1968-05-07 第58回国会 衆議院 決算委員会 第14号
たとえば大蔵省のほうで出しております減価償却基準、これを民間の会社が変更するということになるとかなり厳重なんです。国鉄だからといって、それをそう簡単に、減価償却が大きく五百三十億もふえるなんというようなことは、よほどのことじゃないとちょっとおかしいと思うのです。 〔委員長退席、田川委員長代理着席〕 その一例を申しましょうか。だからこういう計算が成り立つわけですよ。
たとえば大蔵省のほうで出しております減価償却基準、これを民間の会社が変更するということになるとかなり厳重なんです。国鉄だからといって、それをそう簡単に、減価償却が大きく五百三十億もふえるなんというようなことは、よほどのことじゃないとちょっとおかしいと思うのです。 〔委員長退席、田川委員長代理着席〕 その一例を申しましょうか。だからこういう計算が成り立つわけですよ。
たとえば償却から見た十三万五千円、これは現況は二十万であっても、それは別として、減価償却基準から計算すれば、乳牛一頭十三万五千円、設備を合わせますと、自己資本部分は五分五厘、それから借り入れ金は七分五厘というような金利が、その保証乳価の中で計算されておるとはちょっと思われない。私の間違いかもしれませんが、私の計算ではそうならない。
最後に富士車輌の問題でございますが、これは三十九年六月期の粉飾決算の内容とその監査報告を申し上げますが、最後の公認会計士の監査報告書におきましては、個別意見といたしまして、売り上げ原価の計上漏れ一千万円余と減価償却基準の変更を指摘いたしておりまして、総合意見として、おおむね適正というふうに報告書を書いておりますが、実はこれは監査の不徹底でございまして、相当の粉飾があったものと思われます。