2020-06-09 第201回国会 衆議院 農林水産委員会 第15号
そして、清浄国に宣言をするまで四十年かかっている。そういうことから考えると、その間に、一律に中止をされてしまった地域というのは、このまま放牧の養豚が日本から消滅してしまうのではないか、そういう非常に強い危惧を持っております。 昨今、新型コロナウイルスの影響でもそうなんです。かなり食に対する問題意識を持っていらっしゃる消費者の皆さんも多いです。
そして、清浄国に宣言をするまで四十年かかっている。そういうことから考えると、その間に、一律に中止をされてしまった地域というのは、このまま放牧の養豚が日本から消滅してしまうのではないか、そういう非常に強い危惧を持っております。 昨今、新型コロナウイルスの影響でもそうなんです。かなり食に対する問題意識を持っていらっしゃる消費者の皆さんも多いです。
一番目は、消費者のワクチン接種豚の買い控えといった風評被害が起こるのではないかということ、それから二番目は、非清浄国になるということに伴いまして、輸出への影響あるいは輸入解禁の圧力が高まるのではないかといった点、それから三番目といたしましては、この接種に当たって、接種豚のトレーサビリティーや移動制限を厳格にしなければならないのではないかといったことが当時議論されていたところでございます。
沖縄での五十八例目を最後に豚熱を終息させ、清浄国を目指し、全力で取り組んでいただきたいと思います。 以上で終わります。ありがとうございました。
さて、ちょっとワクチンの話に戻りますけれども、豚コレラ、豚熱は、ワクチン接種をどうするかということについて、やはり政府が当初かなりちゅうちょしていたのは、ワクチンを接種することによって日本が非清浄国になってしまう、そうすると、例えば台湾とかそういう各国・地域が豚肉を輸入してくれなくなるおそれがある、こういうことがかなり言われました。
先人の御努力が、接種することによって、非清浄国といって、清浄国の旗をおろさなければならない、このことは大変重いことだ。輸出に関する影響もそうですけれども、先人のことを思ったことも同じ気持ちでございます。 そして、私たちも、いずれ清浄国には必ず復帰せねばならないと思っています。
そして、一九九六年に撲滅対策、二〇〇七年に清浄国の宣言、そして二〇一五年に清浄国のステータスを獲得した。この間、終息するまでに十一年かかっています。とてつもない長い道のりです。
また、ワクチン接種がおくれたということも拡大してしまった要因の一つかと思いますが、非清浄国になることを避けたかったという思いであったり、風評被害、費用の面など、さまざまおくれた要因はあると思いますが、ワクチンのないASFが侵入した際には、このCSFのような対応では日本の養豚業界が大変なことになりますので、今後の対策をしっかりと講じていただきたいと思います。
そういう中で、食品安全委員会としては、BSEについてアメリカは一応表向き清浄国になっているので、これを言われたらやっぱり撤廃しなきゃいけないということで、準備を整えて、それを発表するタイミングを待っていたと。
既に検討されていると思いますけれども、今後の防疫につながるようにしっかりと検証して、神様のせいにしないで、そして、やはり清浄国にこだわった、そこは今後また同じようなことが起きないように、しっかりと検討していただきたいというふうに思います。 野生のイノシシのワクチン空中散布、また、先ほど埋めてというお話もありましたけれども、これのことについて伺います。川への影響、水への影響はありますでしょうか。
清浄国でなくなる、長い間清浄国に復帰するまでには時間が掛かる、莫大なお金も掛かるわけでありますから。ですから、大変に重たい決断をしていただいたということは評価したいと思いますけれども、どうして岐阜や愛知で発生したあのときに、もっと早い時期にワクチンを打てなかったんだろうと。
輸出、ワクチン接種が始まったことで、日本が清浄国の地位を失い、豚肉や豚肉の豚皮、皮ですね、輸出に影響が出るのではないかと心配する声が出ていますけれども、どのように対応を取っているのか、お伺いいたします。
