1954-12-04 第20回国会 衆議院 水産委員会 第2号 また瀬戸内海は一府十県にわたり、沿岸の漁業関係市町村だけでも五百近くもあり、その人口は七百八十万人にも達している状態にあり、加うるに企業的漁業はほとんどなく、大部分が零細なる個人経営体であり、年間における漁民一人当りの平均漁獲高について見ても、全国平均九貫に対し二百貫程度にすぎないものであり、漁場も限られている関係上、利害関係きわめて錯雑であり、勢い漁業調整の問題が多いのはある程度やむを得ないことかとも 中村清