2004-03-25 第159回国会 参議院 農林水産委員会 第7号
あるいはまた、田植の時期につきましても、ちょうど七月中下旬のいわゆる一番減数分裂期ということで大事な時期に重ならないというふうなことで遅植え、いわゆる晩植という工夫をしておられたと。
あるいはまた、田植の時期につきましても、ちょうど七月中下旬のいわゆる一番減数分裂期ということで大事な時期に重ならないというふうなことで遅植え、いわゆる晩植という工夫をしておられたと。
そして、穎花分化、減数分裂期に入って、そのときの水温あるいは温度、気温、これは少なくとも理想的には二十八度ぐらいは最低必要なわけでありますが、もうかなり下回った段階で、これは大変な不作が予想されるのではないかなと思いました。 私は、このときほど農業改良普及事業の必要性というものを強く感じたことはありません。
特にことしは、先ほど来お話がありましたように、七月の低温がちょうど東北、関東地方を中心とする地域で減数分裂期に重なっていたというふうなこともありましたし、また、その後長雨あるいは日照不足が続いたというふうなことで、生育遅延やいもち病の発生等が懸念されましたことから、関係県を通じまして数次にわたりまして技術指導を徹底していただく、あるいは私どもの方でも担当官を現地に派遣するなどによりまして、気象条件に
具体的に申し上げますと、たとえばいま御指摘になりました宮城県のササニシキのようなものでございますが、宮城県は御承知のように五十五年には七月下旬以降稲作にとりましては大変大事な減数分裂期という時期に異常低温が襲来いたしまして、それが不稔の原因になったわけでございますが、その中でもやや作期の遅いササニシキはその一番低温の時期を免れておる、こういう現象がございまして、逆に耐冷性の非常に強いと言われております
空知管内の長沼町、由仁町の水稲を現地調査いましましたが、この地方では、水稲の減数分裂期及び出穂期に異常低温に見舞われ、このため、水稲の育成に大きな障害が発生しております。私たちの調査した長沼町の水田は、六分作との説明でありましたが、不稔粒も多く、成熟したもみを見つけ出すのが困難な状況でありました。 由仁町におきましても、被害の実情は同様でありました。
次に、白石町の有明干拓地区を訪れ、同地区の水稲被害調査を行ったのでありますが、七月の大雨による長時間の冠水で水稲が枯死し、改植、補植が行われたものの、その後の日照不足、低温等の異常気象が生育不良を起こし、さらに八月末の再度の大雨で長時間の浸冠水を見、ポンプアップによる応急的な排水対策が関係者の懸命な努力によりなされたものの、稲の減数分裂期、出穂前という生育に大切な時期であったことが原因し、大きな被害
本年の稲作を総括してみますと、稲作期間中全般的に異常な気象で推移したことは御承知のとおりでございますが、特に稲の生産にとって重要な時期である減数分裂期及び出穂期にきわめて強度な低温がきたということが冷害の大きな原因になっております。それ以外に、ことしは台風、長雨等もございまして、これが大幅な作柄低下を招来した大きな原因でございます。
上川、十勝、留萌、空知支庁管内の作況は、それぞれ四七%、二七%、四四%、六〇%という状況でありますが、減数分裂期における異常低温による花粉形成の障害、八月中旬の低温に起因する開花の不調などにより、稔実粒が極端に少ないという、障害型冷害の様相を呈している地域が多いのが特徴であります。
たとえば生育の促進をはかるために深植えをしないようにすることとか、あるいは減数分裂期の深水であるとか、それから肥料の量、特に窒素肥料の量を控えるように注意をしろということ、あるいはいもち病とか、ドロオイムシの防除をしろ、その他霜の防除のための資材確保その他まあいろいろな問題につきまして内容を持ちます技術指導を行なったわけでございます。
特に水稲は、七月二十日を中心とする異常低温によりまして、減数分裂期に当たったわせ及びなかての早いものについては花粉の形成が妨げられましたため、いわゆる障害型の冷害となりまして、著しい不稔粒の発生を見たわけでございます。
