1978-04-28 第84回国会 参議院 本会議 第19号
政府といたしましては、もとより海洋漁業資源の保存増大のための規制措置を遵守する、これはもうもちろんでありまするけれども、わが国の伝統的な漁業の維持継続につきましては今後とも努力をしてまいると同時に、やっぱりこれからの大きな漁業政策の目標は二百海里内の漁業の整備拡大である、このように考えておりまするので、その面につきましては格段の努力をしてまいりたい、このように考える次第でございます。
政府といたしましては、もとより海洋漁業資源の保存増大のための規制措置を遵守する、これはもうもちろんでありまするけれども、わが国の伝統的な漁業の維持継続につきましては今後とも努力をしてまいると同時に、やっぱりこれからの大きな漁業政策の目標は二百海里内の漁業の整備拡大である、このように考えておりまするので、その面につきましては格段の努力をしてまいりたい、このように考える次第でございます。
○鈴木国務大臣 海洋漁業資源が年々枯渇の傾向にある。これは漁獲努力が強化されてきたということもございましょうし、あるいは環境が壊されてきた、こういう公害問題その他の関係もございます。あるいは漁場の荒廃等も拍車をかけておるわけでございます。
今日、たとえばソ連では、海洋漁業資源の調査に大きな力を入れまして、わが国の三千トンに比べて、約三十万トンの調査船を持つといいますが、ソ連は、この船をもって各国に資源の調査に協力するとともに、ソ連にも漁獲を認めるよう働きかけていると言われております。アメリカは、軍艦を通してくれるならば領海二百海里を認めようと言っておるともいわれ、中国は、二百海里を主張する開発途上国に協調する方向にあります。
その方向づけというものはやはり科学技術庁が中心になって、私の個人の見解でいえば、海洋漁業資源というものをいかにして増殖するかという問題と、それから海底資源をどうやって採掘をして開発していくかという問題、この二つにしぼって、あとは付属的に潜水医学とかいろいろな問題があるけれども、この二つにしぼった形で技術センターをつくるという構想は私は非常にいいと思うのです。