2004-03-19 第159回国会 参議院 災害対策特別委員会 第3号
そこで、国から地方自治体に必要な情報が迅速かつ確実に伝達されるようにするためには、必要な情報を一元的に集めまして、こうした情報を関係する行政機関がリアルタイムに共有できるような体制作りを目指しているわけでありますが、消防防災無線網等の防災通信ネットワークは、そういう重要な役割も果たせるに違いない。
そこで、国から地方自治体に必要な情報が迅速かつ確実に伝達されるようにするためには、必要な情報を一元的に集めまして、こうした情報を関係する行政機関がリアルタイムに共有できるような体制作りを目指しているわけでありますが、消防防災無線網等の防災通信ネットワークは、そういう重要な役割も果たせるに違いない。
また、そうして得られました貴重な情報が全国の各地の関係先に円滑に伝達されるように、国の機関相互を結ぶ中央防災無線網、それから全国の消防機関相互を結ぶ消防防災無線網、地方自治体内の防災機関や地元住民を結ぶ都道府県の市町村防災無線網などの防災専用の通信網が整備されています。
一方で、消防庁を中心に全国の都道府県、市町村及び地域住民を結ぶ防災専用の無線網として消防防災無線網、防災行政無線網が整備されており、互いに防災に関する情報を共有する防災通信ネットワークが整備されております。災害にも強く、民間の通信回線が被災したりふくそうした場合で使用できなくなる場合にあっても、防災関係機関で通信の確保が可能というふうになっております。
○神林説明員 お尋ねの消防防災無線網でございますが、私ども、国と都道府県を結びます系統につきましては、四十七都道府県すべてに地上系がありますほか、事業団の衛星を使いまして東海及び南関東地区の六県と結ばれ、さらに二県整備中でございます。都道府県の防災行政無線につきましては、ことしの三月三十一日現在、四十四都道府県が運用中でございます。
○説明員(仁科英麿君) 防災無線の普及率についてのお尋ねでございますが、地方公共団体における消防防災無線網につきましては二段階に分かれております。まず都道府県と市町村を結ぶ防災無線、それから市町村と集落あるいは個別の家屋、世帯を結ぶ無線があるわけでございます。 まず、都道府県と市町村を結ぶ無線につきましては、現在四十二都道府県が整備を完了しております。