1966-03-17 第51回国会 衆議院 本会議 第28号
○卜部政巳君 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま坂田農林大臣から御説明の行なわれました漁業年次報告及びこれに伴う施策につきまして、佐藤総理並びに関係各大臣に対しまして若干の質問を行なわんとするものであります。(拍手) 沿岸漁業等振興法が三十八年に制定されまして、同法に基づくいわゆる漁業白書が国会に報告されるようになってから、本年で三回を迎えるのであります。
○卜部政巳君 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま坂田農林大臣から御説明の行なわれました漁業年次報告及びこれに伴う施策につきまして、佐藤総理並びに関係各大臣に対しまして若干の質問を行なわんとするものであります。(拍手) 沿岸漁業等振興法が三十八年に制定されまして、同法に基づくいわゆる漁業白書が国会に報告されるようになってから、本年で三回を迎えるのであります。
だから、私は、やはり基本的にそうしたかまえの上に漁業年次報告というものがなされて、初めて価値が出てくると思う。その点、ひとつ私の考え方が間違っておるかどうか、端的に御所見を、簡単でけっこうですから、伺いたい。
〔谷垣委員長代理退席、仮谷委員長代理着席〕 まず第一に、私は基本的な当局の考え方をお尋ねしておきたいのですが、漁業年次報告、あるいは四十年度に行なわんとする漁業施策、この漁業白書というものは、何のために出されるのか。この根本的な考え方、なぜ漁業白書を出すのかという、これをお聞かせおき願いたい。
しかし、その反面、沿岸漁業等がいかにみじめな地位に追い込まれているか、いかに低い生産性のもとにあえいでいるかは、さきに政府が報告されました漁業年次報告によっても明らかであります。これは、歴代政府が大資本漁業偏重におちいり、沿岸漁業等を軽視し来たった当然の結果であると言わなければなりません。総理は、最近中小企業や農林漁業に対しては革命的な施策を講ずる旨をしばしば強調されているようであります。