1948-12-07 第4回国会 衆議院 本会議 第5号
なお食糧対策につきましては、今日のいわゆる米麦中心の食生活を科学的に再檢討して総合食糧主義に切りかえるのが現在の環境にある日本民族將來への食生活の目標でなければならぬと思いますが、その意味において、今日軽視されがちな沿岸漁業、有畜農業に力点を注いで、動物性蛋白給源を確保する根本方策を講ずべきであると考えまするが、これに対する政府の考え方を承つておきたいと存じます。
なお食糧対策につきましては、今日のいわゆる米麦中心の食生活を科学的に再檢討して総合食糧主義に切りかえるのが現在の環境にある日本民族將來への食生活の目標でなければならぬと思いますが、その意味において、今日軽視されがちな沿岸漁業、有畜農業に力点を注いで、動物性蛋白給源を確保する根本方策を講ずべきであると考えまするが、これに対する政府の考え方を承つておきたいと存じます。
現下の情勢と將來の見通しからいたしまして、農林行政の基本は、食糧を中心とする農林水産物の生産力の向上と、農林漁業経営の安定保持ということを中心として立てらるべきものと考えます。
むしろそういう意味合いにおきまして、今後微生物並びに電氣等をいかなる形に農林漁業関係に取入れるかということについて、別々な研究によつてむだな時間を空費しないように、すべて総合して行きたいということを考えておるのでありますが、御指摘のような点と合致するかどうかは別といたしまして、十分研究をいたしたいと思います。
○藤田説明員 それでは漁業制度改革に関する大体の構想を御説明申し上げます。漁業におきましても、農業と同じく民主化の問題が取上げられるわけでありますが、これは農業と漁業との相違からいたしまして、その民主化の方法その他につきましては、相当かわつた点があるわけであります。そのかわりました点が、漁業制度改革に関する具体的な実施方法において現われておるわけであります。
それから基準年度において貸しつけていなかつた漁業権、つまりみずから営んでおります漁業権につきましては、定置、区画及び特別の漁業権については一應推定賃貸料というものを計算いたしまして、その推定賃貸料の十三倍であります。それから專用漁業権は三箇年の平均所得の五倍を大体限度とする。それから漁業権の賃借権または使用賃借による権利につきましては、目的たる漁業権の補償金額の二割というものを直接に出す。
漁業制度改革に関する件 漁業生産力を発展させ、漁業の民主化を図ることは、日本の民主化並びに経済再建の重要な一環であるので、行き詰つた現行漁場関係の整理を前提として新たに漁業生産に関する基本的制度を定め、漁業者及び漁業從事者を主体とする漁業調整機構の運用によつて水面の総合的高度利用を図るため、現行漁業團体制度の改革と相い俟つて、左記構想により現行漁業制度を改革する。
○石原(圓)委員 金融の問題でありますが、水産廳は二十三年度の第三・四半期に設備資金として二十四億三千三百万円、運轉資金として三十六億四百万円の資金計画を立てておるようでありますが、この中の設備資金はまず第二としまして、運轉資金の三十六億四百万円のうちには、以西底引、かつお、まぐろ定置漁業、さんま、いわし等の漁業の運轉資金が含まれておるようでありまして、これらの漁業は今盛漁期に入つておるが、その運轉資金
○三好委員 それから北海道に対してのみ申しますが、北海道の漁業資金というと、どうしてもにしんを重点的にばかり考えておりますが、これに対しても十分考慮してもらわなければならぬ。
しかしもう一年の年越しをする漁民の苦哀を考えましたときに、でき得ればということで延ばされたのでは、いわゆる來年のこんぶ漁業は申すに及ばず、こんぶ前に着漁すべきところの漁業資金が、一体どこからまわつて行くかということを考えますと、こんぶの販賣ができなければ春の漁業というものはできないのだ。
○青山正一君 今國会も十三日でどうも終りになりそうですが、差当つて金融問題とか、それから配給制度のクーポン制の問題、漁業権の問題、こういつたいろいろな問題がありますからして、委員長の方で適宜お考え願つて、そのことについて、農林省もそういう計画があるようにも聞いておりますから、議員を派遣して十分に調査を進めて行くように希望いたします。
農漁業関係の金融については、今日まで対策はとられておりません。この点につきましては、私どもといたしましては、ぜひとも根本的に農漁業金融に対する基本的な立場において、政府もひとつ考慮する必要があると目下研究いたしておりまするが、なかんずく今御指摘のように、本來農業の特色から見て、農業協同組合による相互金融というものは一つの中心をなすのが当然であります。
