1990-11-02 第119回国会 参議院 環境特別委員会 第2号
今回、私たちが訪れました八幡平地域は、秋田県と岩手県にまたがる四万ヘクタールの地域で、溶岩でできたアスピーテ火山やトロイデ火山等各種の火山のほか、火口湖、火口原湖など多様な火山地形が散在しており、また温泉活動も活発で強酸性の温泉が多くあります。また、八幡平一帯の植生は、ブナやダケカンバ、アオモリトドマツ等の群落が広く分布し、その間の沼や湿原には高層湿原群落もあります。
今回、私たちが訪れました八幡平地域は、秋田県と岩手県にまたがる四万ヘクタールの地域で、溶岩でできたアスピーテ火山やトロイデ火山等各種の火山のほか、火口湖、火口原湖など多様な火山地形が散在しており、また温泉活動も活発で強酸性の温泉が多くあります。また、八幡平一帯の植生は、ブナやダケカンバ、アオモリトドマツ等の群落が広く分布し、その間の沼や湿原には高層湿原群落もあります。
昭和四十六年のときの一つの結論は、今回すべったところの上方の約三十万立米、さらにその上方の四十万立米が、周囲に数カ所の割れ目があり、また温泉活動の異常が活発化するなどの状況もあり、崩れる危険性がある、こう指摘されているわけなんです。これから抜本対策を検討するといま皆さん言われたが、いままでの検討をどう生かしたのか。ここのところが検討されていれば、この問題はかなり変わってきたはずなんであります。