1994-10-06 第131回国会 衆議院 本会議 第4号
毎年のように日本のどこかで渇水騒ぎが起きているという現状は、この問題に対する政府の対策に欠けるものがあったのではないでしょうか。私は、全国にダムをどんどんつくればいいと言っているのではありません。水を消費する中心である都市部での雨水の徹底利用対策、さらには水源地としての山の力の復活のための涵養策など、やるべきことはたくさんあると思うのであります。総理の御所見をお伺いいたします。
毎年のように日本のどこかで渇水騒ぎが起きているという現状は、この問題に対する政府の対策に欠けるものがあったのではないでしょうか。私は、全国にダムをどんどんつくればいいと言っているのではありません。水を消費する中心である都市部での雨水の徹底利用対策、さらには水源地としての山の力の復活のための涵養策など、やるべきことはたくさんあると思うのであります。総理の御所見をお伺いいたします。
これを例えばもう全部使ったら渇水騒ぎはなくなるんじゃないか、こういうような趣旨であったように思うわけでありますが、この点はどうですか。
水余りの中でなぜ一九八六年から八七年にかけて渇水騒ぎが起こったのか。観測史上最悪のひでりだったからか。そう言うならば、結論から先に言いますというと、絶対量では需要を充足するはずなのに渇水になるのは降雨のピークと水使用のピークがずれたからにほかならないわけで、ダムの容量がピークのずれをカバーし切れぬと渇水になるわけです。 このときも異常な渇水だとあなた方はおっしゃいます。
だから、気候の変化があるたびに渇水騒ぎをしておるということでは、私は対策にはならないと思いますね。そういう点で、やはり水資源開発がおくれておる原因というのを私は解決しなきゃいかぬと思うんですが、この点はどうでしょうか。
○柴田(護)政府委員 昨年も渇水騒ぎがございまして、これに関しまする費用につきましては、特別交付税配分の際に配慮をいたしております。具体的には一般会計から繰り入れて始末をする。
ここに私は問題があると思うのでありまして、まず最初に伺っておきたいと思いますのは、来年の四月に完成する予定であった水資源公団の工事、いわゆる取り入れ口の工事が、河野さんの一喝によって直ちに今年の八月二十五日に完成することになったということでありますが、この四十万トンの水をとろうという計画は、東京都にとっては、昭和三十七年のあの渇水騒ぎのとき以来特に強い要望になっておると私は思うのであります。