實際港自體のほんとうの港灣設備、竝びにその背後地、物資集散状況、あるいは輸出生産品の状態というようなものをお考えになりまして、今までの四十二の中には、あるいは非常な變動を受けたところがあるかもしれませんが、概してこの四十二は理由と歴史があつて、今まで開港場になつておりますので、かりに一、二の實績が特殊な事情でないからといつて、輕々にこれを整理されるということは、今まで投じました施設竝びに人的配置を輕々
下津港を足場としなければならぬとわれわれは考えておるような次第でありまして、これら四國と本土とを繋ぐ貨客のいわゆる連絡の足場として、下津港を將來考えていただきまして、徳島または小松島より下津港を通じて、紀勢西線から東線、伊勢、名古屋を通じて東京と連絡する、こういうことを運輸當局としてはぜひ將來御研究を願いたい次第でありまして、願うことならば、運輸當局において、近き機會にこういう觀點から、ぜひ下津港の港灣設備
從つて現在の港灣設備を申し上げますると、防波設備は完備し、沖繋船施設として、一トン浮標五箇、二トン浮標五個、港内一萬トン級一隻、七千トン級リバテイ型三隻、計四隻を収容して餘裕があるのでありまして、陸上では給水、給炭、給油施設は完備し、起重機もまた二機あるのであります。
しかしながら先ほど申し上げました通り工事中途にいたしましてこれを中止した關係からいたしまして、現在の状況におきましては、港灣設備ははなはだ不備でありまして、強風時におきましては港内の波浪も相當高く、小型船舶の停繋に不便を來すおそれがありますとともに、土砂が港へ侵入いたしてまいるような状況でありますので、運輸省におきましては來年度において相當の經費を計上いたしまして、港灣整備をなすべく計画を立て、目下主務省
これだけの金額を五年分溜めたら、どんな立派な港灣設備でもできる。そういうことを日ごろから私どもは主張しておりましたが、いろいろの關係で今までできなかつたのであります。
國庫補助を仰ぎまして著工したのでありますが、工事半ばにして今次戰爭に遭遇し、資材竝びに勞力不足等のために、工程意のごとく進捗せず、現在延長三百二十メートルの導水堤、三百五十メートルの防波堤、これは竣功いたしましたが、荷役用の物揚場も基礎並びに壁體、これが大半終了いたしまして、港灣としての形状は一應整えておりますけれども、計畫中の埋立工事が未完成のために、その主要なる本渡町との連絡が全然できず、現在の港灣設備
なお築港の港灣設備ということだけでなしに、請願にもありましたように、港灣地域内が非常に地盤沈下をいたしております。そのためにほとんど港として使えない個所もかなりありますので、それに對する防砦的處置をも合せて築港の計畫にとり入れていきたいと考えております。
その間港灣設備不完全のため船舶の損失はなはだ多く、現今漁業資材不足の折柄、國家的にも大いなる損失と言わなければなりません。加うるに漁業増産上支障を來しつつある點につきましては、まつたく由々しい問題と思うのでございます。要しますのに生産の面を重視いたし、それに必要なるところの設備と資材を積極的に配備するために、ここに切實なる要望をお願いしなければならないのであります。
その首都でありまするところの福江港は、五島内外諸物資の集散基地でありますとともに、長崎縣におきましてはつとに連絡港といたしまして取扱われておるのでありまするにかかわらず、港灣設備が不十分でありまするがために、常に船舶の著離、荷物の揚げ不し、旅客の昇降等、その不利不便は申すに及ばず、連絡港本來の使名をさえ遂行することができずに、すこぶる遺憾に存じておるのでございます。
從いまして港灣設備は不備であり、港灣の機能を完全に發揮できないので、さらに昭和十六年第三次修築に著手いたしましたが戰争のために中止のやむなきに至つたのであります。同港は京浜港と鹽釜港との中間にありまするきわめて重要なる港灣であります。しかもその背後には常磐炭田を控え、あるいは漁港といたしましては年産一千萬貫を目標といたしまして、今日精進いたしておるような次第であるのであります。