1995-02-21 第132回国会 参議院 運輸委員会 第3号
また、役所同士の中でも、科学技術庁の深層観測施設でありますとか国土庁の人工衛星による観測記録等も提供がなされていないと私は理解をいたしております。 むしろ気象庁としては、二十四時間体制でありますとか速報体制をとっておられる唯一の機関でありますので、もっと積極的にこの問題に取り組んでいただくということにはならないのか、長官にお尋ねをいたします。
また、役所同士の中でも、科学技術庁の深層観測施設でありますとか国土庁の人工衛星による観測記録等も提供がなされていないと私は理解をいたしております。 むしろ気象庁としては、二十四時間体制でありますとか速報体制をとっておられる唯一の機関でありますので、もっと積極的にこの問題に取り組んでいただくということにはならないのか、長官にお尋ねをいたします。
もちろん三月の末日になりますと、あのインターネットであらゆる情報をつないでいくというふうなことも、それは今先生がおっしゃったように、気象庁には深層観測施設のデータが行っていなかったというようなこともないようにいたしますけれども、それでもまだまだ私は不足だと思いますので、今のような御指摘を受けて、動き出しておるということを御報告申し上げますし、また私も、庁内で沖村開発局長にすぐ人選をしていただくようにということを
例えば、科学技術庁が総額冨二十億円かけてつくった深層観測施設ですか、これは関東のように非常に厚い堆積層に覆われ、また、交通機関などのノイズがあるところでは大変重要な地震予知情報になるわけですが、これが気象庁に提供されていない。それから、国土地理院のGPSも気象庁に提供されていない。非常に気象庁としては限られたデータで地震予知をしなければいけない。
それが地震の予知にも生きてくるわけであって、そういう点で最低三地点必要だけれども、とりあえず一本からでも深井戸を掘った深層観測が必要だ、これは学問上、研究上の要請から、私、防災研の教授の方などからも強くそういう訴えも聞いてきました。 午前中、茂木予知連会長からも、ギリシャの測定値は精度がいいというお話があって、それはノイズが少ないからだというお話がありました。
それで、まず三千メートル級の深層観測施設、これにつきまして三カ所、岩槻、下総、府中と施設を設けまして観測をやってまいりました。平成三年からこれをさらに強化したいということで、三千メートル級観測施設一カ所、二千メートル級観測施設十二カ所、それからケーブル式海底地震観測施設というものを平塚の沖約百二十キロに敷設する計画にしています。
この南関東の直下の地震予知の問題につきましては、もとよりこの大綱策定前から測地学審議会におきましても、第六次地震予知計画にこれへの対応ということがそれなりに規定されておるところでございまして、従来から科学技術庁におきましては、防災科学技術研究所におきまして、これまでいろんな形で進めておりましたいわゆる三千メートル級の深層観測施設三カ所、従来置いておったわけでございますが、これが微小地震観測に大きな成果
従来から首都圏につきまして三カ所の三千メートルクラスの深井戸深層観測施設というものを持っておるわけですが、これらの成果ということが非常に出てまいりまして、さらに微小地震観測の大きな成果を上げて予知能力を向上させていくということのためには、三千メートルクラスの深井戸をさらに一カ所、二千メートルクラスを十二カ所ぐらい掘る、さらに海底地震観測施設等も置く、あるいは人工衛星を利用した、GPSと言っていますが
この中で「とくに、首都圏においては深層観測施設を整備し、地殻活動の観測研究を行うとともに、各種観測による直下型地震の予知手法の開発を行う。」と、十年めどに完成させるという目標が、これは昭和五十六年の閣議決定です。あれから十一年たちました。今まだこの内側の線をうろうろしているという状況は、いかにもお寒い限りだと思うのです。
○鳥居委員 今おっしゃった振興調整費というのは約百五億円、そして、その中で特に首都圏のこの深層観測井あるいはVLBIという新しい観測手法に向けるというのがわずか一億七千万というオーダーです。ですから、この機会にもし振興調整費をもって研究開発に当たるんだということであれば、めり張りをきちんとしていただきたい、こう思うのですけれども、いかがですか。
○谷川国務大臣 いただきました資料にちゃんと書いていただいておりますが、首都圏の直下型地震予知を進めるためには、どうしても広範囲にわたりまして深層部の、今お話がありましたように、データをとることが重要でございまして、平成三年度から着手をいたしましたこの三千メートル級の深層観測施設の整備につきましては、本当にすぐやればいいのですが、今穴を掘っているところでございまして、五年度には微小地震をキャッチする
これはもう大臣のお言葉に尽きていると思いますが、私ども、本年度三千メートル深層観測施設、これについては非常な予算をとらしていただきました。今後とも頑張りまして、至急これにつきましてはきちっと検知能力ができるよう早急に努力してまいりたい、このように考えておるところでございます。
