1948-07-02 第2回国会 衆議院 財政及び金融委員会 第53号
それから酒税、清凉飲料税、砂糖消費税、そうしたものを上げてはならない。これをあげるということは鉄道運賃との関連を考えてみましても、政府は大いに暴利をとつておる。タバコにおいてもそうだが、酒においても暴利をとつておる。これは税の形であるが國民の生活に響く影響は大きいのでありまして、こうした値上げをしてはならないという意味において値上げを認めない。 それから次に國税犯則取締法の問題であります。
それから酒税、清凉飲料税、砂糖消費税、そうしたものを上げてはならない。これをあげるということは鉄道運賃との関連を考えてみましても、政府は大いに暴利をとつておる。タバコにおいてもそうだが、酒においても暴利をとつておる。これは税の形であるが國民の生活に響く影響は大きいのでありまして、こうした値上げをしてはならないという意味において値上げを認めない。 それから次に國税犯則取締法の問題であります。
社会党は勤労大衆の政党であると称していながら、この砂糖消費税とか、清凉飲料税とか酒税とかあるいは物品税を承認されているのは、大衆の負担を増すという点において、勤労階級、労働大衆を圧迫するものであることを私は指摘せざるを得ないのであります。私は時間が過ぎましたので、ただその点を指摘して、私の討論にかえます。
四、地方財政確立のため、酒、消費税の地方税を徴收する。五、産業再建の基礎を培い、食糧増産の実をあぐるため、治山、治水、土地改良費その他公共事業費に二百億を増額する。六、軍公利子を計上する。七、農業及び中小工業金融確立のため、農林中央金庫及び商工中央金庫に対する出資を、それぞれ百億、五十億とするの法的措置を講ずる。
地方の財政が非常に窮乏を訴えておりますので、地方財政の緩和をはかりますために、酒の税の消費税を一割程度地方に委せることにいたしまする方針を立てまして、五十億程度の地方財源を見積つておるようなわけであります。
○田中(織)委員 あともう二点を一度にお尋ねいたしたいと思うのでありますが、一つは、これまた地方財政委員会において盛んに論議せられたのでありまするが、本議会への提案をみておりません酒、タバコ消費税の地方委譲の問題であります。この点現在の地方財政の財源といたしまして、これにかける期待が絶大なるものがあると思うのであります。
○後藤委員 私はこの機会に電気、ガスの消費税と入場税に関しまして、野溝國務大臣の御所見を伺いたいと思うのであります。今回設定されておりますところの電氣、ガス消費税の中で、二十一品目に対しては税を課さないということになつておるのでありますが、この点について私の考え方は、この課税をしない範困を撤廃して、全部に課税をされたい、こういう考え方であります。
○野溝國務大臣 第一の御質疑でございますが、酒、タバコの消費税の問題ですが、先般來委員会におきましても御質疑願つたおもなる点でございます。この酒、タバコの消費税につきましては、すでに地方財政委員会といたしましては決定をして政府に要望したのでございますが、遺憾ながら今回はこの地方財政委員会の要求は容れられるところとならなかつたのであります。
かようにいたしまして、減免すべき税目、あるいは税額等につきまして相談をいたしました結果、それでは増徴すべき、あるいは新たに徴收すべき点についてはどうかという点を考慮いたしたのでありますが、一般の空氣は酒、タバコ消費税というものを地方税として設定すべきであるという意見が非常に強かつたのであります。
それは地方財政委員会が地方財政の彈力性という見地かく強く主張をいたしました酒、たばこの消費税についてでありまするが、これはまだ現在関係の委員会でいろいろと論議が交されておるようでございます。
他方、酒税その他の間接税につき、最近の物価事情に即応するほか、財政需要に対処するため、相当の増徴を行うことといたしたのでありまして、これによる本年度予算額は、酒税四百五十七億七千六百万円、清涼飲料税十六億四千七百万円、砂糖消費税三億六千二百万円となるのであります。
○北村國務大臣 ごもつともな御質問でございまして、地方財政が困つておるなら酒、タバコの消費税を認めればよいじやないか。これは一應そうなるのでありますが、また住民税のお話がただいま出ましたのですが、これは私ども全体といたしまして、國民所得に対し昨年度は大体財政的の吸收が一八%であつた。今年は二二%くらいになつておる。
そういう立場から、もつともつと研究しなければならぬと思いますが、それらについては大藏大臣にお尋ねいたしますが、この際総理大臣に一つお伺いいたしたいと思いますのは、地方委員会側から酒、タバコの消費税というものを提案しております。これを委員会原案では酒、タバコの購入に際して、道府縣及び市町村に約その二割の消費税を課することにした。これが委員会の原案であります。
○野溝國務大臣 酒、タバコの消費税を地方へ委讓することについては、もちろんわれわれも賛成をしておるわけでございますが、現在の財政の收支上並びに制度の上から見て、一應この程度でやむを得ないだろうということになつたのであります。
