1951-02-24 第10回国会 衆議院 大蔵委員会 第22号
さらに給與所得者の源泉徴收額の軽減等は、いずれも大英断をもつて行つたのでございまして、着々その成果を收めたものでございます。今第十国会におきまして、本年度七百四十三億円の減税を行いまして、よくもその公約を実行し得たということは、わが党二百八十名の威力というべく、まことに成功を国民とともに喜ぶものであります。
さらに給與所得者の源泉徴收額の軽減等は、いずれも大英断をもつて行つたのでございまして、着々その成果を收めたものでございます。今第十国会におきまして、本年度七百四十三億円の減税を行いまして、よくもその公約を実行し得たということは、わが党二百八十名の威力というべく、まことに成功を国民とともに喜ぶものであります。
租税におきましては、さきに酒税、物品税、砂糖消費税及び揮発油税につきまして、国民負担の軽減、合理化をはかるとともに給與所得の源泉徴收額について暫定的軽減を行つたのでありますが、さらに一層負担の軽減合理化、税制の簡易化をはかるとともに、資本の蓄積に資する等のため税制の改正を行うとともに、重ねて資産の再評価を行い得るものといたしたのであります。
これがため、給與の金額並びに扶養親族及び不具者の有無及びその数に応じて、所得税法別表第二の源泉徴收額表の月額表、または日額表の各甲欄に掲げる税額から、それぞれこの法律の別表に定められた一定額を控除した税額によつて源泉徴收することといたしたのであります。
最近までの取扱いに比較いたしますと、これで源泉徴收額は相当の軽減になるようでございますから、今の段階におきましてはこの辺のところが妥当ではなかろうか、かように思うのであります。
その他所得税の控除、税率等の改正に伴い、簡易税額表及び源泉徴收額表を、全面的に改正いたしますとともに、簡易税額表を適用する場合を、課税所得金額三十万円程度まで拡張することといたしました。また予定申告書または確定申告書の提出を要しない者の範囲につきましても、相当拡張することといたしました。
○政府委員(原純夫君) 所得税法にあります源泉徴收額表といいますものは、この最後の二万二千百円以上のものは幾らということに書いてあるわけであります。この控除額表におきましてそれから幾ら引くかということを申しておるわけであります。
これがため給與の金額並びに扶養親族の有無及びその数に応じ、所得税法別表第二源泉徴收額表の月額表甲欄又は日額表甲欄に掲げる税額からそれぞれのこの法律の別表に定められた一定面を控除した税額により源泉徴收することといたしたのであります。
これがため給与の金額並びに扶養親族の有無及びその数に応じ、所得税法別表第二源泉徴收額表の月額表甲欄または日額表甲欄に掲げる税額から、それぞれこの法律の別表に定められた一定額を控除した税額により、源泉徴收することといたしたのであります。
また、源泉徴收額表中一部の表を省略することとし、賞與等の給與所得に対する源泉徴收額表の税率の適用を、給與所得に対する年末調査の場合の負担を考慮して、若干程度引き上げることといたしたのであります。なお当分の間、所得金額のうちに、配当所得があるときは、所得税額から配当所得の百分の十五に相当する金額を控除する特例を設けることとし、証券の民主化に資することといたしました。
たとえば千八百圓基準による扶養親族三人程度を有する世帶の標準給與月額二千九百二十圓の者について申しますれば、毎月の源泉徴收額は、現在四百五十二圓であるのが、改正後は三百十三圓となり、差引月額百三十九圓程度の負擔が輕減されることになるのであります。