1981-02-24 第94回国会 衆議院 大蔵委員会 第6号
○正森委員 いま一応御説明を聞いたのですけれども、ここに衆議院大蔵委員会の調査室がつくった資料報告書がありますが、この中にも「酒造原料米の割当制度を通じ、永年にわたり事実上の生産調整を続けていた清酒製造業界は、自主流通米制度を導入した昭和四十四年の食管制度の改正に伴い、新たに生産の自由化への一歩を踏み出すこととなったが、これはまた、それまで、原料米割当の主要な基準とされ、この結果、一種の財産価値を有
○正森委員 いま一応御説明を聞いたのですけれども、ここに衆議院大蔵委員会の調査室がつくった資料報告書がありますが、この中にも「酒造原料米の割当制度を通じ、永年にわたり事実上の生産調整を続けていた清酒製造業界は、自主流通米制度を導入した昭和四十四年の食管制度の改正に伴い、新たに生産の自由化への一歩を踏み出すこととなったが、これはまた、それまで、原料米割当の主要な基準とされ、この結果、一種の財産価値を有
先ほどのお話にもありましたけれども、清酒製造業界としても需要拡大に対していろいろな手当てを懸命に行っていられる、これはよくわかるわけであります。それでやはり大手の一つの立場とまた大手でない中小の皆さんの需要拡大に対する具体的な方策というのはそれぞれ違うと思うわけであります。それに関して、まず福光屋酒造の福光社長に中小としての具体的な需要拡大の方策に対してひとつ御意見を承りたいと思います。
今度の税金の一部をそれなりに吸収できる余力、全体吸収できるかどうかは別として、従来の単純計算でいっても余力が出てきはしまいかと思うのですが、これはさっきの原価との関係がありますからこれにかかわる質問は少しくやっぱり留保して、時間もそろそろ来たようでありますから、もう一点だけどうしても聞いておきたいと思いますのは、清酒製造業界の実情、問題点ですね。
次に、清酒製造業の安定に関する特別措置法の一部改正におきましては、清酒製造業界における近代化への自助努力に対し、これを実効あらしめるため、日本酒造組合中央会の事業範囲を拡大し、同中央会の事業として、転廃業者に対する給付金の給付事業並びに経営の改善その他清酒製造業の近代化を図るための事業を行うことができるよう、所要の法的措置を講ずることといたしております。
○矢追秀彦君 それでは、余りあと時間もありませんので、次に、清酒製造業界は長い間大変な、何といいますか食糧難時代から始まったわけでして、四十四年から一種の不況カルテルのようなものがスタートをいたしまして、これについて、大体どういうふうなことをやられて、どういうふうなことになったのでこれをやめられたのか、そして完全な自由競争時代に入ったのか、その辺の経緯をお話し願いたいと思います。
————————————— 次に、清酒製造業の安定に関する特別措置法案は、自主流通米制度の実施に伴う清酒製造業界の経済環境の激変に対処し、その経営基盤の安定と酒税の確保に資するため、日本酒造組合中央会の事業範囲を拡大して、清酒製造資金の融通の円滑化及び清酒製造業の整備合理化に関する措置を講じようとするものであります。
このような事態に対処いたしまして、清酒製造業界は、日本酒造組合中央会を中心として、清酒の生産が一挙に自由化されることに伴う種々の混乱を避けるための過渡的措置として、五年間を目途とする生産数量の自主規制を昨年九月から行なうこととし、さらに、この期間内に生産の完全自由化に備えて、業界の構造改善をはかるため、中小企業近代化促進法に基づく構造改善計画を策定し、業界構造の改善、企業体質の強化に努力いたしております
しかしながら、この納付金は、公的性格がかなり強いとはいえ、本来、酒税そのものではなく、いわば清酒製造業界の今後の整備合理化のための共助分担金ともいえるものでありまして、このような性格の納付金の納付についての大蔵大臣命令に対する違反を、酒税にかかる滞納処分を受けた者とみなすことは、いささか誤解を生ずるおそれがあると認められます。
御承知のように、清酒製造業界におきましては、過去三十年近く、食糧管理制度のもとにおいて原料米の割り当て制度が続けられ、実質的な生産調整が行なわれてまいりましたが、昨年五月、自主流通米制度の発足に伴い、この長年にわたる業界秩序の基盤が大きく変化いたしました。
しかしながら、この納付金は、公的性格がかなり強いとはいえ、本来、酒税そのものではなく、いわば、清酒製造業界の今後の整備合理化のための共助分担金ともいえるものでありますので、このような性格の納付金の納付についての大蔵大臣の命令に違反した者を酒税に係る滞納処分を受けた者とみなすことは、いささか誤解を生ずるおそれがあると認められるのであります。
○中橋説明員 公取委員長が申されましたように、私ども、自主流通米制度が突然発足しましたことにかんがみまして、できるだけ早くそれに対応する体制というのを清酒製造業界につくりたいと思っております。幸い、その間の事情を公取でも認められまして、長くて五年間を目途に生産規制をやってもいい。
