2011-05-10 第177回国会 参議院 経済産業委員会 第6号
さらに、原子炉を開発するとしたら、炉心溶融事故が生じても避難をしなくてもよい原子炉、原子力発電所を設計するとか、そういう課題があるんではないかと思います。 まとめまして今申し上げましたので、ちょっと時間もございますのでまとめのところは省略させていただきます。
さらに、原子炉を開発するとしたら、炉心溶融事故が生じても避難をしなくてもよい原子炉、原子力発電所を設計するとか、そういう課題があるんではないかと思います。 まとめまして今申し上げましたので、ちょっと時間もございますのでまとめのところは省略させていただきます。
御指摘のケメニー委員会というのは、米国のスリーマイルズアイランドの原子力発電所の炉心の溶融事故という先例がなく安全に直結する重大な事故について原因究明等を行うために特別に設けられたものであると、こういうふうに承知しておりまして、私どもの判断としては、決してそれをおろそかにするということじゃありませんけれども、今回の記録改ざん等による問題への対応とはケメニー委員会というのは私は多少趣を異にする。
そこで、九二年になって一日本でもスリーマイル島原発のような炉心溶融事故が起きると考えて、原発の過酷事故対策をとることに方針が変わったようであります。九五年の十一月、各原発ごとの具体的な対策の内容が決まって、およそ二〇〇〇年をめどに過酷事故対策を実施することになったわけであります。すなわち、日本の原発でも大事故が起きると考えている証拠であろうと私は思っております。
もう一つ申し上げたいのですが、アメリカの一九七八年のこの指針は、スリーマイル事故の前年につくられたものですが、確率論を使って、九つの重大事故のうち冷却水喪失事故は一万炉・年に一回、炉心溶融事故は二万炉・年に一回と考えておったのですね。
なお、少し敷衍をしますと、七八年に出されたこの計画の基礎は、原子炉安全性研究の炉心溶融事故を含めて多数の事故の記述が指導要領、ガイダンスの展開において考慮をされている、こう述べていますね。
○辻(一)委員 この問題は時間が参りましたからこれで切り上げたいと思いますが、最後に、四月中旬の本委員会でスリーマイル島の原子炉溶融事故について資料要求をしておいたのですが、その後その資料はどういう状況になっているか、お伺いしたいのです。
かなかった場合の自然冷却性能であるとか、これは実物大の模型を使って実証したというようなことなどをベースといたしまして、さらに対策といたしましては、従来考えておられなかった小破断、小さいパイプの破断事故、こういったようなものの対策あるいは品質管理面、運転能力の向上といったような面でのいろいろな対策を考えておりますので、これらの対策を総合的に判断いたしますと、アメリカのスリーマイルアイランドで炉心の溶融事故
それからさらに、もしそういう二〇%――これはパーセントはいろいろとあるかもしれませんが、いずれにしても溶融事故が起こっていたということに、特に温度のことの推定がありますけれども、これがウランの溶融温度を超えるあれで上 がっていたというようなことになりますと、まさにそれはメルトダウン、これはもう事故が防ぎ得たのは、それこそ全く運がよかったというようなことにでもなっていくんではないでしょうか、こういうふうにも
それで、いまお話になられた一番シビアな事故は、普通固体原子炉ですとメルトダウン、炉心溶融事故とか、場合によってはSF用語とでも申しますか、チャイナ・シンドロームなどという言葉が、ある意味では少し安易過ぎるかっこうに出てきたりいたしておりますけれども、そういったシビアな事故について、もう少し考えさせていただきますと、一番厄介なのは、当然、最大限に防ぐべきものは、一次系の液体の燃料塩が漏れることでございます
○有島委員 原子炉といいますと、溶融事故というかメルトダウンと言われているものですね、そういう心配を私は一番するわけでございますけれども、これは燃料が固形ではなくて、初めから熱い何か液体になっておるわけですね、そうすると、メルトダウンというようなことについてはこれはどうなりますか。
それは先日のアメリカのスリーマイルアイランド原発の事故にありましたと同じような形で、冷却能力の喪失に伴う使用済み熱料の過熱による溶融事故、それに伴う放射能漏れということが起こり得ることでございます。
