1947-12-02 第1回国会 衆議院 水産委員会 第30号
從つて何か漁船關係の仕事をいたそうといたしましても、なかなか要求をいたしますだけは達成することが困難であります。從つてわれわれといたしまして、こういう漁船の登録という制度によつてとれました收入を見合せにいたしまして、將來漁船に對し必要なる經費を産み出し、それを要求するということも考えていかなければならぬ問題であります。その點はひとつ御了承をいただきたいと思つておる次第であります。
從つて何か漁船關係の仕事をいたそうといたしましても、なかなか要求をいたしますだけは達成することが困難であります。從つてわれわれといたしまして、こういう漁船の登録という制度によつてとれました收入を見合せにいたしまして、將來漁船に對し必要なる經費を産み出し、それを要求するということも考えていかなければならぬ問題であります。その點はひとつ御了承をいただきたいと思つておる次第であります。
それから水産廳或は水産省が生れましても、資材、漁船關係等を完全に掌握しない限り、これは無意味の存在と化するであろう。こういつた意見もありました。それから漁區擴張の希望、漁業海域等等の擴張は、連合各國に關係があるので簡單には行くまいが、少くとも關西方面においては朝鮮、南支那海あたりまでは出漁亡得るよう、極力總司令部等に運動して、實現を期して欲しい。
○大瀬政府委員 私から運輸省海運總局船舶局で取扱つておりまする漁船關係の、主として造修の行政内容をお話し申し上げたいと思います。 ただいま運輸省で漁船についてどういうことをやつておるかと申しますると、まず第一に漁船ができ上りました場合に、トン數を測定し、それからこれを登録するということは、これは船舶法及び船舶積量測度法、この二つの法律に基いて一般船舶と同じようにやります。
これは漁船であるから、漁船關係者は主として水産局に訴えをもちこむ、船舶の方は造船所として船舶局へ話をもちこむ、そういう關係で、そこに親疎の取扱いがあるようにも考えられるのであります。實際において造船所が要求しておるところは、はなはだしく不當の要求を強いつつあると私どもは考えておるのでありますが、それらの點に對する御方針なり、お考えなり、また實情なりを御説明願いたいと思います。