1993-11-08 第128回国会 参議院 決算委員会 第3号
日本側はこれを弁護側の資料として、満州の独立は満州人の意思だったという証拠として出したんでありますが、却下されています。
日本側はこれを弁護側の資料として、満州の独立は満州人の意思だったという証拠として出したんでありますが、却下されています。
したがって、治安不良地域にいる日本人、満州人、それから国境接壌地域におきます満州人、日本人、これは全部満州国の法律を実は受けるわけでありますが、軍人以外は全部満州国の法律の適用を受けるんですよというふうに前提条件が変わったわけですから、そういう目でこの法律、規定を見る必要があると思うんです。
あくまでも、これは日中友好あるいは平和の確立を前提にしながら、また、中国人の軍人あるいは民間人を含めて、あるいは旧満州人を含めて殉難者があるわけでありますから、これらを対象に含めて慰霊巡拝というものを行う必要があるだろうというふうに考えます。
この職員は、協和会の場合も同様でございますが、いずれも日系職員のほかに、それぞれ外国系といいますか、満州協和会の場合には、満州人等がその職員として配置されておったわけでございます。私どもがここで問題にしておりますのは、いわゆる日系職員でございます。
当時私は一年間満州に抑留されておりましたが、満州人がわれわれ日本人に対して、お前たちは日本へ帰るのだから日本の紙幣を買って帰れというので、例の十円札を持ち歩きまして売りつけられたのであります。満州国の紙幣ばかり見ておったわれわれはだまされまして、にせものをたくさんつかまされ、日本へ帰ってみます。と、もう切りかえになっておりまして、これは無効でございまして、全然使えない。
さらに気の毒なのは、朝鮮人や満州人それから白系露人、蒙古人等も百五、六十名以上に上っておると思いますが、これらは戦争中日本に協力をしたという関係で、戦犯に問われておるのであります。これらの人々に対しましては、故国の関係もあるのでありましょうが、何一つ見舞品が行っておりません。
満州人が日本人を法匪と言っておった、その法匪の姿そのままを現わしておるような気がするのでありまして、まことに私たちこの点遺憾に思いますし、そういう条文は私は削除すべきであると考えておりますが、それはいずれあとでまた他の委員からも御質問がありましょうから、この程度でおきます。
この姿は曾つて日本帝国主義の下における満州人労働者の姿であり、朝鮮人労働者の姿であります。(「そうだそうだ」と呼ぶ者あり)この暴圧に対し労働者諸君が鬪争に立ち上るのは当然ではないか。農民諸君はどうだろう。農地改革によつて糠喜びをしたのはほんの一瞬である。今日の農民の姿を見るがよい。粒々辛苦の米は生産費を割つた安値で強権供出を命ぜられ、重税のためには東北地方にはすでに娘売りが始まつている。
(「そうだ」と呼ぶ者あり)曾つて日本が満州を統治しておつた際におきまして、満州人は日本人に対しまして法匪であると言うておつたそうです。それほど日本人は、法律を以てするならば何事をもなし得ると考えておる。併しながら法律の力を以てしても事実を征服することはできないことは、我々は曾つて経験しておることであります。
また当時におきまする満州並びに中支那、南支那の状況を一瞥して見ますると、満州におきましては、満州事変の当時から日本軍に抵抗しておりましたいわゆる共産匪、これは満韓鮮——満州人、中國人並びに朝鮮人の混合の共産匪であります。これが満州の東北の山岳地帶に残つて抵抗を続けておつたのでありますが、その兵力は約二、三万と推定せられておるのであります。