1949-11-16 第6回国会 衆議院 水産委員会 第9号
漁業協同組合法案ができた場合に、漁業協同組合法案は漁村の民主化と経済の発展を企図してある。漁業法案の方においては、民主化と生産力の向上という問題が出ている。そこに相マッチすべきものであるけれども、今度はその先へ行くと、優先順位ということになると、協同組合というものは、自営化しなければ協同組合がやれない、こういうことになる。これは私ども違う。
漁業協同組合法案ができた場合に、漁業協同組合法案は漁村の民主化と経済の発展を企図してある。漁業法案の方においては、民主化と生産力の向上という問題が出ている。そこに相マッチすべきものであるけれども、今度はその先へ行くと、優先順位ということになると、協同組合というものは、自営化しなければ協同組合がやれない、こういうことになる。これは私ども違う。
ことに先刻比率ということを非難されましたけれども、それは漁業権というものと、漁業協同組合法案との関係を申したのでありまして、この漁業権というものはおよそ三百万戸、漁村は家族が多いから平均五人として千五百万人の利害関係にかかつて来ることであります。
○石原水産委員長 実は第四国会のときに漁業協同組合法案というものが改正されたのであります。そのときには三十二人の公述人を呼んでおるのであります。事柄の上から言えば、一県二人以上は公述人を呼ばなければならぬという説が委員の多数にありますけれども、事務局から金がないということを聞きまして、大いに圧縮して四十五名にとどめた次第であります。
これはすでに通過した漁業協同組合法案等と密接不可分の関係がありますので、提案されてから長く審議に日も要し、その修正等が困難であるというようなことは、非常に水産界のためによろしくないことであると思うのでありまして、できることならば委員において適当な方法で事前審議をして、相当なる委員側としての成案を得、並びにその是正に努めるというようなことが必要でなかろうかと思うのであります。
かかる法案を通過させましては、漁民としてははなはだもつて迷惑でありまして、私らは漁業会の完全なる民主的解散というものを願望して、協同組合促進運動を進めて來ておるところの立場から言えば、こういう法案はすみやかに撤回し、先ほど私が指摘したような各官廳の勢力爭いとか、現状に即さない点を修正いたしまして、民主的漁業協同組合法案を上程されんことを切望する次第であります。以上をもつて私の公述を終ります。
漁業協同組合法案に関しましては以上でありますが、この機会に今の内水面に関しますものはほかにもおありでないようでありますから、ちよつと時間をお借りして、漁業法のことについて述べさしていただきたいと思います。漁業法の改正案によりますと、先刻申し上げたように、海も川も一緒にしていただいたために……。
私たちはこの漁業協同組合法案にほぼ賛成の意を表するものでありますが、從來の零細なる漁民を一人前の漁業者であるということを認めていただく上においては、新漁業法の設定が最も急を要するのではないかと考える次第であります。
私はこの漁業協同組合法案を一読いたしまして、政府当局の御苦心と勇敢さにひたすら頭を下げまして、敬意を表し上げるものであります。まず大要はこの趣旨に対しまして賛成を申し上げます。しかしながらここに大きな問題が伏藏しておりますので、この点はあるいは法の研究未完了のため、法文の解釈のうちに含まつておることは知らずに申し上ぐるかもしれません。
かような点から行きますと、私は今回のような漁業協同組合法案に全幅の賛意を表することはできない。本來からいえば、このような漁民それ自身みずからを規制する法律をおつくりになる場合に、單刀直入に第一上程することそれ自体がおかしい。なぜもつと漁民の意見を聞かなかつたかということを申し上げたい。
以上五つの点について私は言いましたが、まつかく今度の漁業協同組合法案といい、漁業法の改正の意図といい、一貫しておるものは、やはり漁業労働者並びに漁民をますます苦しめ、中小漁業者を経営の困難に陷れ、あらゆる点において漁業資本家にのみ有利なように改正させようとしておる。
○淺岡信夫君 漁業協同組合法案、これを先ず大別いたしまして、各委員からのいろいろな御質疑がございましたし、その質疑に対しまして、水産庁当局から縷々懇切なる御説明も頂いたのでございますが、いろいろこれを啓蒙宣博するという一つの行き方、それを徹底せしめて、自治的にこの敗戰後の日本の建直しという意味におきまして、先ず漁業会漁民に力強く呼びかけて、そうして遺憾なきを期したいということでこの法案ができたと思いますが
ただ漁民大衆の問題につきましては、漁業協同組合が確立しましても、よほどそこに不安があるのでありまして、これは一時永年やつておつた漁業組合が漁業会となり、そして敗戰後今日まで、農業会はそれぞれ解消がなつたが、漁業協同組合法案はその後一手も遅れて、その間漁業会は非常な苦心をして経営しておるのであります。
