1954-05-07 第19回国会 参議院 水産委員会 第22号
只今申上げました通り、内地におきまする海苔の生産増殖並びに海苔生産業者の経営の安定向上等ということにおいて、水産庁といたしましては従前においても及ばずながら努力をいたしておつたのでありますが、今後もこれについてできるだけの施策を講じて参らなければならんという基本方針に変りはないのであります。
只今申上げました通り、内地におきまする海苔の生産増殖並びに海苔生産業者の経営の安定向上等ということにおいて、水産庁といたしましては従前においても及ばずながら努力をいたしておつたのでありますが、今後もこれについてできるだけの施策を講じて参らなければならんという基本方針に変りはないのであります。
その場合に過去において実績を持つておつた人々の要求等もあるらしく思いますので、その基本原則を貫いて行かれる……国内の零細海苔生産業者を育成して、将来国内需給を達成するようなことに持つて行くためにも、この際何らかの意思表示をしておくということが、当局が仕事をするのには非常に……、仕事といいますか、今後の案を立てて行くのには非常に裨益することになると、こう理解いたしますので、別段横車を押すわけではありませんが
要するに水産庁の立場といたしましては、内地の海苔生産業者に対する影響ということも十分考えなければいけませんし、同時に又日韓の現在の漁業交渉の段階、十分その辺の睨み合いも検討して見なければならんのじやないかと端的に思うのであります。そういう観点からいたしまして、目下この問題は慎重考慮中であるということであります。