また御答弁の中にも、非常にその点心から野溝國務大臣は心配されておるのでありますが、御答弁の裏表を考えてみますと、野溝大臣ももう少し彈力のあるものが欲しいと言われるときに、まず考えられますのが酒、タバコの消費税だと思いますが、野溝國務大臣も酒、タバコの消費税には御賛成でありますか。
○本間委員 ただいま大藏当局から酒、タバコの消費税の関係について、大体國の方で今日の経済事情から言つて最高限度までにらんで税率を決定したものであるから、さらに附加税としてこれをとることは困難だという意味の御答弁があつたのでありますが、これについては、私どもいろいろ意見があるわけでありますが、この点はまた分科会でこまかに伺うことにいたしまして、要するに先ほど古賀委員からも御指摘になつたのでありますが、
○野溝國務大臣 財政委員会といたしましては、御指摘になりました通り、非常に彈力のある税といたしまして、酒、タバコの消費税の新設を強く要望したことは、事実であります。しかしこの点は私よりむしろ大藏当局が來ておりますので、この際大藏当局からの答弁を願いたいと思います。
間接税の消費税の方は、お互いがタバコなり酒をがまんしようということならばそれでいきますから、ぜいたくしようとも、または自分が儉約しようとも、それは各自の信念でもあるのだが、この所得税だけは実際公平にやつていただかないと、國民の思想的または増産意欲の問題にも私は関係があると思う。
清凉飲料税及び砂糖消費税等を引上げておる点。こうしたことを一見してみて、これが大衆收奪の税制改革であることは否み得ない。事実が証明しているわけであります。これは非常に現在の日本民主化の線と反対の線をいつておる税制改革であると考えるわけでありますが、大臣におかれましては、こうした大衆收奪的な御傾向を是正される御意思があるかどうかということについてお尋ねしたいと思います。
酒、煙草の消費税に関しては、地方財政委員会においても、力を注いで最も自信を持つて主張しておつたように我々は聞いておるのであります。先程からお話しを聞きますというと、それは國が取るべきであつて、そうしてそれを還付税としてやるのが至当であつて、それを地方税として取る性質のものではない、こういう御主張のようであります。
そこで私が酒や煙草の消費税が國税に適するというのを、それを地方税として取る場合は、地方の自主的な課税権に基いて取らなければ、地方税としての本來の意味がないじやないか、ところが酒や煙草の消費税というものは、各地方々々府縣單位にいたしましても、町村單位にいたしましても同樣でありますけれども、その場合に各地方で自主的にばらばらに掛けることになりますと、どうしても税率に相違が出來ます。
然るに消費税というものはそういう性質がないので、だから國税として掛けるがいいのだ、それから私は酒や煙草の消費税を地方財政委員会で重要な財源にされておるということは、私御尤もと思つております。それから現在の地方税は大分部彈力性がない。それでインフレーシヨンによつて物價が騰貴したり、或いは名目の所得が上つても割合に自動的に上らない。
二、酒、タバコ消費税を中止したこと、委員会が融通性ある地方財源として熱心に希望した酒、タバコ消費税は、販賣價格の二割課税するとしても、二百四十億円程度徴收を見込まれていたのでありますが、政府はこれを認めなかつた。三、多額の地方公債の計上、そのため、地方財源に窮した政府は、約二百七十億円の地方債を承認し、地方財政を著しく不健全なものとした。
たとえば專賣のタバコとか酒とかいうものに対して比率的な地方税をかけるという問題は、すでに今日間接税の負担が國民に対して非常に重い上、さらに何百億に上る消費税をかけることは、國民の担税力その他に考えて、政府としてはこれ以上地方税をとることは不適当であると考えてこれを承認しなかつたのであります。
その安本調停案なるものが、大体内閣の意向を体して政府がこれを取入れたかつこうになつているらしいのであります、その内容は、われわれ財政委員会の主張しておりました酒、タバコ消費税二割を地方へ委讓することに反対でありまして、その総額は大体酒が五百円のときに二百四十二億円と踏んでおります。それを政府は八百円ないし九百円にいたしたようであります。その二割とすると三百二十億くらいになると思います。
何とかして地方の財政の自主化に役立つような税源を確立しなければならぬそれがためには酒、タバコの消費税であるとか、あるいは從來府縣税でありましたところの所得税附加税、これは從來はとつておつたわけでありますが、それらのものをもとに返してもらいたい、かような氣分が非常に強いのであります。
○荒木政府委員 酒、タバコ消費税につきましては、数次にわたつて懇談会等が行われまして論議いたされたのでございますが、要するに地方の財政も苦しいのでございますが、中央の財政も苦しい。
府縣に対してこれを配給いたしますれば、消費税は十分かけ得るのだと思うのであります。一方の方を見ますと、電氣税のようなものは、ただいまでは割当制でありまして、電氣の割当がずいぶんひどいのであります。これは私どもから言えば、大衆課税の中でも惡い性格をもつておるものじやないかと思うのであります。