○中野説明員 けさほどから陳情等もありましたときにいろいろお話が出たとおりでございますが、春以来北海道の気象が非常に異常でございまして、稲について見ますと、特に七月中旬の減数分裂期の低温の影響、それから八月中旬以降の出穂直後の再度の低温を受けたということから非常に作柄が低下しております。農林省の八月十五日現在での調査では、作況指数が八七ということになっております。
北海道の作況につきましては、本年の春先から相当異常でございましたが、特に七月中旬に激しい低温が参りまして、稲作等につきます減数分裂期という大事な時期に遭遇いたしまして、稲作の障害型の被害を呈したというようなことがございますし、また、八月の中旬以降同じく激しい低温が参りまして、出穂、開花、登熟期の稲作に非常に大きな影響を受けたというようなことでございます。
といいますのは、いかなる品種をやりましても、その品種の穂ばらみ期でありますとかあるいは減数分裂期に低温が遭遇いたしました場合には、これは防ぎようがないわけでございます。たとえば本年も、千葉県なんかの例で見ますと、同じホウネンワセでありましても、五日早く植えた人及び五日おそく植えた人は被害を免れている例があるわけであります。
私どもあらかじめいろいろな準備をして、肥料を押えろとか、病害虫の防除をよくやれとか言っておりましたけれども、そういうようなものの効果の及びがたいような災害の型でありましたために、やはり関東一円の場合でございますと、主として被害のありました品種はホウネンワセでありましたけれども、ホウネンワセのたまたま減数分裂期に七月の低温がひっかかりましたために、私どもが申しておりましたような準備の及ばなかった点があったというように
ところが、昨年、一昨年も七月の中、下旬、幼穂形成期あるいは減数分裂期にちょうど低温が来るものですから、極端な被害を受けるわけです。ですから、その場合、品種の改良、開発によって、十二度程度の低温が襲来しても対抗できるということになれば、大体北海道の水稲については危険が免れるということになると思うのです。
昨年のごときはわせ系が低温障害を受けたことは御承知のとおりでありますが、ことしはわせ系はもちろんでありますが、中晩生品種においてもちょうど減数分裂期に極度の低温が襲来した関係があって、全面的に低温障害を受けておるというようなな事実が判明して、われわれも非常に憂慮しておるわけです。
と申しますのは、低温による生理障害、幼穂形成期なり減数分裂期におきます影響がどの程度きておるかということは、やはり八月中旬ごろになりませんと、はっきりしないわけでございます。
九月の気温は平年よりやや良好で、このため多少見直されてはおりますが、早生種につきましては、幼穂形成期から分化形成期を経て減数分裂期に至る重要時期に当る七月中、下旬が低温による障害を受け、ために開花結実が妨げられて不稔粒が多く、この傾向は北に進むに従つてひどくなつております。
たとえば幼穂形成期の低温障害とか減数分裂期における異状障害とか、そういうものが出穂後において不稔の状態になつて現われて来ておるわけです。それから積算温度等にしても、これは毎年の積算温度というものが豊凶には大きな影響を持つておるというふうに考えておる。そういう点を作報の調査の場合においては一つの要素として取上げて使つておるかどうか。
この障害型は先ほど大後先生等からお話がありましたように、出穂前の九日、十日ないし十五日前後のいわゆる減数分裂期を控えました中心のときに低温にあうと、花粉母細胞そのものが障害を受けるのであります。こういうことがはつきりしました。従つてそういう障害を受けたものは、いかに開花が旺盛であり、あるいは受粉作用そのものが旺盛でありましても、花粉がすでに死んでいるわけです。
遅延型というのは、天候不順による成育の遅延が原因で出穂、開花が遅れ、やがて秋冷の気候が訪れ、稔実不能になる冷害をいい、障害型というのは生殖生長期に入つて花粉母細胞の分化形成期から減数分裂期にかけての低温によつて、葯壁内面層の異常発育を起し、花粉の性能を失い、不稔粒の増発する型のものでありまして、低温の度合摂氏十五度以下でわずか一時間程度でこの徴候が現れ、あらゆる品種のものを襲うとせられる恐しい型の冷害