1972-04-18 第68回国会 衆議院 農林水産委員会 第10号
それ以外のものにつきましては、一定のルールのもとに大型化を認めておるということでございますが、従来、どちらかといいますと、まだ耐用年数がきていない前に償却して、漁船大型化をはかるというような傾向がございますから、一方におきまして漁獲努力をふやして、差しつかえないものにつきましては、そういう方向で指導することが間違いないと思うわけでございますけれども、中には、そのために逆に経営の不振を招くというようなものもありますので
それ以外のものにつきましては、一定のルールのもとに大型化を認めておるということでございますが、従来、どちらかといいますと、まだ耐用年数がきていない前に償却して、漁船大型化をはかるというような傾向がございますから、一方におきまして漁獲努力をふやして、差しつかえないものにつきましては、そういう方向で指導することが間違いないと思うわけでございますけれども、中には、そのために逆に経営の不振を招くというようなものもありますので
しかし、かつて当魚市場の象徴であった近海マグロ水揚げの減少に対する急速冷凍マグロ受け入れ体制の強化問題とか、漁船大型化に伴う港の整備のおくれ、県外漁船の誘致対策、あるいは加工原料魚の供給不足、他港からの陸送ものに対する依存度のバランス等、検討すべき問題が多いようであります。 当地においての問題には、練り製品の水産加工業者による水質汚濁の問題があります。
また、二百トンないし五百トンの大型化が進んでいるが、そのために中小企業が圧迫を受けるじゃないかという点については、総理からお答えいたしましたので省略いたしたいと思うのでありますが、なお一つ、つけ加えて申し上げたいことは、多額の資金を必要とするのでありまして、これらに対し農林漁業金融公庫及び農林中央金庫の資金を重点的にあっせんすることによって、中小企業者の漁船大型化に支障のないよう処置してまいるということで
たとえば、きのうまで中小漁業の花形としてうたわれていたマグロ漁業も、今日では、資源を無視して行なわれた政府の許可の乱発と漁業者の漁船大型化競争によって、著しい過剰投資を招き、その結果として資源条件を悪化させ、漁獲率の低下、漁場の遠隔化による操業経費の増大等によって、経営状態を悪化させているのであります。
(1) 近海許可漁業トン数規制上限の引き上げと企業統合による漁船大型化の認可 (2) 海上保安本部を主体とした救難対策委員会に対する助成措置 (3) 海外港湾への緊急避難に関する外交措置または中継基地の整備 (4) 漁港整備は漁船安全操業の基盤であるので、これが早期完成のための方策の実施 (5) 漁船運航技術研修等講習会補助金の増額 (6) 四国海運局への海技試験官の増員等であります。
また沖合い漁業への転換のための漁船大型化については、資金融通の道を十分に講じ、一方、資源確保、沿岸漁場開発のためには、国費助成、資金融通などにより、浅海増殖事業の振興をはかるべきであり、さらに零細漁民の経済安定のためには、農耕地を与えて多角経営方式を取り入れる等の助成措置が必要であると思うのであります。
たとえば、政府が常に一枚看板のように言つております、沿岸から沖合いへ、沖合いから遠洋へということは、錯綜混乱せる沿岸漁業及び沖合い漁業の調整転換による漁船大型化でありますが、その裏づけとしての融資の処置が子供だましのごとき額にしか達しておりません。また漁港整備の五箇年計画も、現況の状態では、二十年たつても第一次特定整備漁港の完成すらもできないと思うのでございます。