1947-07-11 第1回国会 参議院 本会議 第15号
弊害となります第一点は、消費者間における公平なる配給の原則を破るという点、これはその弊害の大なるものと見なければなりません。弊害の第三としては、供出を完了いたさない者が供出を完了した者の名を借りて自由販賣をする虞れがあるのでありまして、(拍手)この点は弊害の第二と認めなければなりません。
弊害となります第一点は、消費者間における公平なる配給の原則を破るという点、これはその弊害の大なるものと見なければなりません。弊害の第三としては、供出を完了いたさない者が供出を完了した者の名を借りて自由販賣をする虞れがあるのでありまして、(拍手)この点は弊害の第二と認めなければなりません。
若しそうなつて参りまして米が出廻るといたしまして、消費者が公然と米を買つてたらふく食える、こういうことが起るといたしますならば、これは極く少数の金のある人でございまして、決して全体の國民がこれによつて腹をふくらすことができないのであります。(拍手)この点につきまして西山君はなんらお触れになつておらないのでございます。
最近の首相の施政方針演説に対する質問や、その後の答弁において、又世上食糧問題をめぐり盛んに縦論横議されておるが、二言目には全農民があたかも食糧の隠匿をなし又横流しをしておるかのごとき言葉を聞くことでありますが、これは極く一部の農民を除いた大部分の農民に取りましては、その炎熱の時に大小麦の取入れから田植えと、人手の不足の時におきまして働き疲れておる農民に取り、消費者側から見た歪められた見解は誠に迷惑千万
○伊藤修君 私のお聽きするのは、結局消費者に流れるというのは結構なことですが、消費者に流れるという部面の外に、一般に闇で流れて行くという量が相当多数あるということは、我々常識上にも考えられるのですが、これを絶減するということができるかどうかということをお伺いしておるのです。已むを得んということは無責任だと思うのですが……
と申しますのは、一面特に最近におきまする主要食糧の状況が非常に思わしくことに對しまして、魚のもちます非常なる重要性というようなものを考えますと、相當これを大幅に引上げるということが考えられるのでありますが、また一面消費者の生活水準というようなものを考え併せますと、そう水産會でお考えになつておるほどの値段に上げることも、實際問題とすると非常にむずかしいのじやないかというふうに考えるのであります。
それからもう一つ伺いたいことは、同じ農林省の監督下、行政面において、販賣手數料は消費者が負擔すべきものであるか、生産者が負擔すべきものであるか。水産關係では生産者が負擔して、その販賣手數料は三分となつております。そのうち荷揚料が一分か一分五厘かかるそうであります。そうすると一分五厘程度で經營ができるかできないか、これはできないことははつきりしておる。ここにも經營面に無理がある。
一方は公定價格の十倍で賣つておるのだけれども、なおプラスそれを消費者が負擔しておるところに大きな矛盾があるのではないか。いわゆる消費生活する者が東京都においては戰災者復員者で充滿しておるために、野菜の問題も非常に大きな問題になる。
それから家計の調査のことについての御質問でありましたが、内閣統計局のあの家計調査、それから消費者價格調査というようなものは、これは今までは日本になかつた調査であります。初めてああいう一つの科学的な方法によりました調査でありまして、これは極めて実態を掴んでいる調査だろうと思います。
一例を申しまするならば、その結果といたしまして諸物價の昂騰を見ておりまするので、差当つて食糧緊急対策の要旨でありますところの米の供出外のものに対しましても、農村は諸物價の値上りにおきまして、到底出すような態勢にないのではないか、或いは消費者もこれを退藏をし、或いは諸物價に対しても、もう既にそういう現象が起つておるのでありまして、まことに御趣旨は結構でございまするが、そのいろいろな作文趣旨の関連を一つお
米の出廻り期において完全に國民に配給することによつて、消費者諸君が闇をやらないということまで政府が消費者に信用を得らるるならば、農村の供出というものも又うまく行くのでありまして、常にこの点は鶏が先であるか、卵が先であるか、闇が先であるか、欠配が先であるかというこの問題に至りましては、單に政府が遅配をなくするというこのことを断行して、國民からの信頼を得る、これが前提であると思う。
その後一般の食糧事情も窮迫して、うまくまいりませんので、結局大消費地等の消費者に對する供給の確保ということに重點をおきまして、出荷配給の改善をはかることが必要になつてまいりましたために、昭和二十二年の四月十六日から鮮魚介の配給統制規則を制定いたしまして、現在これによつて確保をはかつておる次第でございます。
この價格に彈力性をもたせるという點は、生産の實情を最もよく知つております漁民の代表、あるいは消費者の面からの要請もございますから、消費者の代表、それらによつて構成された民主的な諮問委員會等にかけて、價格の機動的な、生産消費の實情に即する彈力性のある運用をする御用意がないかどうかという點であります。 それから新しい鮮魚の統制におきまして、荷受機關が非常に濫立いたしております。
しこうしてこれをマル公價格によつて消費者へ配給するという制度をとらなければ、今日横行しておるやみは斷じて除けないのじやないかと實は考えておるのであります。今日の資材の配給状況は、いずれの業者もやみの品物を手に入れなければ、漁業ができないという實情に置かれているのであります。まことに遺憾にたえないのであります。
今囘これらの改正によりまして、大體國庫負擔を三億五千萬圓程度必要とするのでございますが、これらの財源につきましては、米麥等の食糧の消費者價格の關係を調整しまして、それから生れたところの金額をもつてこの財源にあてよう、こういう考えでおるのでございます。
