1990-03-27 第118回国会 衆議院 建設委員会 第5号
もとより、先生のお言葉を返すわけではございませんが、減反という、米の生産を調整するという側面からだけ私どもは事態をとらえているわけではございませんで、水田農業、水田の有効な活用という観点からこの行政を推進いたしておりまして、例えば転作、ほかの作物への転換が困難な湿田地域では主食以外のお米をつくって稲作をそのまま続ける、あるいは先ほど申し上げましたように景観を形成する作物を植えて地域としての荒廃を防ぐ
もとより、先生のお言葉を返すわけではございませんが、減反という、米の生産を調整するという側面からだけ私どもは事態をとらえているわけではございませんで、水田農業、水田の有効な活用という観点からこの行政を推進いたしておりまして、例えば転作、ほかの作物への転換が困難な湿田地域では主食以外のお米をつくって稲作をそのまま続ける、あるいは先ほど申し上げましたように景観を形成する作物を植えて地域としての荒廃を防ぐ
この佐原市は、お聞きしますと超湿田地域で転作も容易でない地域でございますが、そのペナルティーの中身には、例えばふるさと果樹づくり推進事業あるいは養蚕経営近代化促進対策事業、それから地域野菜生産流通整備事業あるいは畜産環境対策事業等が入っております。
この二つの大きな命題を、やはり日本農業の体質強化という観点から今後進めていかなければいけないわけでございますが、ただいまお話しのような湿田地域というところで今後の農業をどういうふうに進めていくかということは非常に難しい問題だと考えております。
それから法案が幸いにして通過いたしまして、湿田地域が指定され、そうしてそれに基いてそれぞれの湿田地帯から計画が出て参ります場合に、恐らくそうした電気の必要等につきましては、揚水施設ということも考慮されなければならんと思います。
しかるに、現在わが国の水田面積約三百万町歩のうち約六十九万町歩は、常時排水不良の湿田地域であつて、関東のほか、広く各地に分布していますが、これらの地域は、農地が湿潤のため生産力が低く、畜力導入はもちろん、農耕作業もきわめて困難で、病虫害もまた常に発生する等、低位生産の状態にありますことは、まことに遺憾にたえません。
○松浦政府委員 仰せのように、この湿田地域と申しますものは全国に散在いたしておるのでありますから、私どももそのように考えております。
○松浦政府委員 先般の当委員会におきまして平川委員から、湿田地域の解釈でありますとか、その指定基準についての農林省の現在の考え方はどうであるかというようなことについての御質問でございますが、湿田単作地域の指定につきましては、申し上げるまでもなく法第二条によりまして、湿田単作地域農業改良促進対策審議会の議決を経て指定することになつておるわけでありますが、大体の私どもの考え方としましては、さきに施行になりました
なお今までの御説明によりますと、湿田単作地域は公共性を欠くものはこれから除くというような御説明もありましたが、将来日本の食糧増産を進めて参ります上からは、土地改良法という法律もありまして、これらとの関係もにらみ合せて考えて行かなければならぬのに、本法だけが公共性を欠くということで湿田地域の指定から除くことになると、将来の土地改良に与える影響も大きいと思いますので、この点もあわせて御説明を願いたいと思
ただ湿田であるために農地としての利用率が非常に低い、農業生産力が非常に劣つておる湿田地域の農業技術の改善に関しまして、全然考慮を払つておらぬではないか、こういうような御質問もあつたようでありますが、その点につきましても、実は二十八年度からいろいろな施策をやりたいと、用意をいたしておるようなわけであります。
御承知のごとく、我が国の水田面積約三百万町歩のうち約六十九万町歩は、常時排水不良であるところの湿田地域でありまして、関東初め各地方に広汎に分布しております。これらの地域は、農地が湿潤であるために土地の農業生産力が低くて、いわゆる低位生産地でありまして、畜力の導入は勿論農耕作業に困難を極め、又病虫害も常に発生するという悪条件の下にあるのであります。
そうしてその基準によりまして、どの地域が湿田もしくは半湿田地域となるかということは審議会によつて決定する、こういうことになるわけであります。
御承知のごとく、わが国の水田面積約三百万町歩のうち約六十九万町歩は、常時排水不良であるところの湿田地域でありまして関東初め各地方に広汎に分布しております。これらの地域は、農地が湿潤であるために土地の農業生産力が著しく低くていわゆる低位生産地でありまして蓄力の導入はもちろん農耕作業にも困難をきわめ、また病虫害も常に発生するという悪条件のもとにあるのであります。