2003-05-22 第156回国会 衆議院 農林水産委員会 第12号
○西藤政府参考人 私ども、不測時の食料安全保障マニュアルということで、基本法に基づきましてマニュアルを策定しておりますが、そのマニュアル策定上想定している事態として、先生御指摘がありました、国内外における異常気象等による不作、あるいは主要輸出国における港湾スト等の輸送上の問題、それとあわせて、地域紛争や突発的な事件等による貿易の混乱等を想定して対応しているつもりでございます。
○西藤政府参考人 私ども、不測時の食料安全保障マニュアルということで、基本法に基づきましてマニュアルを策定しておりますが、そのマニュアル策定上想定している事態として、先生御指摘がありました、国内外における異常気象等による不作、あるいは主要輸出国における港湾スト等の輸送上の問題、それとあわせて、地域紛争や突発的な事件等による貿易の混乱等を想定して対応しているつもりでございます。
次に、主要農作物の備蓄の問題でありますが、この問題につきましては、国内の不作や輸出国の港湾スト等による一時的な食糧供給の減少という不測の事態に対処するために、従来から適正な在庫備蓄水準の確保を図ることとしております。
なお、これ以外に、いわゆる食管のえさ勘定の専増産ふすま用の小麦とか、大麦等の在庫量については、港湾スト等の摩擦的な輸入の困難化ということを回避する意味におきまして、通常在庫一・七カ月以外に〇・八カ月程度積み増しを行って、短期的な摩擦の回避に充てているという経過がございます。
この中におきましても、輸入食糧に頼らざるを得ないわが国の立場としまして、外交面等におきましても安定確保のための二国間の中長期にわたる輸入取り決め等の努力を常にしなければならないわけでございますが、御指摘のような不測の事態という点では、異常な交通途絶もございますし、あるいは国際紛争というようなこともございますが、そのほか過去の経験でも港湾スト等のようなものもございます。
食糧が石油と同様外交手段に現在使われておるわけでございまして、国際紛争や港湾スト等によっても輸入数量の確保というものがきわめて不安定になる、価格が乱高下する、こういう事態が現状においては予測されておるわけでございまして、食糧の安定供給の必要性をはっきり言っている点につきましては十分評価いたすものでございます。
現在大臣の方から指示を受けまして、全体の自給率につきましては、現状における場合と——これは平時の場合でございますが、その他港湾スト等異常な事態におきます輸入食糧の制限される場合、あるいは先ほどの外貨事情等その他国際的な状況から変動した場合、これらにつきまして、二分の一程度輸入量が減少した場合あるいは三分の一程度減少した場合に、どの程度の耕地面積なりあるいはカロリー水準を要するかというようなことで、概算
したがいまして、御指摘のような港湾スト等の問題に対処しての短期的な対策としての備蓄対策というのは、農林水産省としてもできるだけの措置をしておるわけでございます。
これらは沖繩の、昨年きわめて不幸なできごとであった干ばつ、台風の被害、そういうものの影響、あるいはアメリカの港湾スト等の影響があらわれているものと思っておるわけでありますが、これらはいずれも、ことしに入って、今後の見通しとしては、鎮静していくだろうと思います。
その結果、一時、港湾スト等の関係で、空輸等の関係もあって一箱八千円ですか、七千五百円というような高値もございましたが、安いときには二千円から千円という価格にまで落ちてきているということでございまして、商店においても、小売りが一個三十円とか五十円とかいうふうなものが出てまいったわけでございます。
○説明員(内藤隆君) 計数にわたることでございますので私から申し上げますが、先ほど申し上げましたように、自由化されました現在におきましても、港湾スト等の関係もございまして、現在入っておりますもののグレープフルーツの価格というものは先生方御案内のように必ずしも下がっておりません。
将来の見通しという問題につきましては、現在御案内のように港湾スト等との関係で市場に入ってきておりません。将来の予測ということは非常に困難でございますが、現在のアメリカの輸出余力それから他の国々に対します輸出実績というようなものを考えますると、当面、近い将来は年間一万トン程度にはふえるんじゃないか。
これは必ずしも年間を通じての数字ではございませんし、また、港湾スト等が予測せられたので、輸出急ぎということもございますし、前年度の輸出不振というもので、今年度前年同月対比の数字が必ずしも正確じゃございません。しかも、日本から出るものが、アメリカのシェアそのものから見れば二%から六%、一〇%以内じゃないか。
そういう意味において、港湾スト等の若干の季節的な調整につきましては、来年度もトウモロコシを約十五万トンということを一応考えておりますが、そういうものについては調整保管ということを考えておるわけでございます。
そういうために、農林省といたしましても、四十年度からは、約半月分十五万トンのトウモロコシを調整保管数量として食糧管理特別会計で買いまして、そういう港湾スト等不時の事態に備えてまいりたい、そういうように考えておるわけでございます。
一つは、港から積み出しておりまして、非常に輸送距離が長いということ、それから港湾スト等の影響も非常に受けやすい。そうして輸入量が相当量になりました場合には、これを一国に依存するということは貿易の形としても非常に問題があろう。そういう方法で東南アジア、南ア連邦等からの輸入をふやす、そういう方向で極力やっておるわけでございます。
四十年度には相当増加しよう、たとえば、ふすま等におきましては三十九年度と同じでございますが、大麦等につきましては、三十五万トンから四十万トン、トウモロコシもその対象に加えて、全体としては、三十九年度に百四十九万トンの政府管理の輸入飼料を、四十年度に百七十七万トンまでふやしていこう、こういうことと、また、トウモロコシ等につきまして、これは輸入でございますので、需給面、あるいはいま行なわれておるような港湾スト等