1955-05-27 第22回国会 衆議院 農林水産委員会 第17号
日本の将来の漁業構造を考えて、各漁業に適正にこれを配分するというような施策も、現在のような零細規模の漁船、金融ベースにも乗らないような状態においては、とうていこれは水産政策は立たないのじゃないか、こう考えるわけでありまして、ぜひともこの漁港の整備と、漁船の近代化、大型化という問題は、強力に今後ともお進めを願いたい、こう思うわけであります。
日本の将来の漁業構造を考えて、各漁業に適正にこれを配分するというような施策も、現在のような零細規模の漁船、金融ベースにも乗らないような状態においては、とうていこれは水産政策は立たないのじゃないか、こう考えるわけでありまして、ぜひともこの漁港の整備と、漁船の近代化、大型化という問題は、強力に今後ともお進めを願いたい、こう思うわけであります。
また民間におきましても、最近の漁船金融の実情を打開いたすために、漁船建造資金融資ための保証の会社等をつくるための監督立法を要請しておるような空気も出て来ておるのであります。そこで私は、これらの問題を調査審議いたしますために、漁船建造融資保証に関する件を金融小委員会に付託して研究することを提案いたしたいと思うのであります。
これによつてはたして水産の唯一の基本的な生産手段である漁船の整備拡充ができるかどうか、漁船建造に一番金を要する二十トンから百トンまでの船について裏打ちがなされなくて、はたして漁船金融が円滑に行くかどうか、こういう根本的な問題を政府は忘れておるのではないかと思うのであります。
○家治説明員 御質問の漁船金融の件でございますが、これは北海道でまず計画を立てまして、それが国で取上げられたのでございますが、当時千島あるいは樺太からの引揚者が北海道に入りまして、漁業以外にはさしあたりこれという職がない。
○小倉政府委員 漁船金融につきまして、従来やつております特殊金融機関につきましてそのわくの問題でございますが、特別漁船のわくといつたものは設定していないようでございます。
○清井政府委員 法律の改正の問題につきましては、先ほど申し上げました通り、非常に困難な問題がいろいろあるとは考えるのでございますが、ただいままで御説明申し上げました、あるいはただいまお話ございました趣旨に従いまして、今後法律の改正を裏打ちといたしまして、さらに資金の拡充をはかるという二つの措置によつて、漁船金融の円滑をはかりたい、こういうことを考えておることを申し上げた次第であります。
そうして研究されて、国会からこういう提案があるのだからというのであるならば、あなた方の漁船金融というものはひつこめるのが理の当然じやないか。しかもはなはだしいことには、冷蔵庫などというものは飽和状態であるから、冷蔵庫の特融などというものはあまり重点的に見なくてもいいなどということを、水産庁の高官連中のあなた方がときどき話しておるということも聞いておる。とんでもない間違いだ。
漁船の問題につきましては、やはり今般開かれました漁船災害補償に関する政府の各種の補助、これをさらに拡充もし、整備もして、でき得べくんば、これを常識的に言われております養老保險というふうな形まで持つて行くことができれば、金融関係者の方の希望もそれによつて満たすことができて、漁業における最も重要な固定資本となつておるところの漁船金融が打通されれば、ひいては水産金融全般に対して相当大きい金融が開かれるのじやないかと
殊に漁船金融が今日逼迫しておる折柄でありますので、せめてこの漁船保険のいわゆる基金ぐらいは何とかして貰いたいということで、一億何千万円かの要求を当初持出したのであります。併し大蔵省は最後まで聞き容れるところとならなかつたのでありまして、これも最後の閣議にも大臣から発言して頂いたうちの一つになつておるのですが、結果は不幸にしてうまく参らなかつたのであります。
加えて漁船金融、資材の面、あるいは漁業労働等の面は、全部他省の所管に属しております関係上、はなはだ不便きわまるものがあるのでございます。先般連合国の好意によりまして、漁区の拡張が認められ、これを契機として水産庁の省への昇格を期待し、そしてこれによつ。て強力なる行政権を発動せしめて、海をたたえて水産日本の実をあげよということは経済復興が叫ばれておる今日、全国漁民の熱烈なる意見でございます。
資金の基礎になりました今言つた永井という金主が逃げてしまつたというふうなことになりましたので、これは話が少し戻りますが、金庫といたしましては、こういう漁船金融に限りませんで、一般に金庫から金融を受けたいという向に対してはなるべく自己資金を出していただき、いろいろ方法を盡して自己資金をかき集めて、どうしても集まらないものについて金融を考えるという方針をとつておりますので、本件につきましても三百万は――
いろいろ今後におきまして水産廳の問題或いは漁業資材、漁船、金融その他いろいろの案件があると思いますけれども、それを綜合して水産物増産対策ということで調査承認要求書を出したいと思いますが、如何でございますか。——御異議ないようでありますから、水産物増産対策に関する調査承認要求書を議長宛提出いたします。事件の名称は「水産物増産対策に関する調査%」、調査の目的は「水産物の飛躍的増産を図る。」
○政府委員(藤田巖君) 次に漁船金融の見通しについては必ずしもいいとは考えておりません。我々の建造計畫をろいろい實行いたし、而も第四次の建造の分は全然考慮に入れませんでも相當數の金額を必要とするのでありまして、それについてこの資金の性質がやはり設備資金で長期のものであります關係上、一般の市中銀行からこれを融資を仰ぐこともできない實情でありおす。
何れもつと復興金融金庫は大藏省委員も全部揃つた上で、改めてこの漁船金融の會議をもう一度開いて下さるように委員長にお願いして置きます。
だからして先ず全般金融も含めて、船を造つて、それで漁業をやるには資材が要るというので、關連性を持つて、漁船金融資材、その中でも漁船に一番關係があるので、漁船の金融に重點を置くということを最初考えたのですが、資材はこれは一般の資材のつもりだつた。
從來漁業の許可、制限、取締り、それから漁船金融の問題、こういうふうな問題は從來農林省でこの事務に當つているのであります。しかしながらこれらの事務と一體をなすところの漁船の造修に關する所管というものは運輸省にございます。
從つてこれは漁船金融の裏づけとして漁船保險制度というものを現在やつておるわけであります。 なお一般の水産資金については、これは私どもの方で毎期、たとえば漁船の資金わくというものを各四半期ごとに立てております。そしてそのうち復興金融金庫から漁船建造資金がどれくらい出るかという問題については、私どもの方が世話をしております。
また加えることにしても、從來の漁船金融に對する農林省の主管の部面と、公團の運輸關係の部面との摩擦を起したならば、ますます漁船建造について困ることになるおそれがあると思うのであります。殊に運輸省はあの大きな赤字を出して、運賃を三倍も四倍も上げなければならぬような現在でありますから、運輸省の從來の豫算の範圍で、公團の資金を賄うことは私はむずかしいのでなかろうかと思います。
しかしこのままでありますならば漁船資材及び漁船金融において相當困難を來すという見透しをもちましたので、この中に一つのわくをつくるということが、せめても日本の水産界に貢献をしていくであらうという見透しから、今その途を開かすべく話を進めている次第であります。それで大體の成案ができましたならば、また改めてこの委員會に御報告する機會があろうと思います。それまでしばらく時日をかしていただきたいと思います。
同時に石原君の御心配は、現在漁船金融の面と、船舶金融の面とあるから、かりに私の申し上げた點について、その一部の金融が現在流れている漁船金融のものをとつてきて、かえつてこれを梗塞するのではないかという御懸念がありますが、私から申し上げますならば、大體百トン以上の船舶に對して船舶公團をこしらえて、そうしてこの公團が政府から助成金を出す。