1965-08-04 第49回国会 衆議院 大蔵委員会 第2号
なるほど、公債発行についてはいろいろ歯どめ論の問題もあり、発行するとすれば、どういうものを前提にして発行するかというあれこれの試案も、まさに公債発行花盛りではないけれども、ずいぶん出ておると思いますが、少なくとも私どもは、企業減税の公債論ないしは湊構想ではございませんが、老朽設備の買い上げ論のごとき、特定な企業の利潤率の低下といいますか、過剰設備の保有、資本構成の悪化等、これらのことは基本的に企業の
なるほど、公債発行についてはいろいろ歯どめ論の問題もあり、発行するとすれば、どういうものを前提にして発行するかというあれこれの試案も、まさに公債発行花盛りではないけれども、ずいぶん出ておると思いますが、少なくとも私どもは、企業減税の公債論ないしは湊構想ではございませんが、老朽設備の買い上げ論のごとき、特定な企業の利潤率の低下といいますか、過剰設備の保有、資本構成の悪化等、これらのことは基本的に企業の
あなたの言うそういう過剰設備の廃棄ないしは更新ということを政府が手伝うということは、ある人は、福田さんは湊さんとたいへん親しいから、相当影響力もあるからこれは実現の可能性があるのではないかと言うておるのですが、あなたがこの過剰設備に対して政府が手伝うという意味は、いわゆる公債発行論なり湊構想と軌を一にしておるものですか。そうだとすれば、これは私はゆゆしい財政経済政策だと思うのです。
○福田(赳)国務大臣 湊構想というのは私も聞いておりますが、ただいま陳腐化施設を政府が交付公債を渡して買い取る、こういうことは考えておりません。