1949-06-02 第5回国会 参議院 水産委員会 閉会後第2号
これは漁業会の漁業権に限らず、当然個人の漁業権についても同じですが、これに対して二年間口をきけないというようなことは非常におかしいのてありまして、漁業權の所有自体につきましては、現在の漁業権等臨時措置法、今度の漁業法施行法の三條四條によりまして漁業権の所有自体は動かしませんが、行使方法につきましてはいろいろ不当なものは直さして行く必要があるわけであります。
これは漁業会の漁業権に限らず、当然個人の漁業権についても同じですが、これに対して二年間口をきけないというようなことは非常におかしいのてありまして、漁業權の所有自体につきましては、現在の漁業権等臨時措置法、今度の漁業法施行法の三條四條によりまして漁業権の所有自体は動かしませんが、行使方法につきましてはいろいろ不当なものは直さして行く必要があるわけであります。
御存じのごとく農業の方では大きな地主、その地主の持つておる土地というものが取上げられて小作も自作となつて、そして開放されておる、農業協同組合法ができて、組合ができまして、どんどん仕事を行なつておる、こういつた農業の方面の流れと比較して皆樣方が言つておりますところのいわゆる漁村の民主化、或は漁業權を漁民に開放するというこの立派なる名目で作られましたところのこの漁業権制度、この法律案の底を流れておる行き
ただ特例として、漁業權及び入漁權等を持つ漁業会は、漁業權制度改正との関係上、期限後でも漁業權整理の終わるまで、これらの權利の管理に必要な範囲内で存続を認めることとしております。
すなわち漁業者の租税負擔は、漁業權税、あるいは特別漁業税、船舶税、舟税そういうようになつておりまして、さらに所得税も相當課せられておるわけであります。漁業は戰爭中非常に被害の大きい産業でありまして、特に漁船の潛水艦その他による被害は甚大であつたわけであります。
なお漁民の方々は今日まで特別漁業税、あるいは漁業權税、あるいは船舶というような關係課税をされておるにかかわらず、この新しき事業税を設けるのはどういうわけか、眞意に苦しむというような御意見のように思いました。この點は確かに事實でございます。しかしこれは今までは法定外課税といたしまして、各府縣の條例に基いてつくつておつたのであります。
例えば特別漁業税或いは漁業權税、船舶税又は舟税、かくのごとき税金が掛かつている外に、一般業者と同じように又更に一般の税金が掛かつて來るのであります。
漁業權を中心とした問題が御承知のように漁業法と關連しておるのであります。その問題を何とかして解決しまして、關係方面の話をつけて、この國會開會中に提案をいたしたいと思つております。 尚水産、海産等のことについていろいろ風評があるやに私も聞いておるのでありますが、その點については事實を審かにいたしておりません。御承知を願います。
の請願(冨永格五 郎君外一名紹介)(第七三一號) 五一 伊東漁港修築工事を國費又は縣費を以て施 行の請願(小松勇次君紹介)(第七三二 號) 五二 出雲崎漁港修築の請願(神山榮一君紹介) (第七三七號) 五三 燒津漁港築設促進の請願(加藤靜雄君外三 名紹介)(第七五二號) 五四 魚津漁港擴張工事施行の請願(佐伯宗義君 外二名紹介)(第七八七號) 五五 増毛町所有の漁業權存續
本委員會としては水産廳の設置の問題を初めといたしまして、漁港關係魚價及集配機構關係、資材關係、金融關係、漁業權の問題その他水産萬般について、特に政府提出の議案わずかに一件にすぎなかつたのでありますけれども、今後起るべき水産振興上のあらゆる問題について事前に檢討を加えてきたのでありますが、本日第一囘國會における水産委員會の最終の會議を閉ずるにあたりまして感慨無量のものがあるのであります。
十二月四日 生鮮食糧品の統制撤廢に關する陳情書 (第六三五號) 專用漁業權開放に關する陳情書 (第六六一號) を本委員會に送付された。
○青木委員長 次に追加第三、專用漁業權開放に關する陳情、新潟縣佐渡郡加茂村齋藤善一外二名提出文書表第六六一號にございます。
その中の水産の問題についてでありますが、この問題については、なお先ほど水産局長から十數億の要求ということがあつたのでありますが、このほかに漁業權その他の問題について、相當巨額の御要求があるように私は拜承しております。その他水産に關する重點の問題といたしましては、水産に關する基礎的な調査を相當重點的にやつていきたい。
ここでわれわれはこの問題をどう考えておるかと申しますと、これは現在いろいろと研究しながら案が進んでおりますところの漁業權制度の改正、漁業法の改正、この問題に絡みまして、將來われわれは内水面事業をこういう形でやつていきたいという考え方があるのであります。御承知のように漁業法改正に伴いまして、漁業權の制度が全面的に改正せられる考え方で、今案が進んでおるのであります。
その當時の答辯によりますると、干拓事業は茨城縣知事よりの申請に基き、これを霞ヶ浦干拓耕地整理組合に委託したので、漁業權問題の一部が未解決であるのみとのことでありました。
その次には林野の開放ということがくるでありましようし、宅地の開放ということも、續いては漁業權の關放、こういうものが有機的に、一貫的に、統合的に行わなければ、日本の各般にわたる民主化の基礎條件は備わらぬと思うのであります。今日農地にだけ關して農地開放を行つているのでありますが、引續いては林野の開放もしなければいけない、こう思うのであります。そのためには土地利用區分の確立をしなければいけない。
