1965-03-24 第48回国会 参議院 予算委員会 第17号
なお、その農産物等につきまして申し上げますならば、主要な輸入農産物につきましてみますというと、温帯産品である小麦、大豆等は、全部ないし主として、先進国からの輸入でございます。熱帯産品であるコーヒーの豆、バナナ、コプラ等は後進国からの輸入でございます。
なお、その農産物等につきまして申し上げますならば、主要な輸入農産物につきましてみますというと、温帯産品である小麦、大豆等は、全部ないし主として、先進国からの輸入でございます。熱帯産品であるコーヒーの豆、バナナ、コプラ等は後進国からの輸入でございます。
そのときもそういうことを申しましたけれども、このことはなぜ一体日本の輸入食糧の高騰になってはね返ってくるか、筋道は必ずしもはっきりしませんでしたが、あなたの言われるように、熱帯産品と温帯産品をきちっと分けて、日本の経済に対する影響が全く違うのですから、その点をこれからあとも仕分けをしながら対処していただきたいと思います。
それから、第一次産品の問題につきましては、一口に第一次産品と申しますけれども、これは温帯産品と熱帯産品とありまして、温帯産品のほうはどちらかというと先進国でございまして、熱帯産品が南のほうで、ほんとうの問題になってくるのじゃなかろうか。
それは、確かに、先進国からの農産物、いわゆる温帯産品というものがどっと入ってくるということになると、これはもう日本の農業を破壊する。しかし、それといわゆる低開発国から多く入ってくる熱帯産品というものとを何か意識的にごっちゃにしているのじゃないかという気が私はするのです。
ことにこの後進国との関係において、先進国のいわゆる温帯産品は、たとえば豪州、ニュージーランド、カナダ、アメリカ等ありますが、なかんずくそういうものと離れて熱帯の産品をどうやってこれらを生産をエンカレージしていくかという問題がございます。これは現にこの間のジュネーヴにおける関税一括引き下げ交渉においても問題になっている。