1988-03-31 第112回国会 参議院 農林水産委員会 第6号
あわせて、日本のように非常に国土の狭いところでは、限られておるとは言いながら内水面漁業に対する期待感といいますか、漁業運営の改善充実ということが重要になってきているという指摘があるわけです。
あわせて、日本のように非常に国土の狭いところでは、限られておるとは言いながら内水面漁業に対する期待感といいますか、漁業運営の改善充実ということが重要になってきているという指摘があるわけです。
しかし、その反面、より効率的な漁業運営方式等について、たとえば、乗組員全体の利益分与制度を考えて、早く漁場に行って早く仕事をして早く帰ってくればそれだけ魚が高く売れる、そういう場合には乗組員はより多くの報酬が得られるのだとか、実はいろいろな工夫があり得ると思うのです。
それからもう一つは、いま言いましたように、漁船の船体、積荷及び船主責任保険の三制度、これの本格実施が三つそろってやられますと、ほぼ完全な姿になって、漁業者やあるいは漁船保険組合などにおいても、漁業運営の一層の安定、保険加入の促進、事務の簡素化、こういったものが図られるというように思うのです。
これに関しましては農林漁業金融公庫の融資等の面において、できる限りのあっせんを申し上げたいと思うのでありますが、また一方におきまして、モウカザメはえなわ漁業に転換する漁民の方々も政府の方から交付いたします金を消費的な支出に浪費することなく、モウカザメはえなわ漁業運営に必要ないろいろな施設に活用して使っていくということをぜひお願いしたい、かように考えております。
今日の経済情勢のもとにおきまして、御承知のごとく、協同組合が非常に分散されております関係上、そこに同一の漁業運営をなし得るためには、どうしても全国漁業協同組合連合会というものが必要であると、私は考えておるわけであります。これに対して当局はいかようにお考えになりますか、この点をお尋ねいたします。