答弁では、ワクチン接種により清浄国でなくなる、あるいは、飼養衛生管理基準に対する意欲がそがれ、結果的にアフリカ豚コレラの侵入リスクが高まる、あるいは風評被害が生ずる可能性等、デメリットも説明をしながら、いわば苦しい答弁を続けてこられたわけであります。私も一緒におりましたので、よくその状況は理解しております。
やはり国際スタンダードを考えても、今までの長い長い清浄国としての歴史を紡いでこられた先人の努力、そして、アジアの中ではもう極めて極めて限られた清浄国が日本であるというこの優位性は、輸出がどうのこうのということではなくて、やはり保つ努力をすることが一義的には大事だったんだろうと思います。
かつて十数年前、日本は清浄国入りをしたということがあって、それまでの十数年の間の苦労の結果、豚コレラに関する特定家畜伝染病防疫指針が平成十八年三月三十一日に定められているわけでございます。
○江藤国務大臣 委員がおっしゃったように、先人が大変な御努力をされて清浄国になったということを、我々は忘れてはならない歴史だと思っています。
ワクチンを打てば清浄国でなくなってしまうということもありますし。 ですから、私は、ワクチンを打つにおいても、抑制的であるべきだという考えのもとでワクチン接種の方向に今向かっているわけでありますが、実際、少し話が長くなってよろしいですか。(後藤(祐)委員「よくないです」と呼ぶ)よくないですか。
○関(健)委員 今の質問に関連して、では、台湾と韓国というのは非清浄国ということで、輸入を一部か、又は全部か、中止しているということですけれども、仮に日本が非清浄国になった場合、そこからの輸入の圧力というのは高まる可能性というのは高いんでしょうか。 つまり、それさえなければいっぱい輸出するのになという姿勢なのか。
清浄国、非清浄国と申しますのは、それぞれの病気によりまして、OIEと申します国際獣疫事務局が判断をするということでございます。 豚コレラにつきましては、公的に、ワクチンを接種するといったことになりますと、非清浄国という認定がOIEによってなされるということでございます。
ちょっと順番をくるっと変えますけれども、非清浄国からの圧力が高まる懸念があるという御答弁でしたけれども、よくわかります。今まで、清浄国であって、非清浄国であるからあなた方のは輸入できませんよというのは、至極真っ当なあれなんですけれども、じゃ、今まで、過去にこの国が豚肉を輸入していて、今、こちらが清浄国で、非清浄国だという理由で輸入がとまっている国というのは実際あるんでしょうか。
農家の飼養衛生管理基準を向上しようとする意欲がそがれて、アフリカ豚コレラ等の農場への侵入リスクが高まる可能性があること、野外感染豚とワクチン接種豚との区別ができないことから、接種豚のトレーサビリティーや移動制限等が必要になること、非清浄国となれば、他の非清浄国からの豚肉輸入解禁の圧力が強まる可能性があることなどのデメリットも考えられます。
一方、飼養豚へのワクチン接種については、消費者がワクチン接種豚の購入を控えるなど風評被害が懸念されること、農家における飼養衛生管理の向上意欲がそがれ、アフリカ豚コレラ等の農場への侵入リスクが高まること、接種豚のトレーサビリティーや移動制限が必要になること、他の非清浄国からの豚肉輸入解禁の圧力が強まる可能性があることなどのデメリットも考えられる。
その清浄国という概念がなかったからかもしれませんけれども。 これ、資料を改めて見てくださいよ、日本の周り、豚コレラだらけですよ。中国はアフリカ豚コレラもどんどん広がっていますよ。こういう中で、岐阜と愛知、ほかにも発生している県もありますけれども、しっかり予防していくと、外国人はどんどん入ってくるわけですから。
そして、ワクチンの非接種国という前提の下で、翌年の二〇〇七年、平成十九年に国際獣疫事務局、いわゆるOIEと言われているところです、このOIEの規約に従いまして、日本はこれ晴れて豚コレラ清浄国になった。これも十二年、本当にまだ最近なんですね。こういった経緯があるわけであります。 また、やはりワクチン接種というのは、これ他の豚、豚のみならず他の畜種にもこれ影響を及ぼすんじゃないかと。