○西郷政府委員 ただいまの中島委員の御質問には、先ほど國務大臣からもお答えしたのでありますが、ただいまの酒、タバコの消費税の問題につきましては、地方税といたしましては非常に彈力性のある税目でありますので、われわれとしてもそれを非常に期待しておつたのでありますが、今回大藏当局との折衝においても、タバコが專賣品である関係とか、いろいろの点においてどうしても妥結をみませんで、今回酒、タバコの消費税の実現は
○西郷政府委員 ただいま中島委員より重ねての御質問でありますが、酒、タバコの消費税の問題については、御説の通り、電氣税というものは大衆的な課税になりますので、われわれとしても、酒、タバコの消費税という方に重きをおいたのであります。先ほどまことに不完全な御答弁でありましたが、大藝当局とも折衝いたしましても、どうしても妥結をみませんで、今回酒、タバコの方の消費税は実現しなかつた。
従つて今國が地方に分與しないと言われております、たとえば酒、タバコの消費税のごときにつきましても、財政委員会としては一應地方にある部分を委讓するおうに私ども聞き及んでおりましたか、今回の予算画ではそういうものが出ていない。
この点ではわれわれはもちろんさような精神に基いて、特に今回の予算を編成する場合におきましても、分與してもらうという考え方よりは、この彈力のない地方の財政を確保するには、地方民に直結せるところの税源を委讓してもらうという建前で、財政委員会におきましては、入場税と酒、タバコの消費税としての新税を創設するということで、この二つを二大税源眼目として要望してまいつたのでございます。
特に私の方で考えておるのは、所得税附加税を大幅に地方に委讓してもらうか、酒、タバコの消費税としてこれを地方に委讓してもらうか、全部を委讓せよというのではありませんが、これがもし委讓できますならば、中央地方事の財政調整もよく割切れることができますし、地方の財政育成にもなりますし、特に六・三制の施設の問題、あるいは自治体警察に対する國家警察との紛議のような問題なども、あるいは公安委員に対する給與、施設の
たとえば酒の最終販賣小賣に対し、酒の消費税として賣上高の一割程度に該当するものを、市町村の新しい財源として、恒久性をもたせて與えるところのお考えはないか。またその他に何らかの方法をもつて、市町村の財政の安定をはからしむるところの施策がないか、かようなことについて、國務相の一應の御意見を承つておきたいのでございます。
これにはどうしても地方に財源を移譲してもらうことにしなければ、賄つていくことができないということから考えまして、特に入場税と酒・タバコの消費税、入場税約七十何億、酒・タバコの税金は二百四、五十億、この財源を地方へよこしてもらいたい、そうするならば今申し上げましたような六・三制の教育施設の問題、あるいは自治警察の問題、公共事業等に対する裏づけの問題等を賄つていくからということで案を出したのでございますが
たとえば取引高税、あるいは消費税、間接税の相当の増徴をはかつて、歳出に合うような歳入をつくり上げている。これはいろいろな面からいたしまして、物價騰貴に影響する歳入政策でありまして、これも中間安定の方策から見ましても、非常に遺憾な予算の組立て方であると言わざるを得ないと思うのであります。それから実質的な健全財政でないことは、特別会計、地方財政を含みまして、約八百七十五億円の赤字がある。
而もこの増收の大部分が消費税、流通税部門から賄われる。即ち大衆課税的な税法改正によつて充されるということでありますから、大衆の負担増加は著しいものがあると考えられるのであります。更にこの内容に立至つて行きますと、物品税の改正の中において奢侈品の税率を引上げ、生活必需品の税率を引上げるというふうな点が見受けられます。
そうしてそれを改めて別の方法によつて、即ち消費税の増徴、取引高税の新設というようなことによつて、小額所得者、動労消費大衆からこれを徴收しようというふうに考えられておるのではないかというふうにも考えられ得るのであります。 次に法人税法の一部を改正するという法案についての私見を同じく二つ申上げたいと思います。
そこで万やむを得ずして、酒、タバコの消費税二割を要求いたしたのであります。われわれは國の財政の均衡も考えなければならぬ。いかにすれば國の財政がよくなるかということも考えました。また税の改正のことも考えてみたのであります。かりに酒にいたしますれば、米で造石することを全部やめて芋燒酎あるいはその他の澱粉で燒酎をこしらえる、これでがまんする。これは相当の額が税の上に現われてきます。
この間接消費税というものを中心にするということは、これは資本主義の発達から言いますと、実はフアシズムの財政におきまして、最も特徴的な税金のとり方であります。今これがますます殖えつつあるということは、これははなはだ特徴的であります。今度所得税の免税点を引上げ、また所得税の税率の方も若干緩和した。こういうようなことが一應理由になりまして、その穴埋めを間接消費税でもつて賄う。