1974-10-18 第73回国会 参議院 公害対策及び環境保全特別委員会 閉会後第3号
昭和四十年以降、七百四十五の工場が滋賀県下に進出しており、特に湖東部の草津、栗東、八日市、彦根等への進出が顕著であります。このため、琵琶湖東岸の水質汚濁が激しく、特に南湖東岸の山田港、杉江港等の水域の水質悪化が顕著であります。工場排水の琵琶湖における汚濁負荷を見ますと、BODは四八%、CODは六〇%、SSは三九%となっており、CODについては工場排水はきわめて高い寄与率を示しております。
昭和四十年以降、七百四十五の工場が滋賀県下に進出しており、特に湖東部の草津、栗東、八日市、彦根等への進出が顕著であります。このため、琵琶湖東岸の水質汚濁が激しく、特に南湖東岸の山田港、杉江港等の水域の水質悪化が顕著であります。工場排水の琵琶湖における汚濁負荷を見ますと、BODは四八%、CODは六〇%、SSは三九%となっており、CODについては工場排水はきわめて高い寄与率を示しております。
私たちは、この琵琶湖を一周いたしましたが、痛切に感じた諸点について述べてみますと、湖東部には野洲川、日野川、愛知川、天野川など多数の河川が流入し、これらの諸河川の水源山地は、古生層、花崗岩などの古期の岩石で構成されておって、荒廃が激しいためか、きわめて流出土石が多く堆積平町が発達し、近江米の生産地でもあり、中でも野洲川のデルタは最も大きく、対岸堅田との間はわずか一・五キロという湖のうち最も対岸距離の