そして、非清浄国となりますれば輸出入に影響が出る可能性がございます。さらには、農家の飼養衛生管理水準を向上しようとする意欲がそがれまして、アフリカ豚コレラ等の農場への侵入リスクが高まる可能性もあります。 以上のようなデメリットも考えられますが、加えて、ワクチン接種を行う場合にはこれらの影響を受ける可能性のある関係者間の合意形成が前提となります。
感染経路、何名かの先生方からもう既に聞かれておりますが、これなかなか特定が難しい、答弁もそうありましたけれども、なかなか特定が難しいと思うんですが、現在どういう状況にあるか、経路がどういう形であったのか、いま一度伺うと同時に、その豚コレラのワクチン接種、我が国は平成四年以降出ていなくて、平成十八年を最後に十九年からワクチンを廃止して清浄国になったと聞いております。
また、清浄国、非清浄国との関係でございます。清浄国と認められるためには、豚コレラの発生がないこと、それから豚コレラワクチンを接種していないことということが求められておりまして、現在の我が国のステータスは一時保留、豚コレラが発生しておりますけれどもワクチンを接種をしていないという状況でございます。
○儀間光男君 非常に難しい大事なことを今答弁していただきましたけれども、これ清浄国じゃなくなるというとまたワクチンを開始するわけですが、このワクチンを接種することをちゅうちょしている間に上陸されて更に蔓延した、アフリカからの心配もある中で、その辺非常に判断が難しいと思います。
ただいま委員御指摘ございましたように、我が国は、口蹄疫あるいは豚コレラなどの非清浄国であるアジアの国々に取り囲まれております。これらのいわゆる越境性の動物疾病の我が国への侵入を防ぐためには、水際対策を強化するだけでなく、疾病の発生国との協力によって我が国ヘの侵入リスクを下げる取組が重要と認識しております。
みんなで何としても清浄国になるんだという強い意思で、みんなで衛生管理を徹底をして今日の状況をつくってきたというお話を伺いました。その当時の皆さん方ですね。 そうしたことからいうと、小里副大臣が、この前の委員会のときに、高位平準化が最も大切だというお話、答弁をされました。私も大変感動して聞いておりました。
ただ、これワクチンというのはそう簡単な問題ではなくて、ワクチンを使用すると豚コレラの清浄国としての地位を失って、その結果として清浄国としてのメリットを失い、また、我が国の豚肉について輸入を禁止する国が出てくるのではないかと。ワクチン接種をされた豚肉はイメージが悪化をして、これ、国内も含めて販売が落ち込むのではないかというような懸念もあるという、大変複雑な問題があるとも認識をしております。
またさらに、平成八年から十八年まで丸十一年間かけてワクチンに頼らない清浄化を達成をしたところでもございまして、その後に、農場における飼養衛生管理基準を遵守することによってワクチン非接種清浄国を実現をしてきた経緯というものもございます。 ワクチンの使用につきましては、極めて慎重に対応していかなければならないと考えております。
実際、吉川大臣は、いろいろな委員会の御答弁の中で、清浄国への輸出が今後できなくなる可能性が大いにある、そして、清浄国に戻るためにはやはり十数年かかってしまうという御答弁をいただいて、もうそのとおりだというふうに思いますので、そこに関してはコメントは一切しないようにいたしますけれども。 一方で、じゃ、我が国、豚は清浄国に輸出を現状しているのかどうか。御答弁をいただいた中では、していないと。
そこからまた三カ月置いて、感染が更に拡大していないことを確認して初めて清浄国になる。 それとまた輸出は別でありまして、特にEU等に対しましては、更に一年以上の期間を置かないと輸出ができないということで、清浄国そしてまた輸出ができる国になっていくには、大変な期間を要するわけであります。