それと同時に、四月十三日、ワシントンからの時事通信によると、アメリカやカナダでこれまで原子炉の部分的炉心溶融事故が何度も発生したことが明らかになったということであります。私はいまここでこのニュースについて伺うわけではありませんが、ともかくそういうことも伝えられました。
それから、規制委員会の以前の原子力委員会の原子炉部長はこれに関連して、「炉心の部分溶融事故はこれまでにもたびたび起きており、」と、これは一九五二年にワシントン州のハンフォード工場の原子炉とそれからカナダのある原子炉でほぼ同時期に炉心溶融事故が発生、五四年にアイダホ州アイダホフォールズの実験炉で完全溶融を実験し、六〇年にはペンシルベニアのワイツミルズの実験炉で部分溶融が起きておるし、六六年にはデトロイト
○石野委員 溶融事故はなかったということについてのなにでは間違っていなかったんだということをいまも強調されるようでございますが、当時は折損の事故は、引き出すときにどこかにぶつかって、そしてもろくなったところが壊れたんだという御答弁でしたね。しかし、これは事実と違いましたね。あなた方は現場の報告がそうだったからそういう報告をしたんですよ。企業側がそういう報告をしたからそのとおり報告したのです。
○橋本(利)政府委員 昨年の十月一日だったと思いますが、私、予算委員会で先生にお答えいたしましたのは、会社側を招致して事情を聞いた、ところが会社側の説明では、いわゆる「原子力戦争」に書かれているような燃料棒の溶融事故はなかった、こういう答え方をしておった。
したがって、この中で炉心溶融事故が起きれば、これは必ずコントロールできない連鎮反応事故、すなわち核暴走という恐るべき事態を惹起するということは、これはもうすでに十分知られていることであります。したがって、このような企てに対しては世界の世論はこぞって反対しております。 アメリカでは、この高速増殖炉の開発計画は環境庁の抗議によって中止になっております。
なお、データその他につきましては、その時点で私どもとして入手いたしましたものをそれなりに評価はいたしたわけでございますが、その過程では実は溶融事故というようなものが認められるようなデータではなかった、しかしなお、これから調べますというようなのが昨年の八月以降十一月までのポジションであったわけでございます。
それで、ただ一つだけこの際申し上げさせていただきたいのですけれども、先ほど申し上げましたことは、いままでわかっておるデータから「原子力戦争」という本に書かれたような急激な溶融事故はなかったと思われるということを申し上げましたので、トラブルのピンホールその他の態様というのは各種各様でございますので、あらゆる損傷形態が全くなかったと断定しているわけではございませんで、だからこそ私どもも燃料プールの中のものを
これは数十分の事故でもあれば別ですが、そうでなければ一つの燃料棒に何らかの溶融事故か何かあって。ぱっと出る。沃素は、半減期がそんなに長いわけじゃないでしょう、せいぜい四日か五日でしょう。だから、ずっと後ならされていくのはあたりまえのことなんで、だからいまの答弁ではちょっとおかしいと思うんだ。
○武田政府委員 先ほど関西電力から事情を聴取したと申し上げましたのは、八月、先生から御指摘がありましたので、早速「原子力戦争」という本に出ていますような急激な溶融事故があったということであるかどうかということを聴取したわけでございまして、それに対する答えがあそこに書かれているようなものはなかったという否定的な答えだったわけでございます。
この本は、私たちが最も恐れている燃料棒の溶融事故の問題をここで訴えておるわけです。 報告書の内容をここで私は簡単に申しますと、美浜一号炉はもともと蒸気発生器の細管のピンホールが認められ、また燃料棒の一部が変形しているのが発見されたために運転が停止された、こういうふうに言っているけれども、本当は燃料棒の溶融破損事故のため運転がとめられたのではないかという第一の疑問を出しております。
ただ、いま御指摘のような、「原子力戦争」の中で述べられておりますような燃料棒の溶融事故については報告はなかったわけでございます。
しかし、「美浜一号炉の燃料棒溶融事故の傍証をつかむために福井県へ出かけていた科学者がもどってきた。彼は、関電の下請けの労働者や住民運動家たちから情報を収集するつもりだったのだが、その方面での収穫はなかったようだ。そのかわり、二冊の印刷物を持ち帰ってきた。