1951-10-22 第12回国会 衆議院 運輸委員会 第4号
なるほど満州では満鉄が苦力車と称して等外車を、三等以外の客車じやない、貨車をこれに充てて、満州苦力の季節的移動を代用車で運んでおつた例はあるのでありますが、今のお尋ねは、現在の三等車を格下げした賃金で運べというのであろうと私は考えますが、今のところではそういう考えを持たずにそれよりもひとつ努力をして、設備を平らにするという方に専念一意向つておるわけであります。
なるほど満州では満鉄が苦力車と称して等外車を、三等以外の客車じやない、貨車をこれに充てて、満州苦力の季節的移動を代用車で運んでおつた例はあるのでありますが、今のお尋ねは、現在の三等車を格下げした賃金で運べというのであろうと私は考えますが、今のところではそういう考えを持たずにそれよりもひとつ努力をして、設備を平らにするという方に専念一意向つておるわけであります。
それによつて、中國の勤労人民を極めて低い生活に引き落し、これを侮蔑して満州苦力と呼んだことがある。この侮蔑された曾ての満州苦心の状態と、総理大臣のもくろみ通りに、外國人による日本の土地所有、鉱山開発、資本輸入が実現した以後における日本人民の状態とは、どう違うか。違うとすれば、その違うということは何によつて保障されるか、この二点について答えて頂きたい。すべて五点であります。