2000-09-06 第149回国会 参議院 決算委員会 閉会後第4号
その主な内容でございますが、この専門部会の報告書におきまして、まず第一点といたしまして、五%以上のウラン加工につきまして、現在、先ほど先生が御指摘の点でございますが、株式会社ジェー・シー・オーにおきます事故を踏まえまして、五%以上のウラン加工について臨界事故を具体的に想定するとともに、溶液状のウランに対しましては全濃度安全形状管理を基本とする等の臨界を起こさないための措置を講じる、あるいは万一臨界が
その主な内容でございますが、この専門部会の報告書におきまして、まず第一点といたしまして、五%以上のウラン加工につきまして、現在、先ほど先生が御指摘の点でございますが、株式会社ジェー・シー・オーにおきます事故を踏まえまして、五%以上のウラン加工について臨界事故を具体的に想定するとともに、溶液状のウランに対しましては全濃度安全形状管理を基本とする等の臨界を起こさないための措置を講じる、あるいは万一臨界が
今、先生申されましたように、今回の「特定のウラン加工施設のための安全審査指針」におきましては、溶液状のウランを取り扱う場合の臨界安全の確保については全濃度安全形状とするということを基本としております。本指針に基づきまして、安全審査では、当該設備、機器が全濃度安全形状とされることを慎重に確認していくということが行われるというふうに理解しております。
それから、指針の10では今おっしゃった溶液状のウランに対する原則としての形状管理、それから指針の12で臨界を想定した措置、未臨界とするための措置ということが書いてあります。こういうことだと思うんです。
沈殿槽と呼んでいる容器で多量のウランを溶かし込んでしまい、溶液状のウランが核分裂反応を起こし、当初の激しい核分裂反応の後、翌朝に至る二十時間弱の間、核分裂反応、すなわち臨界状態でございますが、これが継続したものでございます。 この結果、三名の作業員が核分裂で発生した放射線を浴び、重篤な被曝を受けました。
どちらが安全かということは、比較するのも非常にむずかしいわけでありますけれども、再処理するということは結局廃棄物を溶液状にして一たん出すということでありますので、それを固化して云々ということにしても非常に散らばりやすい状態にしてしまうという点では、そのまま貯蔵することよりは再処理をした方が廃棄物の対策としては困難が多いではないかというふうに私は思います。
そこで、御指摘のように再処理の過程におきまして、ウラン、プルトニウムの混合溶液状の段階があるわけでございますので、その段階から、先ほど申し上げました燃料確保の研究の方につなげていけるといったふうなことが将来可能になりますれば、再処理の最終段階であるプルトニウムの単体の分離といったふうなことを経ないままに、使用済み燃料から再び燃料体を確保するといったふうなことも可能になり、それは結果的に核の不拡散に非常