それから漁業協同組合法案の成立すると同時に、從來の漁業会に対する処置の法案は、ここにある程度まで、はつきりはせぬが示されておりますけれども、この漁業会の財産等を処分するという方法につきましては、大体どういう指導方針を持つておられますか、承つておきたいのであります。
即ち三重縣漁民三万の自主的意思によつて組織されましたる漁村振興会の決議によつてものでありまして、第一は、生産資材の完配又は実情に即した魚價の設定及び資材の入手手続の簡易化、第二は、漁業協同組合法案並びに改正漁業法の早急なる上程、第三は、水産加工冷凍設備に対する國庫補助金の交付ということであります。右に関し農林当局からの説明があり、各委員と政府当局との質疑應答がありましたが、これは省略いたします。
そこに至つて初めて、漁業協同組合法案と並んで画龍点睛が行われるであろう。かように考えておりまして、目下事務当局において継続的に研究を進めるようにいたしておりまするから、只今江熊さんのお話のように、今後更に時間もありますから、各方面の御意見も十分に採入れて、愼重完璧を期したい、かように考えております。
○石原(圓)委員 水産関係者におきましては、漁業協同組合法案、漁業法案等の提出を期待しているのであります。しかるにこの会期には出るか出ないか、わからないということでありまして、もしそれが延びる場合には、全國の漁村がそれによつてこうむるところの影響は莫大であると思うのであります。
————————————— 七月五日 漁業権法安起草の件 漁業協同組合法案起草の件 の閉会中審査を本委員会に付託された。 ————————————— 本日の会議に付した事件 漁業権法案起草に関する件 ————————————— 〔筆記〕
労働條件その他労働問題に関する件 農林委員会において 一、自作農創設特別措置法の一部を改正する法律案 二、農地調整法の一部を改正する法律案 三、農業協同組合法の一部を改正する法律案 四、主要農産物價に関する件 五、木炭の需給対策に関する件 六、土地改良に関する件 七、災害復旧対策に関する件 八、主要食糧の需給対策に関する件 水産委員会において 一、漁業権法案起草の件 二、漁業協同組合法案起草
政府におきましては近く漁業法の改正案と、漁業協同組合法案を國会に提出し、漁業権の再分配と同時に一般漁民の協同の力による生産、加工等の経済行爲を行わしめ、いわゆる漁業の民主化を実現する計画を進めておりますが、これが成功するかどうかは、一に協同組合に対して國家資金による金融援助が與えられるかどうかにかかつておるのであります。
それから、それと表裏一体の関係を成しまする漁業協同組合法という二つの法案を私の方で用意をしておりますが、この二つの法案は農村の民主化と同じように、漁村の民主化のためにも必要なことでありまして、関係方面といろいろ折衝をしたのでありますが、漸く昨今に至りまして、事務的な許可を得ることができたのでありまするが、何分にも漁業権を中心としまする新らしい法案にしましても、漁村の民主化につきましての漁業協同組合法案
われわれの水産の振興に最も根本的に関係の深い漁業制度改正法案、あるいは漁業協同組合法案というような基礎法律は、前片山内閣時代から出そうで出ないのでありますが、これは必要がないのでありましようか。私は速急にこういう制度はこさえなければならぬものと感ずるのでありますが、農林大臣の御所見を承つてみたいと思います。
漁業協同組合法案は、その骨子を説明する程度に終る。これも正式の法案を本議会に提出する運びには残急ながら至らないということに了承してよろしいでしようか。
第二は漁業協同組合法案を速やかに國会を提出して、これが成立を期したいのであります。漁業会解散後における漁民団体の法制化については、漁民として非常なる関心を寄せております。よりどころのない不案な生活状態に放置されたままでは、勤労漁民の生産意欲に大いなる惡影響を與えている現状であります。解放を予想される漁業権の帰属問題とも関連して、本法案の速やかなる上程成立を熱望しておる次第であります。
特に漁業協同組合法案の審議及び農地改革に匹敵いたしますところの漁村民主化の基本法案である漁業権改革の問題等も、いまだに設定されておらない現段階におきまして、水産委員会の使命と任務はますます重大さを加えておる時でありますので、この際水産委員会はあくまでこれを存置いたしまして、十分なる審議と研究を本委員会においてとりまして、國会の権威を十分に発揮できるように、水産委員会はあくまで存置すべきものである、こういう
本日はこの議会に提案されるベき漁業法の改正法案とか、或いは漁業協同組合法案の内容について、水産局長からいろいろ御説明があるわけでありますが、その前にこの貴重な時間を割いて頂きまして、ほんの十分間なり十五分間なり割いて頂きたいと思うのであります。
大體の現在ノ状況を申し上げますと、漁業協同組合法案につきましては、私どもの法律案が一應でき上つております。それを現在關係方面に提出をいたしまして、御審議をいただいておるわけであります。
殊にこの漁業協同組合法案が提案せられてこれが可決せられなければ、現在の都道府縣の水産業會のこうむります不利というものは、はかり知れないものがあるのであります。