特に、防災科学技術研究所がやっております微小地震の高精度観測、これは三千メートル級の深層観測施設を首都圏め三カ所に設置いたしまして観測しているわけでございますが、これにつきまして、このデータ、この観測網によりまして今まで不明でございました首都圏直下のプレート構造の解明の手がかりや地震発生の機構の一部解析が可能になった、こういうような成果を上げているところでございます。
特に科学技術庁としましては、先生の御指摘の中にありましたが、平成三年度から、特に予知が困難な首都圏の直下型地震の予知研究ということで、観測研究の強化を図ろうということで、三千メートル級の深層観測施設、三千メートルまで掘りまして微小な地震を観測するという施設でございますが、そういうものから成ります広域深部観測施設の整備に着手することにしております。
特に、予知能力の向上は大切でございまして、深層観測井戸、または人工衛星を利用したところの地殻変動観測システム、また海底観測ステーション、こうした方法が考えられるわけでございますが、こうしたいわゆる予知能力向上のためにどのような研究が行われておるのか、これも科学技術庁。
当庁といたしましては、首都圏に三カ所設置いたしました深層観測施設によりまして今までとらえられなかった非常に微妙な地震も数多くキャッチすることができまして、大変地震発生の解明に積極的に取り組んでまいった次第でございます。
平成三年度予算案には首都圏直下型地震予知のための三千メートル級深層観測施設の整備等の経費が計上されていますが、三千メートル級深層観測施設の活用をも含めまして、今後の地震予知研究への取り組み方についてお伺いいたします。 科学技術庁長官は、地震予知推進本部長であって、地震予知について総合的かつ計画的な施策を推進する責任者であると承知しています。
例えば、ある程度深い、深層観測施設、こういったものが幾つか整備されまして、こういうものが送れる体制ができた段階、これにつきましてはこういった集中的な解析体制が必要かと思います。
そういう意味で科学技術庁の防災科学技術研究所、これは先ほど申しましたように深層観測施設によりましてその正確なデータをとるということを中心にやっておりますが、そのほか、気象庁でございますとか工業技術院地質調査所、国土地理院、国立大学、そういった関係機関総力を結集しているところでございます。
○井田政府委員 まず最初のお尋ねでございますけれども、岩槻、下総、府中に設置しました三カ所の深層観測施設、これはまさに南関東の直下型の地震というものを対象としているものでございます。
特に、科学技術庁の防災科学技術研究所におきましては、埼玉県の岩槻市、千葉県東葛飾郡沼南町、東京都府中市の三点におきまして三千メートル級のいわゆる深層観測井によりまして高精度の微小地震観測と傾斜観測を実施してございます。 以上でございます。
それから、特に関連するものといたしましては、首都圏の南部における微細な地震を調べるための深層観測井というのを岩槻等三カ所に設けまして、これにやはり一億八千万円程度を投じておりまして、これも今後観測を継続することによって、直下型地震に対する何らかの示唆を与えてくれるものというふうに考えております。
これらの三千メートルクラスの深層観測井で観測しております微小地震を解析する結果、例えば深井戸が設置されております地域におきますプレートの潜り込み構造、要するに地震というものは、岩盤同士がぶつかり合って、その摩擦、あつれきでいろいろひずみが生じ、それが解放されるときが地震として現象が発生するものでございますので、その辺の発生ぐあいをこの微小地震計で観測することによって、潜り込み構造を知ることがまず可能
現在、科学技術庁は、国立防災科学技術センターにおきまして、首都圏に三千メートルクラスの深層観測井を三カ所整備し、微小地震の観測、研究を実施しているところでございます。ここに置いて観測しています地震計は、いわゆる微小地震を観測するということで、震度という人体の観測というのとは直接関係は持っておりません。
昭和六十年度の国立防災科学技術センターの地震予知関係の予算につきましては、ただいま先生御指摘のように現金で約五千万ほど減っておるわけでございますが、これは首都圏における深層観測井の大型観測機器の整備等が昭和五十九年度で完了したため、その設備の費用が減少したということでございまして、その他特別研究等の研究費につきましては、予算的に充実を図っておるところでございます。
まず、国立防災科学技術センターでは首都圏直下型地震予知の研究を強化するために、先ほど申し上げました三カ所——三カ所と申しますのは岩槻と下総と府中にございますが、の三カ所の深層観測井による観測研究を継続するほか、神奈川県東部における基盤振動調査を実施いたします。
科学技術庁におきます主な研究の内容は、国立防災科学技術センターにおきます首都圏直下型地震の予知の研究を強化するために、岩槻、それから下総、さらに府中に深井戸、深層観測井と申しておりますけれども、深い井戸を掘りまして、これによりまして観測研究を継続いたしますほか、神奈川東部におきまして、基盤の震度調査に五十九年度から着手するということでございます。
まず、地震予知研究の推進につきましては、関東、東海地域における観測、研究を強化するため、地殻活動観測網の整備を進めるとともに、岩槻、下総及び府中の深層観測井等の既設観測施設による観測、研究、平野部直下型地震及び海溝型巨大地震の予知研究等を行うこととし、これらに必要な経費として十一億四千五百万円を計上いたしました。