2001-03-30 第151回国会 衆議院 環境委員会 第7号
これは、八六年から八九年まで五千五百トンの高温熱分解処理をしてまいりましたけれども、この処理による残渣などを大量に保管しております。例えば、ろ過ケーキ二十七万四千八百三十三キログラム、廃活性炭が一万五千六百キログラム、固形状廃軽油が六千百四十九キログラムなど三十万四千二百六十二キログラムとなっております。
これは、八六年から八九年まで五千五百トンの高温熱分解処理をしてまいりましたけれども、この処理による残渣などを大量に保管しております。例えば、ろ過ケーキ二十七万四千八百三十三キログラム、廃活性炭が一万五千六百キログラム、固形状廃軽油が六千百四十九キログラムなど三十万四千二百六十二キログラムとなっております。
ただいま先生お尋ねの第一問の、県の認可に当たって環境庁がどういうぐあいに関与したかということでございますが、県が鐘淵化学工業に処理の計画についての認可を与えるに当たりましては、県のレベルにおきましてPCBの高温熱分解処理のための審査会を設けまして、その審査会でいろいろな御意見を聞いた上で許可を与えたわけでございます。
さらに、この処理を実施するための施設計画や本処理中の監視計画につきましては、兵庫県におきまして液状廃PCB高温熱分解処理審査委員会というものを設置いたしまして、学識経験者等の御意見を聞きながら安全性の確認を行っておるところでございます。さらに、施設の竣工後の試運転によりましてさらにその安全性を点検した上で本処理を行うということを決めているところでございます。
先生お尋ねの液状廃PCBの高温熱分解処理につきましては、昨年度環境庁におきましてその安全性についての試験を行いまして確認したところでございます。今般、その液状廃PCBを保管しております鐘淵化学工業から処理計画案が兵庫県に提出され、県の審査会におきまして鋭意検討が続けられておりまして、環境庁の試験結果を踏まえまして安全性等が審査されておったところでございます。
○林部政府委員 昨年十二月に行いましたテストでございますが、これは現在の高温熱分解処理技術としましては最高のレベルのものとして行っておりますので、私どもが四十七年に定めました排出許容限界の十分の一という〇・〇一ミリグラムを目標といたしましてテストを実施をいたしまして、テストには合格をいたしております。
それだけに、私はずばり申し上げて、このテストというのは我が国の高温熱分解処理の技術が世界的に問われる問題にきっと発展していくのではないかと思っております。