これをも併わせて改正すべきかどうかという點を一應議論したのでありますが、御承知のように、漁業法の改正には先ほど申しましたもつと根本的な改正、つまり漁業權制度の改正、それからまた漁業協同組合に伴う團體の關係の規定の改正、こういうものが當然あるのでありまして、そういうふうな意味合いから、もしもほかの點について觸れるといたしますれば、當然その點にも觸れていかなければならぬのであります。
○馬越委員 漁業權制度の改正法案の御提出が相當延引いたしておりますことは、關係方面との折衝の上にいろいろ御困難な點があることとは重々お察しいたしておるのであります。しかしながらこの問題がすでに論議せられましてから經過いたしました日數も相當な日數になつておるのであります。
○藤田政府委員 漁業協同組合法と、漁業權制度の改正に關する法律案の問題につきましては、關係方面の意見がまだ一致しておりませんために非常に延び延びになつておりまして、恐縮に考えておるのであります。實は漁業協同組合法の方には根本的な大きな問題はもう殘つておらないのであります。問題は漁業制度の改正の方にまだ根本的な二、三の點につきまして、はつきりと關係方面の間に了解がついておりませんわけであります。
○政府委員(藤田巖君) 漁業權の制度改正の問題が非常に長引いておる、從つてそれに關連した漁業協同組合法案も延び延びになつております。只今の江熊さんからお話のございましたように、地方では非常にこの問題の成行がわからないために、いろいろの混亂を來しておるということは、私もそのことは十分聞いて知つておるのでありまして、法案が長引いておりますことについては甚だ申しわけのないことと考えておるのであります。
いろいろさつきからお述べの點を綜合いたしまして、先程問題になりました漁業協同組合法の施行促進、漁業權の問題に絡んでの陳情書をここで採り上げて兩々相俟つて早く實現するようにはかつたほうが宜いのじやないかと、かように考えます。
○政府委員(藤田巖君) 漁業協同組合法竝びに漁業權制度の改正については随分前から私共の方で立案もしておつたのでありますが、まだ關係各方面の最後的の意見の決定を見ておりません關係上、現在まで延び延びになつておるのでありまして、現在の見透しとしてはまだ漁業權制度の改正の方面におきまして若干の問題は殘されておると思いますけれども、私共といたしましてはできるだけ急速にこの法案の準備を完了いたしまして、でき得
その後漁業權問題が再燃しておりますことは遺憾するところであります。治水につきましては内務省方面の御意見といたしましても、近く開始される北利根川擴張工事と竝行して實施いたすべく干拓事業は三箇年計画といたした次第であります。現在の進捗状況は、目下水中工事でありまして、ある一部がようやく水面上に顔を出したという程度でありまして、今囘の水害とは直接關係のないものと存じております。
その後農林省といたしましてよく調査いたしましたところが、特定の漁業權設定に對しましての漁業權の補償等はいたしておりますが、自由漁業權地區に對しましての問題については、十分解決されておらないということも判明いたしまして、これらにつきましては目下それぞれ縣の方と打合せをいたしまして、十分善處いたしたいというふうに考えております。
○藤田政府委員 現在の水産業の重要性に鑑みまして、漁業權制度を根本的に改正をいたしまして、漁村民主化の基礎の確立及び漁業生産の増強をはかることはきわめて必要であると考えまして、現在これに關して關係方面とこの法案の内容につきましていろいろと交渉中であるのであります。
○青木委員長 本件は漁業權に關する小委員會に付託し、審議を繼續することにいたしたいと存じますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
(二)休業漁業權の生理に必要な休著の判定をなすこと。(三)賃貸漁業權の整理に必要な賃貸借の判定をなすこと。(四)その他管内漁業全般の調整を圖ること。 四、都道府縣及び全國の區域を區域とする漁業調整委員會(以下都道府縣及び中央漁業調整委員會という)の機能はおおむね左の通りとすること。(一)特に重要と認められる行政廳の漁業處分に際しその意見を具申すること。
他府縣に何か先にこのような種類のものを許可したことがあるというようなことを内務省では言つておりますが、それは漁業權あるいは何か船舶及び漁具に對する物品税のようなものが、漁業税と稱して若干あるように聞いております。また多少あつたとしても、それはごく小額のものが山形縣の方にあるように聞くのでありまするが、これはほとんどルートにのつていないのだ。
○坂東幸太郎君 北海道増毛町有漁業權を、近く改正せられる漁業法においても現状のまま存續せらるるような特段の御措置を講ぜられんことを町財政上町民の要望を代表し請願いたします。
○西村(久)委員 本請願は政府委員のお話の通りに、漁業權制度の改正に伴いまして當然影響いたす問題であろうと存ずるのでございます。漁業權制度の改正そのものの委員會が、的確なる根據のもとに立ち、法規のもとに立つての審議をする委員會でないのでありますから、本案はこのまま参考採擇として本省の方にこの取扱方を任せる方がよろしいかに存ずるのでありますが、各委員の御意見を拜聽しておきたいと思います。
○藤田政府委員 現行の漁業權制度というものはずいぶん古くからやつておるのでありまして、相當各種の點において實情に副わない問題があるのでありまして、現在これらの幾多の弊害を根本的に除去し、漁業權制度を根本的に建直そうということから、現在關係方面と審議を進めておる次第であります。
法律的にみますれば、漁業權の關係を申しますれば、決濟をして金を拂つてものを受取つたら、それぞれの紡績業者なり撚糸業者なり製網工業なりになる。漁業者は自分が金を拂つて品物を受取つたときに、初めてその權利を得る。こういうことになるだろうと思います。