1999-03-26 第145回国会 衆議院 日米防衛協力のための指針に関する特別委員会 第3号
そうなると、潜水艦狩りをしなくてはいけない。対潜哨戒機P3Cを使って潜水艦探しをすることになる、制空権を確保するための戦闘機を飛ばすことになる、輸送艦を守るための護衛艦も一緒に行く、自衛隊の潜水艦も出動する。まさに一大軍事作戦が展開されることになるというのが輸送作戦ですということをおっしゃっておられました。
そうなると、潜水艦狩りをしなくてはいけない。対潜哨戒機P3Cを使って潜水艦探しをすることになる、制空権を確保するための戦闘機を飛ばすことになる、輸送艦を守るための護衛艦も一緒に行く、自衛隊の潜水艦も出動する。まさに一大軍事作戦が展開されることになるというのが輸送作戦ですということをおっしゃっておられました。
まあ国土防衛と言いましたが、国土防衛にはほとんど役に立たない潜水艦狩りだけをやっていると、こういう面がございました。 この問題が非常にクローズアップされ始めましたのが七五年ごろからでありまして、それ以来のアメリカの軍の当局者の発言をずっと調べてみますと、やっぱりアメリカが必死になってこのことを進めてきたという側面がございます。
当時アメリカは、ソビエトその他いろいろなことを考えて、海上、湖沼の上に位置して対潜作戦が行える大型飛行艇でいくか、それとも陸上の基地から飛んでいって潜水艦狩りをやる、そういう陸上から飛んでいく大型飛行機にするかというのでしのぎを削った論争の最中。また、メサットを求めていろいろな軍人の間のあつれき。
○久保政府委員 必ずしもそうではありませんで、ヘリ空母という場合には、やはり対潜掃海、潜水艦狩りに使われるわけでありますから、船自身も、なるべくんばソーナー、つまり潜水艦を捜索するための機材を搭載するというようなことが必要であります。反面、今度は攻撃的な母艦でありますと、まず相手国の航空優勢下に入る可能性があるわけでありますから、防空任務ということが非常に重要になってまいります。
海峡の警備能力の増強といい、それからいろいろなものの本によりますと、いざというときにはその海峡を封鎖してハンターキラー・グループで潜水艦狩りをやるのだと、勇ましいことを書いてありますね。そこで私は非常にふしぎに思うのですが、公海を封鎖したり——海峡でも公海がありますね、これを封鎖する権利というのは、これは交戦権に属するのではなかろうか。
しかもそれではっきりしていることは、そのほんの一翼を、しかもソ連、中国の潜水艦狩りをやるというほんの一部の任務をになわされながら育てられているということが非常にはっきりすると思うのですが、そういう意味で、一体自主性のある軍隊であるとか、あるいはさらにそういうものがあれば、戦争の抑止になるのだということが言えるのかどうか。