得してはどうか。ことに濶葉樹は最近のビル建築ブームによりまして、パルプ材としても相当価格さえよければ、歩どまりの点において有利になっておる。問題は結局林道の問題であります。
これもこの段階における年間の見通しにすぎないのでございますけれども、おおむね用材に関しましては、針葉樹潤葉樹を通じまして、合計千七百八十万石程度のものが道内市場において利用されるであろう、かように考えられるのに対しまして、風害木整理を中心といたします道内の供給量は、双方合せて約二千四十五万石程度に達するであろう、かような推定が実はできるのであります。
残りが潤葉樹ということになつておりまして、えぞ松、とど松は御承知のようにパルプ資材といたしましてきわめて有用なものであります。また一般建築用材、建具用材、梱包用材、いずれの用途にも向く重要な資材であります。
今度の風倒木の中には針葉樹も潤葉樹もありますが、原木をそのまま運搬して行くことが非常に困難になるような場合において、薪炭林として現地になるべく近い場所において木炭として処理をするというような方法もなさなければならないような状態のところがあるのじやないかと私は思うのです。
四、針葉樹より潤葉樹への転換、故紙の回収などによるパルプ用材関係において約六百万石。 これらを合計いたしますると実に年間約九千二百万石、すなわち全消費量の約半願を節減し得ることとなるのであります。 しからば、いかにすればこれらの目標をすみやかに遺憾なく達成することができるか、これが問題であります。
○説明員(柴田栄君) 従来はもつと非常に大きく、例えば未利用潤葉樹開発の促進の当時には、最高全国で六十一、二カ所の製材工場を以ちまして、数百万石の製材をいたしておつたことはあるのです。一応「ぶな」の利用開発も促進いたしまして、営業に移してもいいということで切替えて、現在やつておりまするのは極く小部分の、非常に山元で長距離を運搬しなければならないというようなところの製材工場であります。
この林業指導所は、林業の経営的研究を行う目的で二十四年に設立されたきわめて現実に即した研究指導機関でありまして、造材及び特殊林産物に関する試験、未利用の潤葉樹、工場廃材を原料としてその合理化のための中間工業試験をも行い、本道の林業、林産の振興に著しく寄与しているように見たのであります。
かような木材需給の不均衡を調整するため、政府におきましては、先年来木材需給対策要綱を策定いたしまして、未開発資源の開発による供給量の増加をはかること、潤葉樹をパルプ材として活用すること、木材の防腐加工を奨励することなど一連の施策による消費の節約と需給の調整に努力いたしておるのであります。なかんずく木材の防腐措置については、昨二十七年度において約百六十万石の実績を上げておるのであります。
それから関連になりますが、山林行政の中で、外材輸入の必要であるという点につきましては私も認めますが、ただ潤葉樹の内地価格に非常に大きな影響を及ぼすような、たとえばラワンの輸入等については、慎重にお考えになる必要があるじやないか。
わが国において最も深刻に需給の逼迫いたしておりますのは、針葉樹の関係でございまして、潤葉樹の方面において輸出が振興いたしますれば、ある程度これを振りかえて針葉樹を入れるという方法はありますが、現在のわが国の建築様式その他からいたしまして、なかなか振りかえが困難な状況にあります。
ただいまのあなたのお話によりますと、外材を輸入するとか、あるいは製函用資材について段ボールを用いるとか、パルプについては潤葉樹を用いるとか何とかいうお話がありましたが、そういう御計画がはつきりできておるものであるか。私どもは常識で判断して、来年度においていかに木材の需要合理化をはかつたところが、とうてい一千万石というような需要を転換することは、けだし不可能だとしか思われません。
○平野委員 今の御答弁では、私のお尋ねしておることが全然わかつておらぬわけで、一例をあげれば、山陽パルプの六十万石の計画は、針葉樹と潤葉樹はどういう割合になるのか。潤葉樹といつてもいろいろの樹種がありますから、何を使われるのか、それを伺つておきたい。
今のお話ですと、なるべく潤葉樹を使う、さらにわらや竹まで使うという指導方針非常にけつこうですけれども、今の島根県における山陽パルプが六十万石の所要量になつております。このうち山口県と島根県と鳥取県だけで五十万石集めることになつております。潤葉樹と言つてもいろいろありますが、どういう種類を使うことになつておるのであるか。 〔委員長退席。
実は工場の木材の現在の出荷計画というものは、各社が一応予定しておる数量そのままを載せたものでございまして、今御質問のありましたように見ますと、実は潤葉樹の非常に少いところもございます。
結論を申しますと素材一石に對しまして今まで一合三勺でありましたが、この際針葉樹に對しまして少なくとも二合、潤葉樹に對しましては、生産事情が非常に悪いのでありますから、三合の配給をするというようなことを、特に政府に斷行していただきたいということを主張したいと思うのであります。なおそのほかに食糧の前渡しということを考えてもらわなければならぬ。