1990-05-31 第118回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第4号
○説明員(田家邦明君) ただいま先生御指摘がございましたように、サケ・マス漁業につきましては、厳しい国際状況の見通しのもとに、再編整備が不可欠であるという認識のもとに昨年十二月に閣議了解いたしました国際漁業再編対策の対象にするということで、先般四月の末に、滅船者に交付される救済費交付金につきましてその骨格をお示ししたわけでございます。
○説明員(田家邦明君) ただいま先生御指摘がございましたように、サケ・マス漁業につきましては、厳しい国際状況の見通しのもとに、再編整備が不可欠であるという認識のもとに昨年十二月に閣議了解いたしました国際漁業再編対策の対象にするということで、先般四月の末に、滅船者に交付される救済費交付金につきましてその骨格をお示ししたわけでございます。
○京谷政府委員 ただいまお話にございました今回の閣議了解に基づく救済措置の水準につきまして、過去の滅船対策の事例を引いたお話がございましたけれども、私ども、御指摘のように、数次にわたる減船を行ってきている事実は確かでございますが、漁業の実態も時間の経過とともに相当変わってきております。
今日までサケ・マス漁業につきましては数次にわたります滅船を強いられ、関係漁業者の経営には非常に厳しいものがあることは御存じのとおりでございますが、加えて乗組員の雇用問題とか水産加工関連という関連の産業に大きな影響を及ぼす、それらのことはまた施策も十分に行き届いていないという昨今、またこういう問題が出てきておるわけであります。
そういう情勢変化に対処して、我が国の国際漁業を滅船問題を含めていかに再編成していくか、そういう課題が確かに私どもはあると考えております。従来からの実例等々を踏まえながら、そういった問題に対処する仕組みについて、何か明確にしていく必要があるのではないかという認識を持ちまして、私どもは現在検討を進めておるという状況でございます。
水産業経営対策の充実強化につきましては、本格的な二百海里体制の定着に伴う海外漁場の制約の増大、水産物需要の伸び悩み等内外の厳しい諸情勢に対処して、自主的かつ計画的に減船等漁業生産構造の再編整備を図ろうとする中小漁業者に対し、特定漁業生産構造再編推進事業に助成いたしますとともに、滅船に伴い必要となるとも補償資金等の融通を行いました。
したがいまして、今回の補正予算におきましても、財政事情の大変厳しい中でありますけれども、滅船対策等の予算につきましてできる限りの措置をさせていただいておるところでございます。
ところが、それと状況は違うにしても、減船するという実態においてはマグロ業界だって同じなんで、国際漁業をやっている方々は同じなんで、どうしても滅船しなけりゃならないんですよ。ところが、国からは金が一文も来ないんで、貸してやると言う。貸してやる金ぐらいはもう少し楽に貸してやったらどうですか。くれるわけじゃないんですからね。あの五十二年、五十三年の北洋のときは全部国がくれたんですからね。
○松浦清一君 それではちよつと伺つておきたいのですが、今秋山委員が御質問になつたことと内容はほほ類似しておりますが、マツカーサ・ラインが解消になるとどれくらいの隻数が拡大された海面に出て行くという、ことになるかわかりませんが、東支那海、それから北洋方面にやはり出て行く船は、増大しなければならんものと見なければならんわけですが、そういう方面の小型底びきをひつくるめて滅船をする、整理をする、こういうことになると