○周東國務大臣 鮮魚についてのお尋ねでありますが、これは本間さんも御指摘のように、今日の日本といたしまして、だんだんと漁獲高も物によつては増しておりますけれども、何と申しましても、漁区は著しく制限されておることであり、また沿岸における漁業の実態も、必ずしも非常な数量の増加とも言えない状況にあります。
下關市所在元海軍防備隊跡地及び施設物を 農林省に移管の請願(坂本實君紹介)(第 六八号) 六 新潟縣の豪雪地帶住民に対する課税軽減の 請願(神山榮一君紹介)(第一〇五号) 七 宮崎縣に國民金融公社支社設置及び資金割 当増額の請願(川野芳滿君紹介)(第四 号) 八 物消費税法の一部を改正する請願(荊木一 久君外三名紹介)(第一二六号) 九 加工水産物及び漁業用資材
○後藤政府委員 鹿兒島の大泊港は地理的に非常に重要な地位で、避難港でもあり、また漁業の根拠地でもあるという点がありますので、二十四年度におきましては、港内の浅い所を浚渫するということについて、予算措置をいたしたいという考えを持つております。 —————————————
○後藤政府委員 中浜港は、京都の丹後半島にありまして、日本海航路といたしましては避難港としても大事であり、また漁業上からも大事でありますので、二十四年度の予算におきまして一部防波堤の工事をいたしてみたい、こう考えております。 —————————————
農林漁業者復興資金融通に関する暫定措置のうち、貸出利率の引下げ、林業者の共同利用に供する施設のため必要な資金貸出の途を講ぜられたいというのでございまして、林業の重要性に鑑みまして採択することにいたしました。陳情第百二十一号は所得税の更正に関するものでありまして、所得税の更正決定は実情を無視しているから、秩序ある團体交渉を認め改革して貰いたいというのであります。
————◇————— 医師に対する事業税免除の請願(第七号) 魚介類に対する事業税免除の請願(第五二号) 漁業者に対する事業税免除の請願(第九五号) 長岡市の警察職員の定員増加に関する請願(第一三一号) 助産医療に対する事業税賦課反対の請願(第一七二号) 舞鶴市に特別配付税交付の請願(第一七四号) 地方團体中央金庫設置の請願(第二八三号) 市町村職員待遇費政府貸付金の元利償還額國庫負担
○前田(正)委員 本請願は兵庫縣津名郡の各町村長の連名と、漁業会の連名をもつて請願を出しておりまして、紹介議員は原健三郎君でありますが、かわりまして御説明申し上げます。本請願の要旨は、瀬戸内海は潮流が早い関係で魚類の味が良く、從つて需要が多いが、魚業区域が狹小のため、漁獲高はきわめて少く、その上物價の暴騰によつて漁獲費もかさむので、味も鮮度も劣る遠海魚類と同樣の價格では到底版賣できない。
次に陳情の第九十六号は、林業者に対する資金貸出の陳情でありますが、現在の我が國にとり林業の重要性は高まつておるのであるからして、保護上、農林漁業者復興資金融通に関する暫定措置中貸出利率の引下げ、林業者の共同利用に供する施設のための必要資金の貸出の途を講ぜられたいという趣旨でありますが、これにつきましては金利の点につきましては一應除外して考えることとしまして、他の部面については採択して、院議に諮られると
下関市所在元海軍防備隊跡地及び施設物を 農林省に移管の請願(坂本實君紹介)(第 六八号) 六 新潟縣の豪雪地帶住民に対する課税軽減の 請願(神山榮一君紹介)(第一〇五号) 七 宮崎縣に國民金融公社支社設置及び資金割 当増額の請願(川野芳滿君紹介)(第一一 四号) 八 織物消費税法の一部を改正する請願(荊木 一久君外二名紹介)(第一二六号) 九 加工水産物及び漁業用資材
○大上委員長代理 次に日程第九、第一二、第三〇、第三七及び第四四加工水産物及び漁業用資材に対する取引高税免除の請願を一括議題とし紹介議員の方の御紹介を願います。
請願人は三重縣志摩郡和具町漁業会田中猪之助ほか二十二名、同三重縣牟婁郡尾鷲漁業会長浜田正平ほか十名、三重縣度会郡神前村漁業会長小林伊太郎ほか六名、三重縣南牟婁郡井田村漁業会長上平虎一市ほか十二名であります。 請願の要旨は鮮魚並びに塩干魚にして鮮魚代替となるものの取引高税は課せられていないが、その他のものは課せられており、また漁業者の最も必要とする資材はもちろん賦課せられている。
