1960-12-22 第37回国会 衆議院 法務委員会 第6号
なお、事件のあらましを申し上げますと、淺沼委員長暗殺事件といたしましては山口少年の殺人事件、これは内容等私がここでるる申し上げるまでもなく、はっきりしておるのでございまして、これは刑法第百九十九条の殺人罪で取り調べをいたしました。十月十二日に逮捕いたしましてから、警視庁並びに東京地検が鋭意捜査をしたのでございます。
なお、事件のあらましを申し上げますと、淺沼委員長暗殺事件といたしましては山口少年の殺人事件、これは内容等私がここでるる申し上げるまでもなく、はっきりしておるのでございまして、これは刑法第百九十九条の殺人罪で取り調べをいたしました。十月十二日に逮捕いたしましてから、警視庁並びに東京地検が鋭意捜査をしたのでございます。
○説明員(竹内壽平君) 淺沼委員長暗殺事件は、あまりにも有名な事件でございまして、新聞等でもかなり詳細に報道されておりますので、事実の内容等につきましては、大方委員の皆様御承知のことであろうと存じます。それにいたしましても、事案のごく概要につきましては、私どもの方で承知いたしております事実関係を、事件資料といたしまして、書き上げまして御配付いたしたわけでございます。
現実の問題といたしまして、先ほど法務省から提出いたしました淺沼委員長暗殺事件資料の中の吉村法俊というものをごらんになりましても、ここに被疑者としての容疑の点は何か、東京蓄電器株式会社より現金七千円及び額面合計八万八千八百四十二円の約手三通を預かって取り立てすると称して着服してしまったというような、あるいはその他のいろいろなそういうような多少の性質を帯びたものがあるのじゃないか、それがほとんど資金源になっているのじゃないか
今度の淺沼委員長暗殺事件のあとに来たる多くの検討すべき問題があろうと考えております。そのうちの一つとして、少年法の再検討、年令低下に関する問題を検討されなければなりませんし、山口少年の自殺に関連して少年鑑別所のあり方ということも検討すべきだと考えます。
三、淺沼委員長暗殺事件当日、山口二矢は、愛国党員が舞台に向かって左そで付近で盛んにアジリ、またビラがまかれて、会場の注意がその方に向けられているすきに、反対側からかけ上がって凶行に及びましたが、これは全く計画的であり、警察本部では、山口という十七才の少年を使っての犯行は、必ず演出者がいると称しているということであります。