2000-05-18 第147回国会 参議院 地方行政・警察委員会 第11号
平成十二年度で一兆三千億円もの資金が財政力の弱い市町村を中心に融資される予定になっているわけですけれども、これが廃止されるということになると安定した資金調達資源を失うわけでありまして、地方債の消化難あるいは調達コストの上昇の可能性もある。特に小規模な市町村では大変不安になっておるわけですね。 これに対して自治省としてどのように対応をなさるのか、それをお伺いいたしたいと思います。
平成十二年度で一兆三千億円もの資金が財政力の弱い市町村を中心に融資される予定になっているわけですけれども、これが廃止されるということになると安定した資金調達資源を失うわけでありまして、地方債の消化難あるいは調達コストの上昇の可能性もある。特に小規模な市町村では大変不安になっておるわけですね。 これに対して自治省としてどのように対応をなさるのか、それをお伺いいたしたいと思います。
財投債を資金源とした財政融資資金が国債を保有するということは、いわば国債で国債を保有するような形になるわけで、どうも姿としては大変異常な感じがするわけですけれども、結局、財投債を含めた大量の国債発行というふうになっていきますので、深刻な消化難問題を引き起こすと思います。今いろいろ説明がありましたが、その結果、長期金利の上昇、こういう可能性も出てきます。
確かに、八一年にありましたレーガン減税、これは鳴り物入りでトラスチックに行われたわけでありますけれども、その結果もたらされた財政の悪化、それから長期金利の高騰に伴う国債の消化難とかいろいろな問題が起こりまして、そしてついにはアメリカの双子の赤字として、レーガンが八八年に退陣するときには悪評さくさくということで退陣をせざるを得なかったということは一つの現実であります。
七五年に赤字国債の発行が始まって以来、これは大量発行時代に入って、その中で国債の消化難、市場での価格暴落などが起こっていろいろな苦労をされてきましたね。それで、発行条件の緩和など銀行、証券を中心としたシンジケート団の要求に応じてくるという、こういう経過がありました。
○福間知之君 大蔵省にちょっとお聞きをしたいんですが、NTT融資の問題で、これは結論的に言うと非常に消化難を起こしているというふうに見られるんですけれども、売却収入を活用したいわゆる無利子融資制度のうちで民活向けは六十二年度中に約二十五件、予算額の一二%に当たる七十億程度にとどまっておりまして、結局五百億円以上を使い残す見通しだと言われております。こういうふうな事態になったその理由は一体何か。
さらに、この問題は国債の市場消化難という発行市場の制約を考えた苦肉の策とはいえ、実質的な赤字国債と同じものでございます。それによって仮に五十九年度赤字国債脱却の公約を果たし得たとしても、それは表面上のことであって、実質的な財政再建につながるものではないと、私はそう読み取るのが財政法の精神であろうと思う。大臣のさらにしかとした答弁をお伺いしたい。
建設公債の発行について御質問がありましたが、建設公債もやはり公債でありますから、将来の国債費の増大の問題、国債追加に伴う消化難の問題、さらには民間資金の圧迫の問題などなど、いろいろと考えてみなくてはならない要素がございますことは御承知のとおりであります。今後慎重に検討してみる必要があろうかと存じます。
そこで私は、現在の財政状況を見まして大変心配なのは、いろんな前の議事録を、当委員会の長年の議事録見さしてもらいましたら、一つ心配が出てまいりましたのが、去年の九月の六日毎日新聞だったと思うんですが、国債消化難打開のために国債の日銀引き受けという問題が出ておりまして、大変私はショッキングに感じたんですが、それで、そういう立場から議事録を、ずっといままでの議論を見さしてもらいましたら、いつも財政法の第五条
大臣、昨年九月六日、ある新聞に「国債消化難打開へ日銀直接引き受け」という非常にショッキングな記事が出ております。これが大阪版で、これが東京版なんです。これはちょうど三カ月間休債せざるを得なかったというときに、大蔵省が来年度実施を検討しておるというようなかっこうで出たわけですね。
