1972-06-09 第68回国会 衆議院 建設委員会 第24号
その場合には、当然南房総の海津地帯、九十九里は、運輸省が計画をし、あらゆるところで計画をして、いま日本一の観光レクリエーションセンターにしようとしている。そういう大数計算が、有料道路をどう使うのか、何も積算していないんじゃないですか。そういう抽象的なことで道路問題が解決するわけはない。
その場合には、当然南房総の海津地帯、九十九里は、運輸省が計画をし、あらゆるところで計画をして、いま日本一の観光レクリエーションセンターにしようとしている。そういう大数計算が、有料道路をどう使うのか、何も積算していないんじゃないですか。そういう抽象的なことで道路問題が解決するわけはない。
しかも海津地帯に行けば半農半漁地帯であり、また山間部に行けば、ある程度の里山を持ってささやかな農業をやるという姿である。そうなってくると、今農業構造改善事業として進めるものと、林業の経営改善で進めておるところの計画、あるいは沿岸漁業で進めておるところの沿岸漁業振興実施県という形で具体的にすべり出しておる計画がばらばらであってはいかぬのじゃないか。
問題はいろいろございますが、中でも、今度の農業基本法案の中でも扱い、あるいは先般廃案になりました果樹振興法案、このたびまた新しく提案されるはずでございますが、今後の成長作物であるといっておる果樹等の扱い方にしても、私どもが実際見て参りました北陸地帯はどちらかといいますならば、従来、米単作地帯で、果樹の大経営地帯は少ないのでありますが、それでも石川県の海津地帯を初めといたしまして、福井県、富山県に相当果樹地帯
それから愛知県も、御承知の通りに、非常に大きな被害を受けまして、これは、県下一円にわたりまして災害救助法が全地区にわたって発令されたというような状態でございまして、ここに書いてあります通りに、おもな河川は新川、庄内川、山崎川、大江川、豊川、鍋田川、海津地帯は海部海岸、南陽海岸、それから上野横須賀海岸、半田武豊海岸、松原海岸、こういう海岸地帯においては非常な被害を受けてございます。