只今我々は基準酒と申しまして、酒一升とビール六本、或いは燒酎等におきましては八合というような換算率を用いまして、そのアルコール度数或いは價格というような面から、それをうまく消費者に按配いたしまして配給しておるというような現状でございます。 又製造者におきましても、製造原價というものは可なり各地で違つておるのでございます。
第三に、臨時物資需給調整法によりまして、重要な物資は政府が直接購入切符で消費者に割当てることになり、酒類についても、指定配給物資としてこの方式を執ることになつておるのでありまするが、生産量の僅少な酒類につきましては、單に割当てるというだけでは多数の酒類製造業者から迅速に集荷し、これを適正な價格で以て全國各地に確実に配給することは困難と考えられるのであります。
消費者の協同組合組織、これこそ、やみも起らず、中間搾取も起らない。英國でも、スエーデンでも、ソヴイエトでも、成功しておるのであります。日本の官僚と営利業者がこれを阻害して、今日に至つておるのであります。 これよりも、ただちに急いで行わなければならないことは、マル公の利潤及び不用経費の圧縮こそ重大なのであります。これには、何事も書かれていない。
消費者價格調査は、これは昨年の七月一日から、内閣統計局で継続的に行つておるものでございまして、抽出調査としましては、一番新しい統計方法を用いたものでございますので、詳細については、これは内閣統計局で、御説明ができる数字であります。
しかし價格の点におきましては、あまりにも一般消費者の購買能力を無視しているのであります。一例をとつて申し上げますならば、マル公一貫目十五円五十銭のキャベツが…… 〔発言する者多し〕
また消費者の立場を守るためにつくられた荷受、配給のルートなどにしても、自由販賣と責任販賣との調和按配には充分考慮すべき餘地があると考えられるのであります。
かくして、われら國民も総力を結集し、食糧增産確保はもとより、特に生産者においては、進んで食糧の自主的供出の完了を果し、消費者は生活の改善をはかり、思い切つた消費現正を断行いたしまして、現下食糧危機突破の実をあげる覚悟を新たにいたさなければならぬと存じます。 以上私は、簡單でありますが、國民協同党を代表いたしまして、衷心より決議案に賛意を表する次第であります。(拍手)
この好意ある放出により、全國各地の消費者にして、遅配に次ぐ遅配にあえぎ、あすはおろか、きようただいま、口にすべきものさえない人々は、旱天に慈雨の惠みたるこの放出食糧に対し、涙を流しておしいただいたことでありましよう。特に食い盛りの、頑是なき多数の子供をもつ家庭の喜びは、果していかばかりであつたでありましよう。
われわれ國民は、この連合國の好意に対しても、まず現在應急の問題といたしましては、何としても國内において相互扶助、同胞愛に徹して、生産者と消費者との相互間における深い理解に立つて、足らざるうちにもなお供給し、乏しきに耐えつつ、食糧問題につきまして、國内におけるあらゆる手段を講じ、でき得る限り速やかに根本の食糧対策について確固たる政策を立てつつ、この連合國の好意に報ゆることが、日本國民の義務でなければならぬと
そうしてこれらの協定價格の設定には消費者代表、労働組合代表等に参加して戴きまして、これを市民の監視の下に決め、政府はその決定権と改訂権と監督権を行使すべきであろうと存じます。(拍手)本來資本主義経済下におきまして統制経済ということは殆んど不可能に近い位の困難な問題であります。統制は決して万能ではありません。これはむしろ資本主義社会におきまして一つの欠陷ともいうべきものであります。
(拍手)(「ノーノー」「そうだそうだ」と呼ぶ者あり)消費者に対しては食糧に対する節約の熱意を冷却せしめた。(拍手)(「本当だ」「ノーノー」と呼ぶ者あり)これが今日の食糧の緊迫せる事態に対して、決して責任のない問題でないとは言えない。(「勿論勿論」と呼ぶ者あり)(拍手)併し私は過去のこういう問題について、ここでその責任を云々しようとは思わないのである。
更に最も政府の御指摘せられるところでありまするが、全國民共に苦難と乏しきに堪ゆる同胞協力一致の精神を以て、生産者消費者を問わず、一列に一体に食糧消費の配給の凸凹を是正し、その品質の不公平を至急平均化することが、尚お且つ重要でなければならんと信ずるのであります。
すなわち生産者側には、増産及び供出につき一段の協力を求むること、また消費者側に対しては、從來の米食偏重を改め、食生活の改善、合理化を奬励すべきであると思うのであります。食糧窮迫のため、やみ市場の活動となり、また生産者、消費者との間に対立意識の激化を生じ、社会問題として、現にまことに憂うべき事象を呈しつつあるのであります。
なお、消費者の方面に関しましては、重要なる食糧に関しましては、食糧公團制度を設置いたしまして、これが横流れあるいはやみ等に関しまして、嚴にかくのごときことがないことを期するとともに、配給制度について改善をいたしたいと存じます。
それから末端の配給につきましては、これは今までのような、動きのつかない組織を使うに止めるということではございませんで、やはり自由登録制でありますとか、あるいは消費者の自由選択を尊重いたしまして、生活協同組合といつた自主的な組織の発達にまちまして、これらのものを使つていく考えでおります。
そのために一体國民がどれだけ迷惑しておるか、どれだけ手数をかけておるか、或いは自由販売にしたら一時高くなるだろう、高くなるだろうが何故これを自由販売にしないか、配給で以て腐らしたり、或いは枯れつ葉などを配給されておつて、消費者をそれを待つておるわけに行かない。行かないから従つてこれを闇で買わなければならんことになる。安本長官がいうことは現在の実情とは反対だ。