マルクが大分安くなって困っているようでございますが、日本の場合にもどうも円安の問題が生まれたり外資が流出をする、輸入物価の上昇にはね返ってくる、あるいは国債の消化難という形で現実に事態が生まれつつある。というのは、五月に発行いたしました中期債の場合には、落札の価格を見てみますと八・七二五%でございますから、十年の長期債の応募者利回りよりも一%も高い、そういうようなことでしか売れなかった。
しかし、この問題につきまして私は一つ異論があるのは、要するに昨年末いわゆる市場の状況を無視した政策的な条件改定というものを行った、これは大臣御承知かどうか知りませんが、これが国債発行の消化難に拍車をかけ、国債に対する信頼感を著しく傷つけてきたということも事実であります。この発行条件の実勢化というものはまだまだ不十分ではないか、こういうふうに私は思っております。
したがって、そのときどきのニーズに応じて、まさに適時適切に弾力的に対応しなければならぬという原則のもとに今日まで来たにもかかわらず、現実、消化難等々の言葉によって表現されるように、国債消化が大変な重大なところに立ち至っておるではないかという認識は、私もひとしくするところであります。
次に、国債管理政策について申し上げますけれども、大変大量の国債発行で消化難の問題が起きておるわけですけれども、五十五年度に政府は前年度当初比一兆円の発行減額、資金運用部の新規発行債引き受け一兆円増額等の対策がとられております。しかし、発行額も五十四年度実績見込みに比較をしますと五十五年度は相当の増発となります。
水をかけるということと、それから国際収支の悪化に対して、当面できるだけの措置を講じるという二つの観点から言いまして、この措置は当然の適切なやむを得ない措置であったと思うのでございますし、また、この高金利状態は、日本の国内だけではどうにもならないような国際的な要因によって生じている面もあるわけでございますが、一方では、このことによりまして国際価格の暴落が生じ、金利の天井感が出てくるまでは、常に国際の消化難
○多田省吾君 昭和五十五年度の国債発行を前にいたしまして、特に三月は国債の消化難あるいは国債市場の低迷ということで大変などろ沼化したわけでございます。そして、二度にわたる日銀の公定歩合の引き上げ、あるいは国債整理基金の買い支え等によって何とかお茶を濁した。
しかし、今後やはりOPECの原油値上げの問題とか、あるいは日本のいわゆるイランに対する制裁の問題とか、日本における物価上昇の問題、あるいは今回審議をしておりますこの国債消化難、こういった問題がこれから大いに絡んでまいりますので、私はまだまだ為替相場におきましても安心できない、このようにも思うわけでございます。それに対して、国際経済全般について大蔵大臣はどういうお考えを持っておられますか。
また国債の市中消化難は、本質的には政府の国債の発行条件が市場の実勢とかけ離れているところにありますが、これに対する政府の対応策がいわゆる日本型の国債管理政策の域を一歩も出ず、国債発行に関する諸問題をより複雑化し、問題解決を後回しに、国民の損失を拡大しております。
加えて五十四年度に消化難打開の切り札として登場した二兆七千億円の中期国債は、補正予算で一兆五千億も減額されながら、年度末において千六百億円がなお消化難に陥り、結局これらは資金運用部が引き受けて帳尻りを合わせることとなっているのであります。
私は、一昨日の当委員会におきまして、財政特例法案の審議に際しまして今日の国債価格の暴落あるいは消化難の問題、国債を保有する金融機関の評価損の問題に触れまして、もはや今日の政府のとっております国債管理政策が破綻をしているのではないか、こういう点を指摘をし、発行条件の改善の問題、公募入札の拡充あるいは発行方式、銘柄の多様化等々の問題につきまして国債管理政策の抜本的な改善を求めたわけであります。
加えて、銀行等の国債所有金融機関の評価損がふくらむ一方、都銀等では預金増以上の国債を引き受けている状況にあり、国債の消化難はますます混迷の度を深めております。国債の消化だけに重点を置いてきた政府の国債政策は、第一段階である消化の段階で大きな行き詰まりを生じているのであります。
大量発行によるその消化難、こういうのがこれは心配されるわけでありますが、昭和五十五年度十四兆二千七百億円という巨額な国債消化については、関係各界では消化困難という声が非常に強いのでありますが、大臣いかがですか。