1958-03-29 第28回国会 衆議院 決算委員会 第21号
これはどこから持ってきて、どこへ何を持っていって、この溶糖設備を持っている中小企業である砂糖を取り扱う工場の安定策も考えるのであるか、どこから数字を持ってくるのであるか、現在実需者割当の数字の中で、からくりをしようとする案以外の何ものでもないとするならば、天下を愚弄するもはなはだしきものであると言わざるを得ない。
これはどこから持ってきて、どこへ何を持っていって、この溶糖設備を持っている中小企業である砂糖を取り扱う工場の安定策も考えるのであるか、どこから数字を持ってくるのであるか、現在実需者割当の数字の中で、からくりをしようとする案以外の何ものでもないとするならば、天下を愚弄するもはなはだしきものであると言わざるを得ない。
百二十万トンのうち百十万トンは、これは生産者へ行くから、生産機構を持っている、溶糖設備を持っているから、これは溶糖されるということに関しては、常識上だれも疑わない。けれども、あとの残された十万トンは溶糖実績がどうなるのだと言うと、そういうあいまいな返事をする。なぜもう少し勉強しておかないのですか。
たとえば全購連でありますとか、あるはその他の溶糖設備のないものに対しまして原糖の割当を行なっている、あるいは第三国人で、食糧庁に言いがかりをつけてあばれ込んで、そうしてまた元食糧庁の出身である者を利用して原糖の配分を受けておる、それを大阪製糖その他にただチケットのまま売っているというようなことを現実的に聞いております。
溶糖量と申しますか、溶糖設備といいますか、その設備によってだいぶん差等をつけたために、不必要ないわゆる機械を拡張さして、結局輸入量をはるかに上回る遊休施設というものを現在招来さしたということになつてきておるというふうにいわれておることを聞いておるわけですが、そういうふうな不当競争をそういった割当方式によってさして、現在になって能力割を三〇%に下げたことはいいことだと思うのですが、結局機械の遊んでいる