1994-03-24 第129回国会 衆議院 地方行政委員会 第1号
しかし、彼らの心の中にあるものは、やはり住民の生命と財産を守るという崇高な消防精神やあるいはそれ以外にやはり地域とのかかわり合い、そして自分たちの地域の郷土愛というものをはぐくむためにも、そしてまた、連帯意識、同志意識というものを高揚するためにも非常に重要な組織だ、私はそういうふうにとらえております。しかしながら、最近消防団の数が大変減ってきている。
しかし、彼らの心の中にあるものは、やはり住民の生命と財産を守るという崇高な消防精神やあるいはそれ以外にやはり地域とのかかわり合い、そして自分たちの地域の郷土愛というものをはぐくむためにも、そしてまた、連帯意識、同志意識というものを高揚するためにも非常に重要な組織だ、私はそういうふうにとらえております。しかしながら、最近消防団の数が大変減ってきている。
委員御指摘のように、団員数が減っておりますけれども、これはやはり今までの地域社会、農村、自営社会から職域社会に移行して、地域定着の消防団員がなかなか確保が難しくなったという現実がございますから、これからはむしろ職域消防を中心とした再編成をしていかなきゃならないと思いますが、いずれにしても消防団の方々の消防精神と申しますか、こういうものが地域や職域における大きな日本の防災体制の支えになっているわけでございますから
消防団員のことなんですが、次長が御出席のようでございますが、消防団員というのは、消防精神にのっとって犠牲的な役割を果たしておられるわけですが、この処遇が余りにも貧弱だということです。
全くわが身を顧みず、いざというときには自分のうちを捨てて皆さん方のために生命を顧みずやっていただくという崇高な消防精神によって、この百七万の方々は今日社会のために奉仕をしていただいておるものと、国民とともに私は本当に深く感謝の念をもって考えなければならないことだと思っております。先生のお考えを本当に私はただいま傾聴したわけでございます。
これは経済的な関係で行動しているのではなくて、消防精神というものによって生命、財産を守っておられるのだけれども、余り甘え過ぎることも問題だろうと私は思うのです。ですから、それぞれの内容があるわけですが、処遇について相当思い切ったやり方をする必要があるのではないか、そのように考えますが、いかがでしょう。
消防精神——金によって団員が動いているのではありません。しかし、これに甘えてはいけない。 それからもう一つ大切なことは、消防団員が非常に老齢化しつつある、自由業に偏りつつあるというこの事実。なぜか。出動の際に実は有給休暇を利用しなさいということがある。休暇を利用する。これは賃金を支給するところもある。
また、消防団員も消防精神ということでやっておる、決して物質的なものによって動いているのじゃないのです。だから、下手に私どもが処遇の問題だけを言うと、ある意味では、消防団員が消防精神というものでやっていることにそぐわないという面もなきにしもあらず。だからといって、私は甘えてはいけないというように考えるのです。ですから、処遇の改善ということは十分留意していただきたいということが一点。
そこで、消防職員の人間性の回復だとか、近代的な労働者としての権利の回復とか、そういう側面を私は主としていま主張しているわけですが、しかし一方規律ある郷土防護といいますか、消防精神という言葉もありますけれども、消防という職場の特殊性といいますか、それも否定するわけにはいかぬと思います。
私も消防の方々と接する機会がございまして、やはり彼らの言葉で言えば、消防精神ということをよく言われるのでございますけれども、そういうような認識について、大臣としての御所見を承っておきたいと思います。
消防は警察と並びましてきわめて重要なことでございますから、かようなことを総合いたしまして、消防精神、かような表現で士気の高揚にも努めてくだすっていらっしゃるのでございますし、また、郷土に暖かく包まれた体制でなければならぬし、その中において使命感もまたわいてくる、かように存ずるのでございまして、まして、今日の国民生活の多様化や、あるいは建築物、構造物等の多種多様化に対応いたしまして、大変なことでございますが
ただ、いまのような権利のみ主張して、自分の義務なり公の奉仕というものを忘れがちな世の中で、もう金の問題じゃない、自分はもうただでも何でも身命を賭してといういわゆる消防精神というのは、私は個人的には非常に高く、何と申しますか評価しますといいますか、こういうことがいまの日本の社会にも必要だということを強く感じておりますけれども、それは消防庁としてはそれでほったらかしておくわけにまいりませんので、いま先生
〔委員長退席、地方行政委員長上田稔君着席〕 この対策としては、自主消防精神を学校教育、社会教育等、あらゆる機会をとらえて積極的に振興いたしまして、住民や企業の認識を深めるなど、消防への参加を容易にする環境づくりがまず必要だと思います。さらに、報酬、出動手当等の増額、公務災害補償、退職報償等の改善など、処遇の改善を行うこと。表彰制度の充実、消防団の運営に創意工夫をさらに加えること。
