1960-12-01 第36回国会 参議院 法務委員会 閉会後第2号
淺沼委員長刺殺事件は曹後関係があるのだ。あるいは資金関係、背後関係を洗えというような、そうして右翼、暴力テロ、殺人を抹殺せよという世論の前に、山口二矢の単独犯行だとして選挙の終わるまでに、そういうあれを発表したいという意図で発表をなされた点で、政治的な発言であったように思うのですが、警察では、新聞の模様によりますと、なおその当時も調べておる。
淺沼委員長刺殺事件は曹後関係があるのだ。あるいは資金関係、背後関係を洗えというような、そうして右翼、暴力テロ、殺人を抹殺せよという世論の前に、山口二矢の単独犯行だとして選挙の終わるまでに、そういうあれを発表したいという意図で発表をなされた点で、政治的な発言であったように思うのですが、警察では、新聞の模様によりますと、なおその当時も調べておる。
○川村委員 きょう午前中の審議を通して今回起こった淺沼委員長刺殺事件に対するいろいろの取り締まり、あるいは対策について総理が非常な決意を述べられた。あなたの決意については、よく了解できるわけでありますけれども、きょうは実はその具体的な対策をもう少しはっきり聞きたいのでありましたけれども、これがどうもはっきりしていないことを非常に残念に思っております。
映画や芝居ならいざ知らず、淺沼委員長刺殺の、あの身の毛もよだつような場面が写真にとられ、またテレビで実況放送されるなどということは、近代社会においてあり得べからざることであります。事実、世界において例のないことであります。まさに主権在民の民主政治はおそるべき最大の危機に陥れられたのであります。このことは、国内のみでなく、海外に与えたショックもまた想像を絶するものがあります。