御承知のとおり、永年にわたって清酒製造業界の生産秩序の基盤となっておりました原料米の割り当て制度は、昨四十四年、自主流通米制度が発足するとともに廃止され、この結果、従来一種の財産価値を持ち、酒造資金借り入れの際の担保機能や、転廃業の際の転廃業資金調達手段としての機能を副次的に果たしてまいりました基準指数は、当然にその存在意義を失うことになったのであります。
○平林委員 清酒製造業界がこういう転機に立たされておる。もちろん米の仕入れ価格も影響するでしょうし、それから人件費なども関係なしとはしないけれども、同時に、こうしたリベートの点についてはどういう実情であるかということをやはり検討しなければならぬ、こう考えておるわけであります。
今回は一つの転機に立っておる清酒製造業界に対してかような措置をとったわけでありますけれども、同じようなケースは他にどのようなものがあったかということをまずお尋ねをいたします。
そのほかにも、たとえば温泉へ招待をするとか、あるいはまたその他贈りものをするとかいうような形で、清酒製造業界は小売り店に対してかなりの経費が必要になっておるという話を、私どもちょくちょく聞くわけでございますけれども、国税庁のほうでは清酒製造業界の交際費というのは——これは交際費に入るのですか。贈答品とかリベート代なんというものはどうなんですか。どのくらい使うておりますか。
清酒製造業の場合にはそういう再保険の団体というものは全然考えられておりませんけれども、清酒製造業界の客観情勢が著しく変化したということを考えてくれば、これはある程度は再保険というものは考えてもいいんじゃないだろうか。
ところが、清酒製造業界では退職金制度というのはまだできて二、三年です。だから、いままで十五年、二十年、三十年つとめている従業員がやめても、たしかこの退職金は、共済組合のほうでは三万円か四万円の退職金きり出ないような仕組みになっているはずです。ところが塩の場合、退職金が三十二億円計上されているのです。塩業に従事した者に対しては退職金が三十二億円用意されている。
清酒製造業界の負債総額がどのくらいになっているか、それをあわせてお願いします。
御承知のように、清酒製造業界におきましては、過去三十年近く、食糧管理制度のもとにおいて原料米の割り当て制度が続けられ、実質的な生産調整が行なわれてまいりましたが、昨年五月、自主流通米制度の発足に伴い、この永年にわたる業界秩序の基盤が大きく変化いたしました。
○中橋説明員 現在までの清酒製造業界を考えてみますと、かなり多年にわたりまして原料米の割り当て制度が残ってきたわけでございます。年々生産総量を予定いたしまして、米の割り当てを受けてやってきたわけでございますが、かなり乏しい時代を多く経過いたしております。
国税庁といたしましては、そういう生産規制を幸いにお認めいただきましたので、この五年間を目途に清酒製造業界におきまして、六年先に現出しますところの完全自由化の暁を目ざしまして、業界がいわゆる構造改善というものをきびしく考えまして、かなり積極的な姿勢でもってそういう事態に対処をすべく、業界も考えておりますし、国税庁もその方向で今後の行政を考えてまいりたいと思っております。
したがいまして、清酒製造業界も、私どもも、この五年間にできるだけの措置をとって、その暁には原料米の自由化とともに、生産も自由化するということを目ざして今後努力してまいりたいと思っております。
やはり民間のその清酒製造業界のそれぞれの希望が、やはり自分の企業の現状をよく検討されまして、将来のあり方というものを考えられて、自発的に、ある場合は共同精米でありますし、ある場合は共同びん詰めでありますし、ある場合は企業合同でありますし、自分の企業に最も適したやり方でやっていってもらう、やっていくということだと思います。
○説明員(松本茂君) 清酒製造業界の御意見を聞きます場合には、清酒の酒造組合の中央会の御意見を聞く、それを中心にして聞くということにいたしております。清酒中央会のメンバーといたしましては、全国的に四千軒近くの清酒製造業者があるわけであります。ほとんど大部分がいわゆる中小企業に属しております。
○松本説明員 清酒製造業界におきましては昔から慣習がございまして、Aの酒造家がつくりました酒をBの酒造業者が買い取りまして、自分の家でつくりました酒と混合調和いたしまして、一種独得の風味、味のものにしまして、それを自分の名前で売るという制度もございます。普通これをおけ売り、おけ買いと称しております。
それから、最近やっておりますのは、基準価格の問題を取り上げる場合におきまして、御案内のとおり、基準価格は標準的原価と適正利潤が主要な要素でございまするので、清酒製造業界の個々の企業の標準的原価を調査いたしまして、それをもとにして標準的原価を算定することが適当でございますので、清酒製造業者の製造原価を最近の数字によって調査をしているわけでございます。