○中村(重)分科員 消防団員は消防精神によって国民の生命、財産を保護しているわけですが、それかといって団員も働かなければ生活できない。いまお答えになりましたように、常勤消防団員は、これはまだ当然常勤としての給与があるわけです。非常勤の消防団員に対しましても若干の手当はあるわけですが、いまの程度の手当ではとうてい生活を維持していくことができないんではないかと私は思っておるわけです。
しかしそれでは、せっかくの消防法が幾ら整備されましてもしり抜けになってしまうということに相なってしまうので、やはり消防庁といたしましては、こういった消防機関の方々がほんとうに災害予防、人命救助のために責任をもってやってもらうという、いわゆる消防精神と申しましょうか、そういった責任感をひとつもって事に当たってもらわなければならぬのでありまして、この点は私どもも今後消防行政の重要な問題といたしまして、地方
したがって、消防団員に期待するところ大きいと思うのですが、消防団員の方々は報酬が多いから少ないからといって、消防精神というようなものが左右されることはないと、高く、消防団員の方々の精神的なものに期待はいたしております。といいながら、やはり国も自治体も甘えてはいけない。
次に、消防団員の出動手当であるとか、あるいは報償金制度とか、それから非常勤消防団員の公務災害に対する災害補償の問題等々あるわけですが、私はこの消防団員の消防精神というものに対しては非常な敬意を払っているわけです。この人たちがすべて、物質的に手当が多いから少ないからということによって消防精神というものが左右されるものではないということは十分承知しております。
すなわち、消防も社会の進展によって対象物が年々歳々複雑多岐となり、火災の様相も非常に多種多様になってきていることを考えてみますに、これに追いついていくには、消防精神もしかることながら、やはり時代に即した科学的な要素をもっと取り入れ、すなわち、消防機械の増強と近代化、それに対する知識の修得が当面の急務と考えられます。
○松村政府委員 今日の消防は、高度の知識、技術を必要といたしますので、消防団員につきましても、その持っておりますりっぱな消防精神に加えて、近代的な知識、技術を身につけることが大事だと思います。これにつきましては府県の消防学校、また国の消防大学校におきまして、消防団の幹部につきまして、それぞれ課程を設けて指導教育に当たっております。
○登坂委員 そういうお考えでありましたら、この常設消防団員並びに従来の消防団員に対する指導、訓練というような対策はいかがお考えでありましょうか、とにかくやはり消防についてわれわれ仄聞し、また普通の考えで地方の消防団員の内容を見てまいりますときに、義務として晴れやかな気持ちで火急に処するというような、いわゆるとうとい犠牲的精神によっていわゆる消防精神というものが流れ伝わっておるので、喜々として火急の場合
○早川国務大臣 これはなかなかむずかしい問題でござしまして、義勇消防団というものはほんとうに報いを求めないで奉仕していく——消防精神からずっと多年の伝統でできておるわけでございまして、実は退職補助金をお出しするということになったときにも、そういうことをいろいろ考えたわけでございます。
そういった面で、いわゆる訓練が足らない、それから戦後の功利主義の思想で、すべてとは申しませんけれども、新しい公共のために奉仕するというモラルがまだ確立しておらない人たちが多いわけでありまして、そういった面で、訓練の面、精神的な面で新しい消防精神というものを確立しなければならない時期が来るのではないか。
○辻武寿君 自発的に奉仕するのが、消防精神であるということをたてまえにとっているという時代ではなくて、もう求人難にきているのだし、もっと妥当な考え方をすべきだと思うのです。特に消防団員の殉職者賞じゅつ金ですが、これは最低五十万、最高百万、殉職者といえば命をかけたことになるわけです。
○辻武寿君 この間から非常勤消防団に対する処遇が低いということが問題になっておりますが、先ほど鈴木委員の質問に対して大臣が、自発的に、報酬を求めないのが消消防精神であるから低くてもいいのだというような答弁をなさったけれども、もしそういう精神で大臣がおられるならば、あと低いということを幾ら問題にしても質問する意味がなくなってしまうと思うのですが、これはほんとうに改定する意思というのが十分あるのかないのか
したがってわれわれとしては、この人たちは報酬を求めるためにやっておらないというこの崇高な消防精神、これは私は日本をささえる力だと思っておるわけでございます。したがって、この処遇という場合には、それに対する反対給付でお金をやるんだという気持ちであってはいけない。あくまでもそれは国なり社会全体が感謝するという気持ちでこの問題を考えなければ、せっかくの消防精神というものをスポイルするわけであります。
○前田(義)委員 中学校などでは生徒が自衛の消防クラブのようなものをつくって、そういうクラブによって常に消防精神といいますか、学校を守るという精神を、訓練をしておるところがたくさんあるようであります。