この部落は全戸三百三十六戸、人口千六百を有する集團部落でありますが、非常に漁業の盛んな所でありまして、通信量は非常に尨大なものに上る見込みであります。現在設置せられておる川南村郵便局とは距離も非常に遠いのでありますので、本請願の採択によつて一日もすみやかに無集配特定局を設置していただくようにお願いをいたす次第であります。
関する法律の一部を改 正する法律案起草に関する件 競犬法案起草に関する件 請願 一 医師に対する事業税免除の請願(西村久之 君紹介)(第七号) 二 魚介類に対する事業税免除の請願(川野芳 滿君紹介)(第五二号) 三 地方鉄道、軌道に対する電氣税免除の請願 (佐伯宗義君紹介)(第八一号) 四 発電水利使料引上に関する請願(押川定秋 君紹介)(第九三号) 五 漁業者
今回かけるというのは、漁夫等の漁業者が直接海に出て魚をとつた、その收入に課税するものでありますから、全然新しい課税でございます。 それからただいま農産物——主食ばかりでなく、養蚕あるいは畜産、あらゆるものに課税しない方がよいのではないかということになりそうな御議論を承るのでありますが、そうすると事業税を全部廃さなければならぬという議論に落ちつくかと思います。
○山口委員長 本請願とまつたく同じでありますので、日程第五、漁業者に対する事業税免除の請願、文書表第九五号、石原圓吉君紹介、文書表第九五号、これも併合して議題に上せたいと思います。御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○岡田(勢)委員 この請願は徳島縣知事以下名前を省略いたしますが、徳島縣議会議長、徳島縣水産業会長、和歌山縣知事、和歌山縣議会議長、和歌山縣水産業会長、和歌山縣水産業振興対策委員会会長等の連名の請願でありまして、漁業法の一部を改正してもらいたいというのであります。
○飯山政府委員 ただいまのぼら寄魚漁業を專用漁業権としい編入するようにという請願に対して見解を申し上げます。漁業法の改正の中に專用漁業権は大体海草、貝類というようなこれらを根つけ漁業と称して、それに限定されるというような考え方ではありますけれども、しかし実際の場合にあたつては、ただいまお話のような問題が多々あることと思います。
○石原(圓)委員 本請願は岡山縣水産会長永井寛次君、岡山縣漁業振興対策協議会委員長松本五代松君の提出であります。ぼら寄魚漁業は從來專用漁業権の中に編入されておるものであります。しかるに今次漁業権の改正にあたりまして、專用漁業の制度がなくなり、根つけ漁業になる。その根つけ漁業の法案の第六條第五項にはこのぼら寄魚漁業は除外されておる。これでは困るというのがこの請願の趣旨であります。
その上、漁船修理費は日ごとに高騰するのみで、漁業者の困惑は目に余るものがある。漁業者は政府の再保險があるので恰かも大船に乗つたつもりで安心しておつたが、保險金が貰えないので、新船建造も修理もできないという有様である。これは政府の再保險の特別会計の資金が不足いたしておる結果である。
日本國民は、その勤勉さにおきましては、世界のどの國民にも劣らざる誠実なる國民でありまして、終戰以來、乏しきに耐え、難きを補つて、農業、漁業または鉱工業に献身の努力をささげ、しかして着々その成果を改め來つたのであります。
日本近海におきましても漁業違反が非常に多くございまして、私どもの方の取締り対象にもしばしばこれがかかつて來るのであります。漁業関係諸法規に規定しておりますところの漁業の秩序維持ということについては、非常に力を入れておるのでありますけれども、海上のことでもございますし、しばしば漁業違反が行われているような次第でございます。
○副議長(松本治一郎君) この際、日程第五、水産業協同組合法案、日程第六、水産業協同組合法の制定に伴う水産業團体の整理等に関する法律案、日程第七、漁業権等臨時措置法案(いずれも内閣提出、衆議院送付)、以上三案を一括して議題とすることに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
次に第三章は、漁業生産組合に関する規定であります。先ず漁業協同組合は流通部面の事業をなすのが本体でありますが、この漁業生産組合は、みずから漁業を経営する組合で、從つて組合は全部出資制度で、役員も全部組合員から選出するこのとになつております。 第四章は、漁業協同組合連合会の規定であります。
○板野勝次君 只今上程されました漁業関係三法案に対しましては、日本共産党は反対するものであります。中小漁業及び零細業業の現状は、第一に今尚封建的な制度の中に置かれている。その上、大資本による遠洋漁業が戰後におきまして沿岸漁業に進出しまして、そのために搾取を受けているのであります。